• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 10件
  • 不正融資の残滓

    2019-02-18 14:46  
     昨年9月、スルガ銀行の不動産融資の件で「まだまだ他行でも不正融資が出てきそう」と書きましたが、不正融資もさることながら、悪質不動産業者による様々な手口も露わになってきています。  TATERUに続きレオパレス21にも呆れました。  大手から中小まで荒みきった不動産業界。これほど遵法意識と倫理観を失っている業界は他に見当たりません。大きな金が動く「当たれば儲かる」業界ですから、金のために良識を失っていくのでしょう。  業界関係者が相談に来る場合も、「危なっかしく」そして「美味しそうな」案件が多いのですが、冷静に調査・分析すると「本当に儲かるの?」「止めた方が良いのでは?」と断る案件が多いです。兎に角、人の金(他人の褌、他人のリスク)を使ってひと儲けしたい、当たれば数年は悠々自適・・・と言うブローカー話が本当に多いです。  先日は不良債権への分類増加に困っている地銀から債権買取りを進めてい
  • 銀行の行方

    2018-12-02 16:03  

     まずは最近ニュースが増えている消費増税対策。  増税対策と言う名の選挙用バラマキ策が次から次へと出てきます。2%の増税に対して5%の還元策って何だろか?と・・・いよいよ意味不明です。  景気が好調でも補正予算を組み続け、少子化対策で始まった授業料無償化が大学にも広がり、無意味な軽減税率で混乱を招き、そして個人消費に対して5%の還元策(票田=地方後援会支援策)まで出てきました。これでは結果として減税策になり、富裕層優遇にもなってしまいます(呆)。  この時とばかりに、後援会員向けの選挙対策用バラマキしかゴキブリの頭には無いようです。票さえ取れれば、あとは野となれ山となれ・・・(^^;)  前回の増税延期時には、少子化や中国の景気減速などを「国難!」とまで言い切って延期を決めたのに、「選挙対策用」でしたから選挙が済めばこれと言った改革案など出るはずもありません。野党にしても対案を出してく
  • 銀行のサラ金ビジネス その3

    2017-12-04 23:00  

     また北朝鮮によるミサイル発射があったようですが金融市場への反応は限られました。国際社会の警告を無視した(無謀としか言いようの無い)軍事行動に対する反応が希薄になりつつあることに驚きます。  これがもし、欧州の(ロシア寄りの)どこかの国が地中海か北大西洋に向けて弾道ミサイルを発射したら大騒ぎになることでしょう。常識的に言えば、欧州諸国からは韓国は大変な状況に見えるでしょうし、日本の再軍備への議論が何時起きても可笑しくない状況と考えるのではないでしょうか?  毎度毎度「断固たる・・・」と言うコメントだけで収まってしまう不思議。アメリカ軍が居るから?・・・自分達で国を守ろうという意思の無い国をアメリカが自国民の命を危険に晒してまで救おうとするのか?有り得ません。  平和ボケの一言で済ませてしまえる事なのか?または見たくないものから眼を背けようとする人間の性なのか?いずれにしても国政トップが
  • 銀行のサラ金ビジネス

    2016-09-10 00:38  
     ちょうど2か月前、円ドル為替は6日連続の円高となり7月8日には瞬間的に100円/ドルを超えた後、20日までの僅か8営業日で107円(7%安)まで売られました。この間に日経平均株価は11%も上昇しました。  それまで6月下旬からの1か月間は指数が乱高下するだけの(寒々しい)博打相場でしたが、その後は為替動向と株価指数の連動性が落ちていることが分かります。  まさに日銀がETF増額を発表した以降です。  評判の悪い日銀のETF買付策ですが、少なくとも今のところは投機ファンドによる相場操縦を抑え込むことに成功しているようです。ただその一方で失われたものも大きく、長い効果を期待する(正常な)オペレーションとは言えないのでしょう。  まだ暫くはファンドのポジション調整による売買が続きそうですが、米大統領選の行方が見えてくる10月に入れば徐々に物色の方向性が見えてくるのではないでしょうか。  さて
  • 日本の銀行ビジネス

    2016-05-06 16:09  
    初めに。相変わらず日本のメディアはその低質性をまき散らしています。  上からの命令なのでしょうが、どの民放も似たような震災映像のレポートばかりで(大変だ、大変だと騒ぐだけで)他にニュースは無いのか?と、毎度ウンザリします。  ネットの書き込みには、視聴率を取れそうな映像を求めて立ち入り禁止区域に入り込み嫌がる被災者を映したりインタビューを試みたりと、救助や被災者の生活に障害となる行為にまで及んでいると書いてあります。  これらが本当なら、立ち入り禁止区域に侵入したレポーターは棒で叩いて良い…くらいの法律でも作らない限り止まらないのでしょうか。この体たらくの責任 も電波利権にしがみ付く総務省と関連(利権)団体にあります。これを書きはじめるとキリがなく読者の皆様に怒られそうですので…済みません(^^;)  ところで今年の日銀の金融政策について予想していたところでは、まずは0.1%だった当座金利
  • 急落中の高配当利回りの主力銀行株は買いか

