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書評:銃・病原菌・鉄(上)
2019-03-30 02:17書評:銃・病原菌・鉄(上) 1万3000年にわたる人類史の謎 ジャレット・ダイヤモンド著、草思社 https://amzn.to/2OpVtpu 大航海時代以降、欧米が繁栄し、アジアやアフリカなどの人々を植民地化し蹂躙したのは偶然か?必然か? 本書では、欧米人が現在の世界を支配しているのはタイトルの三つが直接的な原因だと考えているようだが、それは(下)で議論が展開される模様だ。 (上)ではその三つの直接的原因の遠因について議論が展開される。 基本的には 1)人類がどのように余剰生産を生み出し、それを活用したのか? 2)余剰生産を生み出すための、栽培化、家畜化は、世界のそれぞれの地域でどのように発展したのか 3)後年、南米大陸で、自らの肉体を細菌兵器化し、アステカ人をほぼ全滅させたスペイン人をはじめとするヨーロッパ人は、どのように免疫を獲得したのか? に関する議論を展開し
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