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記事 2件
  • 書評:10万年の世界経済史<上>

    2018-08-16 02:32  
    書評:10万年の世界経済史<上>  グレゴリー・クラーク著 日経BP社  https://amzn.to/2nyIcyi  まだ全体の半分である<上>を読んだだけで判断するのは早すぎると思いますが、まとまりの無い内容です。確かに個別のエピソードや資料などには興味深いものが多いのですが、<10万年の世界経済史>という壮大なタイトルの割に、中身は「枝葉末梢」のちまちました記述が続きます。  世界の経済・社会が1800年頃から(正確な始まりの時期については諸説がある)の産業革命によって激変し、それ以降急速に成長を始めたことについてはよく取り上げられます。  それが「その時代に」「英国で」始まったのが必然であったのかどうかについても論争があります。私自身は、<「歴史のべき乗法則」(詳しくは「歴史の方程式 科学は大事件を予知できるか」マーク・ブキャナン 著、早川書房を参照)の原則に従って、社会や経
  • 景気の先行きを先行指数で占う

    2015-11-17 18:38  
    世界のマクロ景気の先行きを占う指標としてはPMI(購買担当者指数)やOECD景気先行指数があります。  PMIは企業の購買担当者を対象に新規受注、生産高、雇用などの項目についてアンケートを行い指数化したものとされ、50を上回ると経済が拡大局面にあることを示し、50を下回ると下降局面にあると判断されます。  世界全体の製造業PMIは8月、9月とマイナスが続きましたが、10月は+0.8の51.4でプラスに転じています。また非製造業つまりサービス業 PMIについても9月のマイナス1.3から10月には+0.4で53.7となっており、世界的に見て景気は7-9月期でボトムを打ち、10月は持ち直し気 味となっています。  但し、今回のフランス・パリでのテロの発生がまた世界景気に悪影響をもたらすとの懸念が生まれています。  また、GDPに6ヶ月先行すると言われるOECD景気先行指数は100以上で拡大、10