    2016-02-18 13:49  
    東証1部の平均PERは13.7倍としても全体市場には恐ろしいほど低PER、低PBR、高配当利回り水準に放置されてしまった銘柄が散見されます。  もともと万年割安株として放置されてきた銘柄もあれば、業績の下方修正の可能性を先取りしたもの、流動性に難があり換金売りで一時的にしろ売り込まれている銘柄など様々ですが上場3600社の多くは右肩下がりの展開となる中で3月期決算の達成に邁進している筈。  前提となる為替相場を1ドル=120円としてきた輸出企業は現実の為替相場が一気に110円台まで円高になり、これが定着するとなれば業績の下方修正を余儀なくされることになります。  円安メリットから円高デメリットを受ける企業の下方修正の嵐が今後想定されることになります。  問題はこれがいつまで続くのか、落ち着く局面はやってくるのかということになります。  全面安から内需型企業の上昇と輸出型企業の下落が混在する
  • 日銀の追加緩和

    2016-02-09 21:54  
    日銀の追加緩和によりマイナス金利を導入された。  要人発言と足元の経済指標を受け、米国の利上げピッチの鈍化がドル安につながり、円安が進んだことから日銀緩和の円安効果が帳消しとなった。  黒田総裁はマイナス金利幅を拡大する政策を否定していないため、長い期間で見ると日米の金利が拡大により、為替の円高方向のネットとしてワークすると考えている。  個別株は過去2回の緩和時と同様に不動産株が上昇したが、銀行株や保険株がマイナス金利導入により、日本国債での運用が事実的に困難になることが嫌気された。  銀行は貸し出しができない部分は債券のトレーディング益で収益を確保している。  マイナス金利により、国内債での収益が見込めなくなることから今後の業績不安から売り込まれた。  一部程度は米債中心の外債での運用となろうが、国内の円での預金を外国債で運用するにはリスクがあるため運用量は限られよう。  保険会社も同
  • 『証券会社』と『銀行』は信じるな

    2015-07-02 14:27  
    先日、吉野直行アジア開発銀行研究所所長のお話を聞く機会がありました。  吉野所長は、実は私の大学時代の研究室の恩師でもあります。  その中で、一つ大変興味深い話がありました。  詳細は、これから発売される「金融財政事情」に寄稿されるという話でしたので私も論文自体は読んでいないのですが、日本の個人投資家と金融機関の関係性についての話です。  吉野先生と青山先生の共同研究によると、 1.ここ○年の投資信託による運用リターンは40.70%になっている 2.個人投資家の投資信託の平均保有期間は1.8年 3.運用リターンの40.70%の取り分は、  個人投資家            1.50%  販売手数料(銀行や証券会社)  25.29%  信託報酬(運用会社と販売会社) 13.91% で、個人投資家が運用の恩恵を全く受けていないこと が明らかになったそうです。  一方で同じ期間中に投資信託を一度
  • 改革を急ぐべき

    2014-05-16 16:19  
    先日は少しだけ厚労省(巨大腐敗省)のことに触れました。  余談ですが、ここ数年増えていて気になるのが明るい看板を掲げた整骨院でしょうか。話しをまとめると、肩こりや軽い腰痛程度の場合には通常であればマッ サージを施してくれる肩モミ屋さんや鍼灸院、エステ店などに行く訳ですが、「肩が凝っているので」と言って訪れた客(患者?)に対し、チェーン展開してい る整骨院の中には保険適用を受ける為に症状を色々とカルテに書き込んだうえで施術をする施設が増えています。保険が適用されれば患者側としても安く済みま すし。  私の場合にはカルテへの署名後に、広間に5~6床並んだベッドの一つにうつ伏せになり電磁式のマッサージ器具を腰に充てられ15分程してから、廻ってき た先生?が10分弱ほど(ちょっと痛い)マッサージをして終わりました。受付から全て通して正味30分ちょっとで済み、支払いは1,500円でした。保険 適用で
  • スイスのプライベートバンクから学ぶ資産管理のあり方 vol2

    2013-08-19 15:50  
    こんにちは。株式会社ZUUの冨田和成です。  前回もお伝えしましたが、職業柄、海外の金融機関(ヘッジファンドやプライベートバンク等)のオフィスへの視察・訪問には出かける機会がございます。  そこで前回の記事では、海外金融機関の富裕層向けサービスをご理解頂くことで、良い金融機関を選ぶ参考にして頂こうと、出張や視察の機会に学んできた各スイス系金融機関の顧客アプローチについてお伝えしました。  今回の記事では、以前スイスのチューリッヒのUBS本社を訪問し、UBS、クレディスイス、ジュリアスベアを始めプライベートバンクに携わるバンカー、マネジメント、アセットマネージャーなどから話を伺う機会がありましたので、そのまとめをお届けしたいと思います。○UBSについて  UBSはスイスに本拠を置く世界有数規模のユニバーサルバンクであり、外資系金融機関として国内でも有名です。 (ユニバーサルバンクは商業銀行業