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市場潮流
2017-03-14 16:20
今週(3月6~10日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で135円44銭上昇し(率にして0.7%の上昇)、1万9604円61銭で取引を終えました。3週連続の上昇であり、本日10日は大発会の1月4日以来、約2カ月ぶりに昨年来高値を更新しました。 週前半は、円高の進行、本日(10日)発表予定の米国2月の雇用統計、米連邦公開市場委員会(FOMC)(3月14~15日)など重要イベントを控えて買いが手控えられ、8日まで4日続落となりました。 しかし、週末にかけては、為替が再び円安方向に向かい、1ドル115円台に入ったことなどを背景に、採算改善に期待する買いが、自動車、ゴム、精密など輸出関連株に向かい、9日、10日と続伸して終わりました。 来週は、オランダの総選挙(15日)、ディラーソン米国務長官の来日(15日)などを含め、注目材料が目白押しです。 本日発表予定の米雇用統計は、相関性が -
最近、悪材料のリバウンド狙いの勝率が低い その2
2016-09-05 15:53今週の日経平均株価は前週末比で約3.5%の上昇。 堅調な米国株、雇用統計に向けて9月の利上げを織り込む動きが続いたため、ドル円は円安に推移した。これを受け、日経平均は週の高値圏で取引を終えた。 最近、リバウンド狙いの勝率が低いのは「新興市場の低迷」と「機関投資家の玉処分のタイミングのズレ」の影響が大きいことが挙げられる。 新興市場の低迷については前回取り上げたが、ここ一か月の指数の騰落を見ると 日経平均は3.0%の上昇 マザーズ指数は4.9%の下落 新興市場の低迷からポジションの保有時間が短くなっている。 モデルケースとして6166中村超硬、7779サイバダイン、2193COOK、7618PCDEPOTを取り上げたい。 今回はもう一つの理由として機関投資家の玉処分のタイミングのズレについて考えたい。 よくある機関投資家の玉の処分のパターンとしてIRで業績修正や悪材料が開示さ -
疑心暗鬼の新興市場
2016-08-22 18:39今週の日経平均株価は前週末比で約2.2%の下落。 週初から為替に円高圧力が高く、100円を割る場面が見られた。 FOMC前には101円台まで反発する場面が見られたが、9月の利上げ見通しが後退したことで円高方向に推移した。 その後、100円を挟んだ動きに終始したが、日経平均は日銀の買い入れ等もあり底堅く推移した。 7月の日銀の追加緩和によりETFの買入れ額がほぼ倍増したことにより、大型株への需要が高まり、堅調に推移している。 一方、小型株は5月以降、下落に転じ、足元は出来高も少なく閑散な相場が続いている。個人投資家の新興市場の信用評価損率も一向に改善せず、需給も最悪な上に今週は時価総額が高いサイバーダインにネガティブなレポートも出され更なる需給と収益の悪化を招いた。 個人投資家は出来高が少なく、上値の重い新興市場では短期売買に活路を見出すが、上昇しても上値の重さから場中に値を -
【お知らせ】炎のファンドマネージャー有料メルマガ第66号配信中!!
2015-11-09 18:21月曜日の億の近道で、15年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」最新号が11月9日に配信されました。 企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。 【11/9第66号では】 ■日本郵政3社の株価動向 ■アドソル日進(3837)は買いチャンス到来か! ■公開価格割れで反転期待の新興市場銘柄ベスト7 ■そろそろまた狙い目に来た平山(7781)の評価 → 申し込みフォーム http://goo.gl/ikAUu3 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/ ★創刊号から第5号まで公開しました!ぜひお読み下さい!★ 創刊号→http://okuchika.net/?eid=5177 第2号→http://okuchika.net/?e -
IPO銘柄への投資で資産形成を図る
2015-07-29 00:41株式を初めて株式市場に上場することをIPOと言います。 IPOすることで企業は不特定多数の投資家に関心を持たれ、売買の対象となります。 IPOは上場企業のゴールではなくそこから始まる事業拡大の一里塚であり、企業の歴史にとっては一大イベントとなります。 IPOで金利の要らない資金を株式市場を通じて調達することが可能となった企業は利益を拡大されることで市場での評価を高め、時には日本を代表する企業に生まれ変わることができます。 IPOにはいくつかのパターンがあり、既に十分な規模を備えた企業が更なる成長を目指して株式を公開する場合はいきなり東証1部市場への上場となります。 昨年10月にIPOしたリクルートホールディングス(6098)や、同月に再上場を果たしたすかいらーく(3197)、昨年4月に再上場した西武ホールディングス(9024)などがその典型です。 今秋に予定されている日本郵政グ -
有料メルマガライブラリから(155)なぜ好業績・投資指標割安・増益増配銘柄が下がるのか
2015-07-15 21:29有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 =なぜ好業績・投資指標割安・増益増配銘柄が下がるのか= (有料メルマガ第144回・2011/09/27配信号) 株式市場など価格が変動するリスクのある相場においては、必ず『他人にお金を貢ぐために株式投資をしているような株式投資には向かない投資家』が一定数は存在します。 これは相場ばかりではなく仕事でも、そうかもしれません。「パレートの法則」とか「80対20の法則」というものがあります。 【中略】 そんな話をサラリーマン時代に取引先の社長に話したら、世の中には「20対60対20」とい
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