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対談:山本潤解体新書より 後編
2021-11-13 01:02
10月23日に開催された小屋洋一氏&山本潤氏の長期投資セミナー+対談より、対談の「運用哲学の形成」部分より抜粋したものです。興味深い対談の一端をお楽しみください。 前編 ⇒ http://okuchika.net/?eid=10238[前略]小屋: 先程のミヒャエルエンデの話をしますと、ああいうお話っていうのはさっきも言ったどちらかというとテクニック的な話じゃなくて、理想とか現実とか何か投資家としての心の持ちようというか考え方のお話だったかと思うんですけど、ああいったものはやっぱりそれも最近こう形成されてきてるのか。 でも先程のお話だと、ミヒャエルエンデが好きだったのは学生時代だったみたいなお話もありましたんで、なにか投資家としてのあり方みたいなのは最近深く考えられるところなんですか。山本: これ完全にESGの方向性が打ち出されてからその考え方の方がいいだろうってことで合わせてる部分が -
幸せになる資産運用、そのポイントとは
2021-07-02 16:00
今回は、3月24日(水)に開催をした、小屋の運用に対する考え方をお伝えするセミナーの内容をこちらでご紹介します。 今回のセミナーでは、投資家のみなさんからよくいただく質問を5点に整理し、株で失敗しないためにはどのような行動を取ればいいのか説明しました。 大原則は、「株を長く持つこと」「マーケットのことは予測できない」というスタンスで運用することです。■「どうしたら初心者でも失敗しないで運用できますか」―失敗しない秘訣は「長期」「分散」 基本的なポイントは、「長期運用」「投資対象の分散」です。 長期的に見れば、株価は必ず上昇します。 例えばバブルのピーク時に投資した場合、5年くらいではピーク時の相場以上には回復していないケースや、むしろマイナスとなるケースがあります。 一方で、20年間運用し続けていると、どのようなタイミングで始めても20年後の株価は大抵上がっています。 そして、長い運用 -
ファンドマネジャー、株を語る 最終回
2017-02-28 22:28
■ファンドマネジャー、株を語る 最終回 前回、永続する商品の話をしました。 また、永続する組織の話をしました。 ある時代下では、ある商品は国家が提供し、 また、ある時代下では民営化される。 ある組織は生き延びるために、商品をリニューアルしていく。 商品も変えていく。 そして、わたしたち、金融業界は、不確実性を計量することで、 理論的な株価を定めてきました。 おおむね、株のリスクは5~10%程度の間と計測されています。 そうなると、遠くにあるキャッシュフローは大きく割り引かれます。 未来はゼロ査定されてしまいます。 遠い将来のキャッシュフローは無価値と算定される。 それで、短期志向となる。無価値なことを考えるのは合理的ではない。 でも、20年保有するつもりの人にとって、大事なことは、 20年後の時点からの将来。 つまり、20年後のその商品の見通しです。 まず、大丈夫だ、といえる商品に投資
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