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今こそ楽観論を
2022-04-28 13:19
億の近道創刊から22年も経過し私を筆頭に執筆陣もかなりくたびれてきたようです。それでも相川氏のような若手の執筆陣が加わるなど本メルマガも新たな時代を迎えるものと期待されます。 人の生き様は生まれて死ぬまでの歴史の中で語られ、昨日は119歳という世界最高齢の方が亡くなったとの報道がありましたが、株価と同様に山あり谷あり、波乱万丈の生き方もあれば平平凡々な生き方もあって人生十色。 甲状腺がんだと伝えられるロシアのプーチン大統領もいつまでも生きている訳ではなく、いずれは寿命が来てこの世からいなくなり人の歴史の中で語られる運命だと言えます。なぜウクライナを侵攻したのか、米国がなぜ止めないのかなど謎多き今回の進攻も後から語られる人類の歴史となって語られるのだろうと思います。 それにしても戦争は嫌なものです。幸福な暮らしを求めていたウクライナの人々が2月24日を境に暗転し悲惨な状況に陥ったことにな -
宇露戦争の行方と株式相場
2022-03-16 16:29
1カ月前のキエフの街は比較的のんびりムード。平穏そうな街並みだった。 2014年からのロシアとの緊張関係が続きかつて混乱した独立広場も静かな雰囲気に包まれていた。 侵攻の意図はないとしていたロシアが2月24日に侵攻を開始して以来、戦時下に陥ったウクライナだが、その戦争の行方は誰にも分らない。侵攻が想定される中で備えはしていた筈だが、いざ戦争が起きてみると2国間だけではなく世界中に影響をもたらしている。 本コラムでは2国間の戦争がそれ以上に拡大することがないことを祈るばかりだが、この戦争の裏の主体がNATO(EU)+米国(日本)とロシア+中国(北朝鮮)の陣営となりつつあるということを理解すれば、予断を許さない。 もちろん、ウクライナから離れているのんびりムードの日本と言えども影響は免れず、その影響度はこれから明確になると見られる。2020年からの2年以上にも及ぶコロナ禍を上回るほどの影響 -
戦争を知らない大人たち
2022-03-02 15:25
~体験者が不在になる中で~ 戦争は悲惨だというのは誰の目にも明らかだが、実際に経験をしたことのない国民が大半となりつつある昨今、平和に慣れ切った国民が人口の大半を占める日本でもし有事が起きたらどうなるのか? ウクライナでの戦火を目の当たりにするとそうした事態が脳裏をよぎることになる。 昔のフォークソングで「戦争を知らない子供たち」というのが耳に残っておられる方も多いのかと思いますが、その子供たちが既に立派な中高年の大人になり、その子供の子供がコロナ禍の学校に通う中で起きた理不尽な侵略資源大国ロシアによるウクライナへの侵攻。ニュースでの映像で知る惨状が印象に残る。 つまり戦争体験のない戦争を知らない大人たちが後世に改めて平和の有難さ、戦争の悲惨さとを伝えていくことになるのだが、それはゲーム世代の子供たちにはまるでバーチャル空間の出来事として映るのかも知れません。 ウクライナ市民は今、バーチ
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