• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 2件
  • 時価総額をめぐる戦い

    2021-03-03 01:22  

     上場企業は様々な経営課題と戦っている。 基本的な主たる戦いはどうやって業績を向上させるかだが、それは株主(オーナー経営の場合は自らの資産に反映される)に報いるためであり、これから投資してくれる投資家を導くためでもある。 業績は単に表に出る売上や利益といった数字だけでなく未来に向けた布石(=投資)も含んでいる。業績向上の結果として株価は変動を見せる。 ネガティブな評価がなされたり、ポジティブな評価がなされたりと四半期ごとの業績が株価変動の源泉となり株主にとっては悲喜こもごもの結果につながる。 株価が変動するということでその結果、時価総額も変動することになるのは自明のこと。 現在の日本最大の時価総額企業は26.4兆円の世界最大の自動車メーカー、トヨタ(7203)だが、日本最大の時価総額と言っても米国には更に上をいくEVメーカー、テスラが存在しトヨタのはるか上をいく時価総額(80兆円)となっ
  • 滞留資金

    2020-09-07 17:07  
     安倍首相の突然の辞任表明には驚きました。体調不良のニュースは広がっていましたが直ぐに辞任する程とは予想出来ませんでした。 このメルマガでも随分と安倍政権の悪口を書いてきましたが、各省庁トップの人事権も握り、歴代最強とまで言われた政権でも改革が進まないほど既得権の壁が厚いことを認識させてくれた政権でもありました。 安倍首相には治療に専念していただくことで、療養中は客観的に政治を見ることが出来る良い機会となりそうです。 そして既に派閥間の人事抗争が始まっているようです。 公職選挙法違反で逮捕・起訴された河井夫妻に選挙資金を提供した(実質的な主導者?)二階幹事長(土建王国和歌山のドン、81歳)が実権を握り続けるようですが、このような老害政治構造が国民(特に若年層)の将来を暗いものにしていると感じます。 一方の野党は依然として心許ない(全く頼れない)レベルですので、暫くは蚊帳の外でしょうか(苦笑