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株の玉手箱 アフターコロナで、逼迫した人手不足に注目
2021-12-17 11:28
足元の日本市場はオミクロン株への過度な懸念が後退し、急落前の水準を目指す動きへと変化してきています。 今回はそんな中から、逼迫した人手不足で注目の銘柄を紹介します。■クイック(4318)[東証一部]【事業紹介】 『人材紹介事業』および『リクルーティング事業』が主力。人材紹介はエンジニア、看護師等の専門職に強みを持つ。子会社で人事に特化した『日本の人事部』サイトも運営。リクルートHD系の媒体を主力としており、情報出版の事業展開も行っている。【業績】 10月29日に発表した決算では、22年3月期2Q累計の連結経常利益は前年同期比32.1%増の26.8億円に拡大し、従来予想の22.9億円を上回って着地した。 全てのセグメントが好調に推移している。 人材サービス事業では、建設関連職種や製薬関連職種、各種エンジニア等を対象とした特定領域の人材紹介、看護師紹介が順調に拡大し、同セグメントの売上高は -
株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.25
2021-11-25 01:34
~相場の観測~【日経平均株価(週足)】=戻りを試す経過=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/14557 前回の「反動高へ」(記:21/10/15)は、以下のように述べた。「2月高値(Q)を更新し30,670円(9/14)を高値に安値(T)27,528円と急反落したあと29,068円(10/15)と値を戻している。また、反動高からリズムの発生(未確認)で値戻しにつながり、高値(S)30,670円を試す経過となっている。」とした。 実際には、安値(T)27,528円からの反動は、29,794円(11/4)と上伸している。 よって、高値(S)30,670円を試す経過となっている。ただ、エネルギーの回復がポイントとなる。【日経平均株価2021(日足)】=戻りを試す経過 基調の維持に留意=※チャートを用い -
株の玉手箱 経済活動再開による人手不足対策関連
2021-11-08 13:12
ワクチン進展で経済活動再開、人手不足感は上昇傾向にあります。 本日は私がチェックしている人手不足対策に関連がある銘柄を紹介します。■夢真ビーネックスグループ(2154) [東証一部]■●事業紹介 製造業向けの技術者派遣会社で自動車関連や電機メーカーに強みを持つ。 メーカーの研究開発、設計、生産技術などの技術分野に対する派遣・請負・委託の事業を領域としている。 人材派遣の派遣料金は、派遣社員の賃金や社会保険料などが大半を占める。 その他、会社運営費を差し引いた残りが利益となる。●領域毎の戦略『機電・IT』 IT領域はITエンジニア(ミドルレベル)を目指した未経験者の育成し、機電領域はEV(エンジニアバリュー)モデルの確立によるスキルUP・単価UPを目指す。『建設』 国内最大手の地位をより強固にすべく、エンジニアのLTV最大化(長期就業促進)、顧客との長期関係の深化をはかる。『製造』 製造 -
株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.24
2021-10-26 00:47
~相場の観測~【日経平均株価(週足)】=反動高へ=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/14330 前回の「先高示唆」(記:21/9/10)は、以下のように述べた。「8月20日には27,013円と安値に進んだあと切り返し、上値抵抗をクリアして急伸した。3週続伸で30,381円と上げ幅も拡大し、2月高値30,467円に迫った。高値更新で先高が示唆される経過となっている。」
とした。 実際には、2月高値(Q)を更新し30,670円(9/14)を高値に安値27,528円と急反落したあと29,068円(10/15)と値を戻している。 よって、反動高からリズムの発生(未確認)で値戻しにつながり、高値(S)30,670円を試す経過となっている。【日経平均株価2021(日足)】=反動高もリズムの形成が必要=※チ -
株の玉手箱 売られすぎた好業績銘柄に注目
2021-10-11 15:36
全体相場の下落の影響を受け、売られすぎたと見る好業績銘柄を紹介します。●タムロン(7740) [東証一部]●■事業紹介・強み 同社は1950年11月に写真機・双眼鏡レンズの加工事業を埼玉県浦和市に『泰成光学機器製作所』として創業。 レンズ専業大手で一眼レフ用交換レンズで世界的。監視カメラ用を強化しており、タムロンブランドで展開するカメラのレンズメーカー。世界シェアはトップクラスでありOEMも手掛ける。ドローン向けや車載用レンズに注力している。 同グループは、カメラ用交換レンズ市場で高倍率ズームレンズのみならず「マクロレンズのタムロン」として認知されており、映像に対する独自のこだわりと技術により、常に革新的な製品を提供している。 また、監視カメラ・車載カメラ等のレンズユニットやその他新規分野においても、強みである光学を主体とした技術力を活かした高性能・高品質な製品を供給している。 成長市 -
