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新サービス業が市場で活躍
2017-06-14 00:59
4月、5月と月次売上が期待を裏切ったにも関わらずシロアリ防除のアサンテ(6073)の株価はこのところ堅調に推移しています。前期は人材の先行投資を思い切って図ったこととその効果が遅れたことで業績が下方修正されましたが、同社の場合は退職給付引当金の影響もあって期初から減益見通しを示していましたので、株価には相当に織り込まれていたと見られます。 投資家は中長期視点での投資に重点を置いた国内外の機関投資家や配当利回りの高さを目当てにした個人投資家だと推察されますので株価の変動は小さくなっています。 何よりもIR活動に熱心なことも株価の安定感を増しています。ただ、ローリング方式で毎年見直しをしている中期計画目標がやや慎重になった点は気になるところではあります。 同社に限らずこのところはアクアライン(6173)、三機サービス(6044)、シンプロメンテ(6086)などメンテナンスサービス系 -
マイナス金利政策で潤うのは、ズバリ!!この株
2016-03-02 13:23マイナス金利の発動で銀行株が売られ、黒田日銀総裁によるマイナスショックが市場を揺さぶりましたが、そろそろ落ち着きを取り戻しつつあります。 マイナス金利政策とともに一段とローン金利の引き下げが見られ、住宅ローンの借り換えが図られるようになってきました。その結果メリットを受ける消費者 が続々と表れてそのお金をどこかに振り向けることになるのですが、住宅ローンなので、住宅のリフォームに使おうという機運が出てきても不思議ではありませ ん。 借り換えの手続きで司法書士の先生は大忙しらしいですが、一種の特需なのかも知れません。 マイナス金利特需で潤う企業、それは住宅関連のリフォーム事業です。おりしも中古住宅市場の拡大に向けた住生活基本法に沿った住生活基本計画が見直され、施行されていますが、住宅診断制度などが今後普及し、住宅を長持ちさせるための施策が打ち出されようとしています。 日本の場合大半の家 -
IPO銘柄雑感
2015-12-30 11:5612月に入って18社もIPOしてきたのでいささか消化難になっているように見られますが、IPO銘柄は中身を吟味をすれば結構面白い銘柄もありますので皆様も多少は関心をもって見て頂きたいと思います。 市場での人気は需給の良し悪しで決まりがちです。今後の成長性を加味した評価が本当は必要なのですが、情報不足の中では限界です。 逆に言うとそうした展開では銘柄の選定をしっかりすればリターンもあげやすいと思われます。 上場後に早くも調整傾向に入った銘柄もあり、中には公開価格をも下回ってきた銘柄も出ております。 業績内容は良いのに需給悪で売られた銘柄の代表は12月21日に上場したグローバルWiFi事業を展開するビジョン(9416)です。 公開価格2000円に対して初値は2213円。高値は2390円ですが、その後、1741円まで売られるなど換金売りに押される展開となっています。 外国人観光客向けに
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