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人間経済科学と賢人たちの教え その14
2021-06-25 10:54
産業新潮http://sangyoshincho.world.coocan.jp/7月号連載記事■その14 古代エジプト人の脳と現代人の脳はまったく同じである●人類は進歩していない 2025年に二度目の大阪万博が開催される。1970年の大阪万博をリアルタイムで身近に経験した私としては、心躍る話である。当時、万博会場の裏手に住んでいたため、日本中から、名前を聞いたことが無いような親せきが自宅に泊りに来た。また、私自身も10回くらいは会場に足を運んだ。 当時の熱狂ぶりは、今でもはっきりと覚えているが、その熱狂の中で繰り返されたのが「人類の進歩と調和」というメインテーマである。 当時は日本の経済成長が加速を始めた時期であり、展示物も米国館の「月の石」など素晴らしい未来社会を暗示するものばかりであった。また、今ではごく当たり前の「動く歩道」や、いまだにまったく一般に普及していない「テレビ電話」な -
書評:とことんやさしい宇宙線と素粒子の本
2019-06-13 16:04書評:とことんやさしい宇宙線と素粒子の本 山崎耕造著、 日刊工業新聞社 https://amzn.to/2WvOOfE キリスト教は「終末論」で信者を増やしてきた宗教であり、初期の終末論として有名な「ヨハネの黙示録」(執筆年代はローマ皇帝ドミティアヌスの治世(西暦81年~96年)の末期といわれる)は、遠い未来の話では無く、当時キリスト教を迫害していたローマ帝国が神の怒りに触れて滅亡し、キリスト教徒が救われるというリアルタイムの話(いろいろな説がある)であった。 しかし、その後なんとコンスタンティヌス1世は、311年に「ミラノ勅令」を発布。325年にはニカイア公会議を開催してキリスト教を国教化している。 さらに西暦1000年のミレニアムには、終末論が再び高まり、贖罪のために全財産を貧者にばら撒いた金持ちも少なく無かったようだ。 西暦2000年の際にも、Y2K問題というコンピュータプロ
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