株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.23
2021-09-22 17:33
~相場の観測~【日経平均株価(週足)】=先高示唆= ※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/14085 前回の「安値維持と反動高値幅が焦点」(記:21/8/13)では、以下のように述べた。「7月30日には2月高値以降の安値27,283円に進み下降トレンドの継続となっている。ただ、下げ幅が3,184円≒3,152円(H~I)と過去の値幅の影響を受ける格好となっていることから、踏みとどまるか、一時的止まり値かが焦点となっている。また、反動高値幅が1,993円を上回ると反転につながる可能性がある。」
とした。 実際には、8月20日には27,013円と安値に進んだあと切り返し、上値抵抗をクリアして急伸した。3週続伸で30,381円と上げ幅も拡大し2月高値30,467円に迫った。 よって、高値更新で先高が示唆 -
株の玉手箱 少量多品種のニッチ戦略が成功 トリケミカル研究所(4369)
2021-09-07 13:12
本日はニッチ戦略が成功した企業を紹介します。■トリケミカル研究所(4369) [東証一部]●事業紹介 半導体向け化学薬品を製造。絶縁膜材料で世界高シェアを持ち台湾向けが大きく占める。 半導体技術の発展や通信や情報処理分野への半導体レーザーを用いた光技術の応用が活発化するにつれ、その製造過程で用いられる半導体用特殊ガスの種類と量が徐々に増えています。●半導体ガスについて 半導体ガスは金属と電気的に反応して重要な役割を演じるものです。 半導体材料ガスは、ほとんどのガスが自然界には存在していないこともあって、専門の特殊ガスメーカーにより製造されています。 例えば、半導体材料ガスで大量に使用されているシラン(SiH4)は、還元(SiCl4+LiAlH4→SiH4)や不均化反応(1種類の物質が2分子あるいはそれ以上で相互に酸化、還元その他の反応を行った結果、2種類以上の物質を生じること)によって -
株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.22
2021-08-23 12:09
~相場の観測~【週足】=上値抵抗線超えが焦点=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/13909 前回の「下上値抵抗線超えが焦点」(記:21/7/9)では、以下のように述べた。「上値をうかがう動きは、高値29,441円(6/15)を経て反落した。上値抵抗線を超えられず下降トレンド内の動きとなったことから、下降トレンドから脱するかが焦点となる。また、高値29,441円を上回ると反転を示唆する経過となる。」
とした。 実際には、7月13日の28,718円を戻り高値に反落し、7月30日には2月高値以降の安値(R)27,283円となり、下降トレンドの継続となっている。ただ、下げ幅が3,184円(Q~R)≒3,152円(H~I)と過去の値幅の影響を受ける格好となっている。 よって、現在は安値(R)27,283 -
株の玉手箱 生産性向上を鑑みての見直し買いに期待
2021-08-11 11:51
本日はコロナ禍により売られた、見直し買いが期待できる既存成長銘柄をご紹介したい。◆フレアス(7062) [マザーズ]【事業紹介】 あん摩マッサージ指圧師によるマッサージサービスや訪問看護サービスを提供する。マッサージ事業は全国に約90の事業所を構えるまでに成長した。 ベテラン施術師による研修制度と厳しい品質管理体制のもと、全国350名を超える直接雇用のあん摩マッサージ指圧師(国家資格)が働いている。 高齢者など自力で病院に通うのが難しい方の住まいに国家資格を持つマッサージ師を派遣し、関節拘縮の軽減などの高度な医療マッサージを行っている。 星野リゾートが運営する宿泊施設への派遣も手掛けるほか、看護師による訪問介護事業も展開。 鍼灸マッサージ師として在宅マッサージの事業を山梨県でスタートした。 その後、2002年4月に訪問マッサージ事業を事業目的とし、山梨県甲府市に「有限会社ふれあい在宅マ -
株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.21
2021-07-19 19:45
~相場の観測~【週足】=上値抵抗線超えが焦点=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/13685 前回の「下降トレンドの脱出が焦点」(記:21/6/11)では、以下のように述べた。「2週の戻りのあと騰勢が一服した。また、高値(Q)30,467円以降の戻り高値が切り下がる(30,467>30,216>30,089:レジスタンスライン)下降トレンド内の動きにとどまっていることから下降トレンドから脱することが焦点となる。」
とした。 実際には、上値をうかがう動きがみられたが、高値(S)29,441円を経て反落し、上値抵抗線を超えられず下降トレンド内の動きとなった。 よって、ひきつづき下降トレンドから脱することが焦点となるほか、高値29,441円を上回ると反転を示唆する経過となる。※上値抵抗水準(週末値)は
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