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記事 5件
  • 市場潮流

    2021-04-06 19:03  

     今週(3月29日~4月2日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で677円30銭上昇し(率にして2.32%の上昇)、2万9854円00銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。 先週末の流れを引き継ぎ、米国を中心とする景気回復、半導体関連など企業業績の回復を見込む買いが優勢になりました。米投資会社のアルケゴス・キャピタルを巡る混乱が日米の金融株に波及するとの警戒感も一時は広がりましたが、週末にかけては、米長期金利の上昇が一服したこともあり、日経平均株価は大幅高となりました。 米国のバイデン政権は31日(水)、8年間でインフラや研究開発に2兆ドル(約220兆円)を投じる「米国雇用計画」を発表しました。財源としての企業増税も公表しましたが、財政規律にも配慮したものと評価できましょう。3月11日に成立した1.9兆ドル(約210兆円)の「米国救済計画」と合わせ、景気回復に大きく寄与すると見込ま
  • 大魔神のアンテナ やはり外国人投資家

    2019-11-18 23:09  
     やはり、外国人投資家といったところでしょうか。 買い越しが続いて高値更新銘柄が続出。 9月末日の週から外国人投資家は先週11月8日の週まで通算5週連続の買い越し姿勢を示した。今年初めの買い越しになるが、その金額的な規模もこの期間、現物だけで1兆5000億円超になる。これは、ここ今までにない規模の買い越しになっている。 それまで外国人投資家の売買動向は、7兆円以上の売り越しになっていたので、買い越し額はまだまだかもしれません。 しかし、期間的に5週連続の買い越しは3年ぶりのことです。相場が大きく変化したことになります。 8月の3度に渡る下値模索から反転上昇をしてきましたが、今振り返ると外国人投資家による相場であったことがはっきりします。特に1部市場で、時価総額が大きい銘柄&値がさ株が買われ指数を大きく押し上げた。その半面、小型・新興市場は売りに売られて、株式市場の足枷になっていたようです。
  • 大魔神のアンテナ 海外投資家の買い越しが続いている

    2019-04-27 12:04  
     海外投資家の買い越しが続いている。楽しみですね。 海外投資家はこの4月初めより、買い越しが3週間続いた。今年は3月末まで売り越し姿勢が続いていた。特に現物株を売り続け、約8兆円以上の売り越し額(昨年からの累計)を積み上げてきた。先物で買い越しになっていた時もあったが、現物は売り続けていた。 その半面、売りに対しては、日銀が受け手になっていたようです。無論、個人投資家も同様です。 過去の売買動向でも、外国人投資家が買いに回ると個人投資家が売りに回る。 反対に外国人投資家が売り手になると個人投資家が買っていた。 さて、どちらが大きく利益を獲得しているかと言えば、毎回外国人投資家が勝利している。 今回、4月から外国人投資家の姿勢に変化があり、大きく買い越しに転じ、この3週間(5月第1週・6227億円。4月第2週・1214億円。4月第3週・5534億円)で現物株だけでも1兆2000億円以上の買い
  • 年初来新高値銘柄に着目

    2016-03-29 17:24  
    堅調な欧米株の推移から今週の日経平均株価は1.7%の上昇。  本日発表された投資家別売買動向では外国人投資家が4580億円の売り越し。  外国人投資家の売り越しは年初から11週連続で売り越しており、売り越し額は約5兆円に迫っている。  日本株の上昇には外国人投資家が買いに転ずること、為替の円安方向への推移が不可欠だ。  来週末は雇用統計を控えているため、週後半は雇用統計を意識し小動きを予想。  売り越しが続いていても年初来高値を更新している銘柄が散見される。  年初来高値銘柄は需給面で軽く、上値を狙いやすいこと、買い需要の継続も期待できることから順張りのトレードに適している。  今週、年初来高値を取った銘柄は1日平均で30銘柄程度あり、傾向として4つに分けることができた。  CSPやALSOKなどのテーマ株、イワキポインプなどのIPO、ライトオンやトリケミカルなどの好業績銘柄、BrHDなど
  • 株式相場の位置~節目に到達した株式相場~

    2014-04-08 19:07  
    日経平均が先週ようやく15000円台に乗せてきました。皆さんの投資資産も多少は上向いてきたものと推察されます。  ただ、15000円どころは相場の節目にもあたり、今後どちらに振れるのかに関心が集まっています。  全体相場の動向を示す日経平均はTOPIXと同様に大事な指数です。ソフトバンクやファーストリテイリングなどの値がさ銘柄に影響を受けやすいとも言わ れますので、個別銘柄とはまた違う動きとなりますが、相場全体の動きを象徴する指標としてその動向はしっかりチェックしておく必要があります。 1)日経平均、TOPIX、JASDAQの推移   (*2014年1月 **2014年3月) 2012年12月終値  日経平均:10395.18円=65.2  TOPIX:859.8=66.6  JQ:55.06=53.1 2013年5月高値  日経平均:15942.6 =100  TOPIX:1289.77