• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 6件
  • 第1回プライベート・バンカーセミナー実施報告

    2019-04-19 16:50  
     3月30日(土)に弊社マネーライフプランニングとしては初めての自社開催セミナー「プライベート・バンカーセミナー」を開催させていただきました。 ご参加いただきました皆様は有難うございました。 参加されなかった読者の方々も多いと思いますので、小屋が報告レポートをお送りいたします。第1部 プライベートバンカー杉山智一氏 ベストセラーノンフィクション「プライベート・バンカー カネ守りと新富裕層」 https://amzn.to/2TNxDd3  の主人公でもある杉山氏に、シンガポールや香港で展開する「プライベートバンク」の活動内容について説明がありました。 日本は、銀行、証券、保険業がすべて縦割りであるという金融行政の下、外資系の金融機関が参入しても、日本においては日本の金融行政の中でサービスを展開せざるを得ません。 それゆえに、国内の金融機関との特段の差別化もできずに、うまくいくケースもあまり
  • Breixtの日にプライベートバンキングがやっていたこと

    2016-07-21 22:26  
    先月6月23日に、英国国民投票によって英国がEU離脱の決定をしたことは皆さんもうご承知の通りだと思います。  私は、ちょうどそのタイミングで、スイスのジュネーヴに訪問していましたので、少しタイミングは遅くなりましたが、その件について現地の様子をお伝えしようと思います。  今回ジュネーヴは、まさしくプライベートバンクやファミリーオフィスなどスイスの富裕層相手の金融機関がどのようなサービスを展開しているか調査をしに行っていました。  スイスのプライベートバンクと聞くと、ものすごく秘密主義で敷居の高い金融機関だと思われる方も多いでしょうが、実際話を聞いたところでは普通の銀行業、証券業を中心とした金融サービス業であると認識を持ちました。  つまり、差があるとすれば、日本では 「預金や融資は銀行」 「証券投資や資産運用は証券会社」 と分業されているのに対して、スイスでは 「預金も、融資も、証券投資も
  • 理想的なプライベートバンクの姿へ向けた課題

    2013-09-17 19:12  
    こんにちは。株式会社ZUUの冨田和成です。  本日もこれまでに引き続き、富裕層向けの金融サービス、プライベートバンクについて解説したいと思います。  2013年1月29日に閣議決定をされた税制改正大綱は、富裕層の方々、あるいは富裕層向けのビジネスをされている方々の間でとても話題になりました。  これまで住民税合わせて50%だった所得税の最高税率は、55%にまで引き上げられ、また、相続税(贈与税)の最高税率も50%から55%に引き上げられているのですから当然でしょう。  日本の富裕層はまず税金に関して大きな悩みを抱えているといえます。そして、税金以外にも、日本の富裕層の構成は年配の事業オーナーの方が多く、所有する事業の承継等に関する困りごともよく耳に致します。  しかし残念なことに、このような富裕層の悩みを解決するべき国内の金融機関の競争力、サービスレベルは決して国際的に高いという評価は受け
  • プライベートバンクの特徴と国内PBの比較

    2013-09-02 15:42  
    こんにちは。株式会社ZUUの冨田和成です。  様々な調査で、日本は米国に次いで富裕層が多い国といわれています。なお富裕層の定義は調査によって異なりますが、概ね100万ドル以上の金融資産の保有者を富裕層と定義することが多いようです。  そして、そんな日本では、国内外の金融機関が富裕層向け金融サービスの顧客争奪戦を繰り広げており、「プライベートバンク」や「ウェルスマネジメント」 と言われるようなサービスです。これらは最低預け入れ資産100万ドル(1億円)以上が必要という所が多く、場合によっては10億円以上というような所も 存在します。  今回は、そんな富裕層向け金融サービスのまとめと比較をお届けしたいと思います。【富裕層向け金融サービスの特徴】 1)プライベートバンクやウェルスマネジメントのような特別な呼称を冠している  伝統的な富裕層向け金融サービスといえば、前回の記事でスイス系のプライベー
  • スイスのプライベートバンクから学ぶ資産管理のあり方 vol2

    2013-08-19 15:50  
    こんにちは。株式会社ZUUの冨田和成です。  前回もお伝えしましたが、職業柄、海外の金融機関(ヘッジファンドやプライベートバンク等)のオフィスへの視察・訪問には出かける機会がございます。  そこで前回の記事では、海外金融機関の富裕層向けサービスをご理解頂くことで、良い金融機関を選ぶ参考にして頂こうと、出張や視察の機会に学んできた各スイス系金融機関の顧客アプローチについてお伝えしました。  今回の記事では、以前スイスのチューリッヒのUBS本社を訪問し、UBS、クレディスイス、ジュリアスベアを始めプライベートバンクに携わるバンカー、マネジメント、アセットマネージャーなどから話を伺う機会がありましたので、そのまとめをお届けしたいと思います。○UBSについて  UBSはスイスに本拠を置く世界有数規模のユニバーサルバンクであり、外資系金融機関として国内でも有名です。 (ユニバーサルバンクは商業銀行業
  • スイスのプライベートバンクから学ぶ資産管理のあり方 vol1

    2013-08-05 10:21  
    こんにちは。株式会社ZUUの冨田和成です。  職業柄、海外の金融機関(ヘッジファンドやプライベートバンク等)のオフィスへの視察・訪問には良く出かける機会があります。  そのお陰で、海外の金融機関の富裕層向け金融サービスの最新の戦略や動向等を見聞きする機会には恵まれてきました。  その経験から、海外、それも金融先進国と呼ばれるようなアメリカやイギリス、またスイスなどの富裕層がどのような金融サービスを利用し、資産運用に向き合っているのかを理解することは、個人のフィナンシャルプランニングを行う上で有益であると思うようになりました。  そこで今回の記事では、これまでは見聞きした私の体験などをレポートにさせてください。  以前UBSのスイス本社を始め、スイス系の各プライベートバンクなどの本社を訪ねる機会に恵まれたことがありましたので、その際にご教授頂いた各社の具体的な戦術や、クライアントアプローチな