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お帰りなさい、東芝さん
2021-02-04 11:3029日から東芝(6502)が東証1部に昇格となった。 一連の事件によって東証2部に転落したのが2017年8月1日。 それから3年半で東証1部に戻った計算になる。 米国での原発事業で巨額の損失を被り債務超過となったことで東証2部に転落した東芝だからその後の努力(資産売却、リストラ)で債務超過を解消してここに至った訳だから関係者にとっては感慨深いものがあるだろう。 私の知人も東芝に勤めていて退職したという経験の持ち主。とても優秀な方なので東芝にふさわしい好人物だったのだが、今は別の世界での活躍をされている。 東芝のような大企業が東証2部に入っていたから東証2部の指数はややこれまでイレギュラーなデータを示していた。東証2部から東芝が抜け東証1部に鞍替えしたから、例えば市場の平均PBRは0.1ポイント近く低下した。 一方で東証2部の平均PERは25倍台から29倍台へとかなり跳ね上がった。 東証2 -
大型株か中小型株か
2017-08-22 20:39
東証2部指数が堅調に上昇しています。 なぜ堅調に上がってきたかがネット証券などでもコメントとして出ているようですが、例えばその要因の一つは2部銘柄が1部昇格前に指数への組み入れ前に高く評価されることが考えられます。今年は東邦アセチレン(4093)が東証2部から東証1部への昇格を6月1日に果たしましたが発表の翌日に26%もの株価上昇を演じたそうです。 昨年はアドソル日進(3837)でも東証2部から東証1部への昇格発表で株価が上昇したりしていますので、こうした昇格期待が底流にある東証2部銘柄が絶えず関心を呼ぶことは想像に難くありません。 また、時価総額が大きなシャープ(6753)の株高も東証2部指数の上昇要因となっているようです。そういう意味では8月から東証2部の仲間入りした東芝株の行方も気になるところです。半導体事業の売却が進捗しない中で下手すると上場廃止も考えられますので先行き -
東証1部昇格銘柄
2014-04-22 16:50昨年12月に東証1部への上場を申請していたシロアリ駆除のアサンテ(6073)がようやく東証から1部上場の承認を得て24日から東証1部に上場することとなりました。まことにおめでとうございます。 なかなか上場の発表がなく心配する声もあったのですが、この発表を受けて同社の株価は1000円台に乗せてきました。もともと予想EPSが110円となっているのに、業種の地味さからか昨年3月に上場してからの株価は公募価格割れを演じるなど頭重い展開が続きました。 東証2部上場から東証1部の企業となることで信用力が増す。業界のイメージ悪が払拭できるという同社の思いが伝わってきます。上場して1年を経過し、東 証1部となり株価も上昇トレンドを維持しているとなればますます人気の度が増すと長期スタンスで投資してきた投資家にとっては理想の姿が待っているようで す。 先週の同社の株価は日経平均の上昇以上の上昇が見られた
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