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モノサシをどこかに置き忘れた株式相場
2019-04-03 01:59杓子定規という言葉があります。 株式市場で誰もが常識的に使っている杓子や定規、つまり株価の価値を評価するモノサシはPER、PBR、配当利回り、それにPCFR(キャッシュフローレシオ)など。こうしたモノサシに株価を当てはめては割安だの割高だのと御託を並べるのがアナリストという職業人です。 そうしたモノサシを使うという習慣が最近薄れてきたと感じる皆さんも多いのかも知れません。文字通り杓子定規で株式投資していても成果は上がらないという投資家は感覚的なテーマ株投資に勤しむことになります。 夢を語れないバリュー株ではなく、現在人気の成長テーマ(AI、5G、IoT、RPA、サイバーセキュリティ、自動運転、遺伝子治療、創薬、働き方改革、国土強靭化など)や新たな投資テーマに沿った銘柄に軸足を置くことで高い運用成果を求めようという投資家も増えているようですが、こうした市場の潮流についていくかどうかは皆様の -
人気株、不人気株
2014-12-16 20:39株式市場に上場する約3600の企業の株価は千差万別です。 その集合体の指数は日経平均やTOPIX、JPX日経400といった指標で数値化されています。 ところで皆さんが投資されている銘柄の株価はどのような評価がなされていますか? モノサシで言うとPERやPBRが主体で、時価総額も比較になります。 PERの市場平均が17倍だとして個別銘柄ではそれよりも高い評価がなされている場合と低く評価されている場合があります。PBRもまた同様です。市場 平均が1.4倍だとして個別銘柄には1倍以下がごろごろしている時代ですので、バリュー面での価値はあるのですが、これは解散価値なのでどちらかと言うと 成長性のモノサシであるPERの評価や経常利益と時価総額の関係で評価をするべきかと思います。 市場平均よりも高く評価されている場合をプレミアムがついているという定義をすれば、皆さんの投資されている銘柄も人気
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