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記事 3件
  • 2つの直近IPOスタンダード銘柄比較

    2022-04-06 13:01  

     本日より東証市場改革で3つの市場がスタートした。プライム市場、スタンダード市場、グロース市場の3つだ。 ざっくり言うと東証1部の多くがプライムに行き、時価総額が小さい東証1部や東証2部銘柄がプライムに行くほか、マザーズ銘柄の多くがグロース市場に移行した。 もちろん例外は多少あるかも知れませんが、流通時価総額が基準に満たない場合も含めて改善期間もあって概ねこうした形でシフトしたと言って良いだろう。 厳密にはプライムに上場する基準に満たない企業もあるほかスタンダードの基準に満たない流通時価総額の企業もあり、これからの猶予期間に株価は変動しがちになるのかも知れません。 プライム銘柄にも基準の流通時価総額100億円を下回るケースも見られるが、スタンダード銘柄にも流通時価総額10億円を下回っているケースもあり、本日はそうしたスタンダード銘柄の中で直近になってIPOを果たした2銘柄に焦点を当ててお
  • 時価総額10億円割れ寸前の業績黒字銘柄

    2022-02-24 16:06  

     株下げ政権による相変わらずの異常な調整相場が続いています。 直近のIPO銘柄をチェックしていても、個別の銘柄には驚くような体たらくが見られるようになってきました。 以下、直近になってJASDAQに上場した2銘柄の事例を掲げておきます。1.セイファート(9213・JQ) 上場2月4日 美容業サポート 発行済み株式数132万株 公開価格1120円 初値1030円(▲8%) 安値808円 高値1650円 時価818円 時価総額11.5億円 本日出来高22万株 時価総額10億円=株価757円 2月14日に前12月期決算発表。推定EPS158円から161円で着地したが今期の見通しは128.9円で時価PERは6.3倍となる。今期の経常利益は2.7%減となる点がネガティブな印象となり決算発表後の株価は大きく下落してきた。 そもそもJASDAQ銘柄なので不人気なのはわかるが、ここまで商いを伴って下げる
  • 初値から20%以上株価が下落した注目の直近IPO銘柄

    2021-12-28 21:03  

     外国人投資家や国内機関投資家に加え個人投資家による年末特有の換金売りで全体相場は調整気味に推移。そうした中で起きたIPOラッシュがここに来ての相場の混乱につながっている。 あまりに数が多いとIPO銘柄だから公開価格でゲットしたからと言って必ずしも儲かるとは言えなくなった。 月に32銘柄は多過ぎて消化難。わかっていたとは言え本日までのIPO銘柄31のうち11銘柄の初値が公開価格を割ってしまった。 一方では初値からその後も上昇を見せたのは先週末現在で11あった。 現在のIPO銘柄の株価は2020年3月のコロナショック時に匹敵する。 ただあの時は短期でボトムをつけ、その後大きく株価は上昇した。需給悪に伴う今回のIPO銘柄の初値公開価格割れの動きも短期的な現象であれば、今後の反転上昇が大いに期待される。 新春相場はマザーズ銘柄や直近IPO銘柄の反転上昇相場に期待が寄せられる。 既に2022年の