-
決算発表を控えて
2017-05-02 01:30
銘柄選択をする際に個別銘柄の業績を利用することは多いが、その前段に相場観を掴むために全体の業績動向を把握しておくことが重要だ。 全体の業績動向を把握するには日経平均のEPS(一株当たりの利益)を利用するのが一般的だが、日経平均は指数であり、厳密にいうと一株利益は存在しないので私はEPS(一株当たりの利益)ではなく日経平均採用銘柄の最終利益を合計したものを利用している。 日経平均の前期業績は期初+9.6%→1Q+7.2%→2Q+6.6%→3Q+11.9%(いずれも前期比)と決算期を経るごとに企業の業績は変化している。為替の水準をふまえ、期末にかけて業績修正が増える傾向等を勘案すると業績の動向が見えてくる。 セクター等の見通しは岡三オンライン証券のコラムに記してあるのでこちらを参照して頂きたい。http://www.okasan-online.co.jp/tradeinfo/the -
日本の現状を直視して改めて資産運用を考える
2017-03-25 03:46
先日、web上で経済産業省の資料として 「暮らし」分野での新たな飛躍に向けて という資料を見かけました。http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/shin_sangyoukouzou/pdf/012_s01_00.pdf 資料の作成者は、ヤフーの安宅和人さんという役員で、チーフ・ストラテジー・オフィサー(CSO)だそうです。 この資料の冒頭では、日本の経済状況の現状についてしっかりと認識するスライド構成になっています。 1ページ目 日本の一人当たりGDPは世界26位で、1960年と同じ水準 2ページ目 GDP全体は、米国、中国に続く3番目だが、5年後にはドイツに抜かれそう 3ページ目 名目GDPは、米国はこの14年で69%成長、日本は-4%成長 4ページ目 中間層の所得も米国は14年で28%増加、日本は15%減少 5ページ目 日本は、特
1 / 1