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ミニテンバガー銘柄候補
2019-05-29 15:18先週はダイヤモンド・ザイからの取材を受けた。テーマは「テンバガー銘柄」だ。 テンバガーは野球の用語らしいが、つまり株価が10倍にもなる銘柄を見つけてほしいというもの。株雑誌らしい虫の良い企画のようにも思うが人気の雑誌だけに断るわけにもいかず、取材に対して筆者なりの回答をしておいた。 選定方法は過去の株価推移の中から位置を確認してできるだけ低水準にある銘柄、つまり既に人気が集まっている銘柄よりはどちらかと言うと不人気で評価が不足している銘柄をピックアップしてお話させて頂いた。 但し10倍になるには業績の伸びがないと覚束ないことも事実。一時的な需給要因も含めたテンバガー銘柄も含めた選定にならざるを得ない。 また、10倍にはならなくてもテーマで評価されて2倍、3倍になる銘柄と言うイメージも加えての選定とした。 発売日は6月21日らしい。どのような掲載になるかは記者の裁量に委ねられているからぜひ -
特許内容を分析すると新事業の方向が見える
2015-03-03 15:42ノーリツ鋼機のような老舗の研究開発型企業は特許取得に熱心で、その特許の大半はこれまでは写真印刷に傾けられてきましたが、今後は画像解析など広がりが見られます。企業が出願・保有する特許を分析すると事業の方向性が見えてきます。 直近ではトヨタが発売した燃料電池車MIRAIが水素時代の幕開けを告げています。水素関連事業を指向している企業も特許を分析すると、それが理解されます。 企業情報には様々なものがありますが、特許は株式投資にとっては時に重要なポイントとなります。通常の投資家は株価や出来高、業績、EPS、BPS、 キャッシュフロー、配当金などを見て投資しますが、一歩進んでこれまで出願されている特許を見て頂くことで事業の方向性を読み取ることができます。 特許は出願から10年で期限が切れますので、この間で事業化ができると見れば審査請求を行い、正式に特許を取って事業に臨むのが通例ですが、企業によ -
拡大か縮小かキャッシュリッチ老舗企業の選択肢
2015-02-24 16:55株式市場にはおよそ3600社が上場していますが、それぞれに事業の内容は異なり、当然のごとく収益水準や収益性も異なっています。創業から今日までの企業活動の歴史を読み取りながら投資を敢行されている億の近道の読者は既に多くの企業の歴史を見ておられるかと思います。 ビジネスはその時代ごとに盛衰があり、ゴーイングコンサーンである企業は時流に沿うように経営資源を仕向けながら収益を確保しようと懸命な努力を重ねています。 人、物、金の経営の3要素を組合せて成長を図ろうとする日本企業の多くはそれに技術やサービスなどの無形資産が付随して経営を下支えしています。アベノ ミクスで環境が良くなっている時こそ事業改革にはチャンスですが、キャッシュリッチな老舗企業においては今後の生き残りを賭けた経営戦略に迫られている姿 があります。 経営革新を拡大指向でM&Aなどを駆使して発展させるやり方もあれば、拡大より縮小を
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