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トヨタにみる開発方針の大転換
2018-04-03 01:31
知財情報は貴重な一次情報だ。 そして、検索エンジンは豊富に揃っている。 ならば、投資家としてそれらを有効活用しないわけにはいかない。 代表的な無料ツールとしてJ-PlatPatを前回のコラムで紹介した。 今回は、水素燃料電池を開発のメインに掲げたトヨタのリチウム二次電池への開発の傾斜を公開された一次情報から確認していこうと思う。 まず、IPC分類表から燃料電池(H01M8)と二次電池(H01M10)を確認。 J-PlatPatの検索エンジンで上記IPCを指定。逆引きするだけだ。 あとは、公開日を特定すればよい。 前回のように内容までみなければ、3000件以内に絞る必要もなく、作業は一瞬で終わる。 -Toyota H01M8/00 燃料電池 特許公開の件数- 2001-2005 1460件 2006-2010 4800件 (ピーク) 2011-2015 1505件 -
ドリームライナーと呼ばなくなったのは理由あり?
2017-12-30 08:01
ボーイング787、ドリームライナーが就航して5年以上が経過し、初期に導入された機体から順に大規模整備を迎えている。 787が低燃費であることは広く知られており、我々素人から見れば炭素繊維を使った機体は軽い、つまり自動車同様に軽ければ燃費がいいと考えがちです。 しかし787に関する調査をしているとどうも違うらしい。 787はボディなど一次構造材の約50%を炭素繊維が占め相当軽いと思われがちです。 しかし樹脂を含浸、縦横方向に接着剤を使って積層させ、部位にもよるが厚いところで2~3cmと、アルミ合金の2~3mmと比較すると分厚い機体であるとウェブ上で記載している方がいる。 いくら軽い炭素繊維でも積層させれば重くなる訳で、実際は軽くない様だ。 離陸重量ばかり記載され機体重量が公表されていないが、従来機の767より重いのが事実のようだ。 今月に入り頭の片隅で787を考える生活が
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