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記事 9件
  • 株価低迷が続く過去プレミアムがついた銘柄群

    2021-07-22 09:32  

     株式市場は個別銘柄が集まって構成されその平均値が算出され日経平均やTOPIXといった指数が関心の的としてニュースでも話題になります。 コロナショックで日経平均は1万6000円台まで急落しました。 その際はニュースメディアが伝えていましたね。でも決してメディアではその大きく下げた時に株を買えとは言いません。 メディアの役割は中立的にその相場の動向を忠実に伝えることにありますから当然です。でもなあ。あの時誰かが買えと言ってくれたらなあ。なんてわがままなことを冗談めいて言う投資家もお見えかも知れません。 あの時の出来事を未だに覚えているという投資家はどの程度お見えでしょうか。 確かにあの時の安値であの株を買っていたらと思うと大きなチャンスを逃したと悔しい思いに駆られるのかも知れませんがそうしたチャンスは全体相場がそうならなくても個別銘柄では既にジワジワと押し寄せているのかも知れません。 皆さ
  • 自己株買い

    2021-07-14 15:10  

     企業が発行した株式を市場の内外で買うことを自己株買いという。 株式市場では日常茶飯事にこうした自己株買いは行われている。 この施策は取締役会での決議で実行されるので比較的容易に打ち出せる施策だと言える。 投資家は様々な理由で個別銘柄に投資されているかと思うが、市場の需給が悪化し投資した時から大きく値下がりをした余裕ある企業に対して期待したいのは継続した利益成長や成長施策の打ち出しだけではない。企業価値以下で取引される状況が続くのであれば経営施策として自己株買いは有効だ。 直近ではトヨタ(7203)が上限41百万株、上限2500億円、の自己株買いを9月末まで行うと発表。既に6月中は220万株、21.5億円の自己株買いを行った。 平均単価は9773円。市場内で買うことになるためこのところの株価は全体相場がどうであれ結果としては底堅い。 しかも9月末には5分割というイベントが待っている。 私
  • コロナ禍で活発化する自社株買い

    2021-06-16 13:19  

     自社株買いが盛んになってきた。ソフトバンクG(9984)が昨年7月31日から本年7月末まで実施するとした上限1兆円、上限2.4億株の自社株買いに続き、直近では日本郵政(6178)が上限2500億円、上限2.76億株、発行済み株式の6.83%の自社株買いを行った。 筆頭株主の財務大臣(国)が保有する株を引き取ったのだが、株価の水準は2015年の上場時よりもかなり低く時価総額=資本金(3.5兆円)という水準での自社株買いを実施。 利益の還元と資本効率向上を図るという目的が示されているが、株価はソフトバンクGにしろ日本郵政にしろ冴えない展開となっている。 ソフトバンクGの株主数は15万人以上、日本郵政に至っては60万人以上ということもあり、多くの投資家の自社株買いへの関心が高まっていると推察される。 そもそも「自社株買いって何?」と言われる読者も多いかも知れませんが、上場企業が事業運営のため
  • 5兆円を稼ぐ企業

    2021-06-02 13:46  

     5兆円という驚きの利益を稼いだソフトバンクグループ(9984)の株価はこのところ調整含みの推移を続けている。3月16日の高値1万695円から5月27日の安値8092円まで24.3%の調整を入れて、その後は高値8400円、安値8200円といったこの銘柄にしては狭いレンジでの推移となっている。 たまたまのたまたまの利益計上をネガティブに見た投資家、単純に上がり過ぎたから利益確定売りを敢行した投資家など、ここでの投資家の行動は興味深い。何しろ時価総額は14兆円の水準。NAVは20数兆円もあるし、今後もますますAI銘柄に投資していくという孫社長に寄せる期待も高い筈なのだが、下振れの可能性を残す株価を横目に積極的な買いの手は引っ込んでしまった感がある。 利益5兆円には隠された秘密がある。 もちろんアップルのような普通の企業とは違って投資会社なのだからその利益の中身は大きく異なる。 売上自体はスマ
  • 時価総額をめぐる戦い

