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沈黙期間という悪弊
2014-12-02 22:46上場した会社がアナリストに対して自社の決算内容を説明するのはごく当たり前のことですが、企業は決算発表を四半期ごとに行っているため、その発表前には沈黙期間を設けてアナリストをシャットアウトします。 株価の状況がどうであってもこの沈黙期間は堂々と適用されます。上場してかなりの時間がたっている企業ならともかく、上場後間もない知名度のない企業までもが、そうした対応でアナリストに会おうとしないのは問題です。 オウチーノ(6084)という会社は2013年12月にマザーズに上場した企業です。株価は上場(公募価格3500円で13万株発行)後に9550円ま で上昇しましたが、そこからあれよあれよという間に2000円割れまで下落してしまいました。今期決算の赤字転落が背景になっています。 私は株価が下落している同社に一度取材を試みましたが、沈黙期間に入ったということで担当者から取材拒否を受けたことがありま
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