    2021-03-03 01:22  

     上場企業は様々な経営課題と戦っている。 基本的な主たる戦いはどうやって業績を向上させるかだが、それは株主(オーナー経営の場合は自らの資産に反映される)に報いるためであり、これから投資してくれる投資家を導くためでもある。 業績は単に表に出る売上や利益といった数字だけでなく未来に向けた布石(=投資)も含んでいる。業績向上の結果として株価は変動を見せる。 ネガティブな評価がなされたり、ポジティブな評価がなされたりと四半期ごとの業績が株価変動の源泉となり株主にとっては悲喜こもごもの結果につながる。 株価が変動するということでその結果、時価総額も変動することになるのは自明のこと。 現在の日本最大の時価総額企業は26.4兆円の世界最大の自動車メーカー、トヨタ(7203)だが、日本最大の時価総額と言っても米国には更に上をいくEVメーカー、テスラが存在しトヨタのはるか上をいく時価総額(80兆円)となっ
  • 市場潮流

    2019-11-25 23:15  
     今週(11月18~22日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で190円44銭下落し(率にして0.8%の下落)、2万3112円88銭で取引を終えました。2週連続の下落です。 週初の18日(月)は、前週末の米国株式市場で、NYダウなど主要3指数が揃って最高値を更新したことを好感し、日経平均株価も続伸しました。しかし、19日(火)からは、米中貿易協議や香港情勢の不透明感、米中関係悪化への懸念などから、21日(木)にかけて3日間続落しました。ただ、22日(金)は株式相場の下落により、高値警戒感が薄れ、景気敏感株中心に押し目買いが入り、反発して終わりました。 米中貿易協議の進展や世界景気の改善に対する市場の期待は高く、来週も下落局面では押し目買いが入るものと思います。来週は、主要国の景気関連の経済指標の発表が相次ぐだけに、改善傾向を示すようであれば、これを評価する動きが見込まれます。 26日(火
  • 【お知らせ】炎チャンネル第79回「ソフトバンクGが市場資金を吸い取る」をアップしました

    2019-10-26 04:12  
     億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場を語る炎チャンネル。第79回「ソフトバンクGが市場資金を吸い取る」がアップされました。 第79回「ソフトバンクGが市場資金を吸い取る」 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so35861116 【YouTube】https://youtu.be/jTMUjOMUFa0【今回登場企業】ソフトバンクG libwork クロスフォー 日本精密  ぜひご視聴下さい。 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5~6分にまとめておりますので、 ご登録頂ければ幸いです。 目下は無料番組ではありますが、価値あるコンテンツ作りに努めておりますので宜しくお願いします。
  • ソフトバンクグループ率いる孫社長の憂鬱

    2019-10-25 00:13  
     日本株は一見して堅調に戻り相場を演じつつあるようだが、一方では世界経済の不透明感の下で、リスクが高まっているという指摘が市場の内外でなされている。 投資のモノサシであるPER、PBRは過熱感はなく、平均配当利回りも2%台となっていて、多くの投資家は指標を眺めて下値を拾うスタンスで対応していると見られるが、下値での投資だけで上値を追う動きは少ない。この結果、出来高は薄くなり、株式市場への市場参加者が激減しているとの印象がある。 未来の成長より足下の業績重視で短期投資家は売り方に回り、マザーズ指数など中小型株指数の低迷が続いている。 こうした気重い相場環境の中で、このところの話題は孫社長率いるソフトバンクグループ(9984)に集中している。同社の先週末の株価は4299円。時価総額は8.9兆円という水準だ。 有利子負債が17兆円を超える同社への評価は今、米国のシェアオフィス会社WeWork(ウ
  • 時価総額上位を見るか下位を見るか

    2019-06-26 22:03  
     最新号の会社四季報では日本の株式市場には3739社の企業が上場しているようですが、皆さんはその中からどんな銘柄を対象にして売買されていますか。 株式市場での企業の評価は株価という具体的な数値で様々になされていますが、そうした株価だけを多くの投資家の皆さんは考えて取り組まれているものと思います。 そうした株価と発行済み株式数の掛け算が時価総額。以下の数式ですぐに出て参ります。 発行済み株式数(除自己株)×株価=時価総額 市場全体の時価総額は現在、およそ600兆円ですが、このうち日本最大の時価総額となっている企業は皆さんよくご存知のトヨタ(7203)で約22兆円となっています。 トヨタのグループ企業にはデンソー(6902)や豊田自動織機(6201)、アイシン精機(7259)、豊田通商(8015)といった時価総額が1兆円を超える企業が数多くあり、それらを合わせたら日本の株式市場の5%はトヨタで