-
株主総会で飛び出した質問
2021-06-23 16:00
株主総会シーズン真っ盛り。 筆者も18日に開催されたあるICT系企業の株主総会に顔を出してみた。 アイティフォー(4743)という企業を皆さんはご存知でしょうか。 地銀や地方自治体、大手小売りなどに向けたシステム開発を長年行い高粗利率、高収益を享受して内部蓄積を図ってきた企業だ。四季報では独立系SIベンダーとして紹介されている。 創業時の社名は千代田情報機器。ネットワーク構築や延滞管理システムなどを得意として毎期安定した収益を上げてきた企業で株主数は8600名余り。 ハードもソフトも手掛ける中堅のSIerで無借金経営の好財務内容企業として評価は高いが、これまで急成長するには至ってこなかった。 安定成長型好財務内容企業という評価だろう。 こうした銘柄を好まれる投資家も多いのかも知れませんが、PERが13倍前後に留まっていることからもわかるように成長性への期待は小さい。 筆者はこの企業を上 -
クロスフォー(7810)の株主総会に出席
2020-11-02 10:31先週末開催された山梨県甲府市に本社を置く宝飾品パーツメーカーのクロスフォー(7810)の株主総会には100名余りの株主が出席されていたが、筆者もその出席者の一人。 通常の議案とは別に事業説明会を例年通り開催し株主に今後の事業展開についてオーナー経営者の土橋社長が熱心に説明されていた。 同社株は2017年7月にJASDAQ市場に上場。公開価格は730円でその後の2分割を加味すれば365円となる。時価は298円で公開価格を下回った状態。それは上場後の業績低下に起因しているが、前期は特にコロナ禍で国内外の宝飾品市場が大きく落ち込んでしまい、厳しい業績環境の下で赤字に転落してしまった。 こうした事業環境下で同社は生産の低コスト化や抗ウイルス対応サービス展開、ダンシングストーンの派生商材としてのお守りの販売開始など対応を進めている。その中で今期の業績は小幅ながら黒字化を目指している。 ダンシングス -
みんなで株主総会に行こう!!
2019-06-19 13:38株主総会シーズン到来。今月後半は3月期決算企業の株主総会がラッシュとなります。 通常なら26日から28日に総会が集中するのですが、大阪本社の企業はG20開催と重なり、会場不足で前倒しでの開催を予定している企業が多いのかも知れません。 先日、企業訪問した大阪本社の塗料専門商社、オーウエル(7670)でも20日に株主総会を開催予定。昨年12月に上場して初の株主総会。公開価格750円を大きく下回る610円前後で株価が推移する中でお目にかかったお二人の執行役員の対応、お話ぶりは印象に残ったが、総会では株主の皆さんの不満が噴出する可能性もある。 お時間のある大阪在住で同社の株主となられた億の近道の読者の皆さんはぜひ出席してみて下さい。ぜひその印象をお聞かせ願えればと思います。 株主総会ではモノ言う株主が時々登場したりします。 先週はソニーの大株主になった米系投資家の要求が伝えられ、ソニー株が上昇す -
情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄アバント(3836)
2018-06-27 14:43
<株主総会に行く人?行かない人?> 株主総会ラッシュが続いていますが、それも今週で落ち着くことになります。 株主総会は基本平日に開催されており、開催地も比較的東京に集中しているため誰でも参加できる訳ではありません。 特に会社員の場合は休みが取れるかどうかが総会出席に際し重要なポイントです。 株主総会に行ったらどんなメリットがあるのでしょうか? 【株主総会出席のメリット】 ・経営陣の顏と声(話し方)から人柄や経営に対する自信などを知れる ・株主の参加人数と質疑の具合から注目度が分かる ・質疑応答では経営陣に直接質問できる ・電話では流されるきわどい質問にも答えてもらえることがある ・株主総会での発言(質疑応答含む)は公的なIRにも等しい などが主なところでしょう。 私が総会に参加する一番の目的は断然『社長に質疑応答をするため』です。 逆に参加のデメリットは交通費や時間、労力っ -
株式投資の一考察(その1:株価について)
2017-10-03 23:41
株価は日々どのように形成されているのか? この話に耳を傾けて頂ければ株式投資への興味は一気に高まっていくと思われます。 普段取り組まれている株取引に必ず付きまとうのが株価。株価の不思議な世界をこれから何回かに分けて解説していきたいと思いますので宜しくお願いします。 株式会社という組織の存在がこの話の始まりです。 つまり株式という株主総会での議決権と利益の中から配当金を受け取る権利証の価値の変動を具体的に数値で表したのが株価の変動だと考えて頂いて良いかと思います。 株式会社を創業した企業経営者は自分だけのお金で利益追求を行うだけではなく多くの株主を集めてスケールの大きなビジネスをやろうと考えるに至ります。 何事もビジネスには元手(資本金)が必要なのは言うまでもありませんが、ビジネスの発展には更に大きな資本金が必要になることが次のステップの話となります。 100万円の元手で -
情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 LCホールディングス(8938)
2017-07-06 01:43
※続報!! 前回のLCホールディングス レポートはこちら http://www.okuchika.net/?eid=6957 6月は1年の中で最も株主総会が多い時期であり、また開催日も集中しています。 みなさま、株主総会には足を運ばれているでしょうか? また足を運ばない場合は議決権行使の用紙を返送していますでしょうか? 株式投資をしているのであれば『儲かった・損した』だけではなく、会社に対しての意思表示である議決権行使は最低限行うようにしましょう。 仮に、株主総会に来訪される株主(議決権)が少なく、議決権行使の返送も著しく悪かった場合、最悪株主総会のやり直しの可能性などもあり得るのです。 そんなことになったときには投資している会社の信用に傷がつくことにもなり、株価の下落にもつながるでしょう。 【株式投資=オーナー】でもあるんだと認識を持つことは、より一層深い投資を楽し -
株主総会シーズンを終えて
2017-07-05 18:39
本日から7月相場に入り、早くも2017年の後半相場が始まりました。 6月の最終週は3月期決算企業の株主総会の開催ラッシュでしたが、皆さんは投資先の企業の総会に足を運ばれましたか? 平日開催の株主総会にわざわざ会社を休んでまで足を運ぶ方は少数派かも知れませんが、熱心な個人投資家として億の近道の執筆陣の一人で、いつも本誌で熱く語って頂いている情熱投資家、相川伸夫氏も今回、地方から東京まで足を運んで株主総会に出席し、議長を務めるその会社の社長に質問まで行ったとのこと。 その情熱ぶりを皆さんにもお伝えしたく本日は改めてその企業のことをご報告頂きましたのでご参照下さい。 さて、注目したいのは株主総会後に送られてくる大量の配当金の行方です。 時価総額600兆円を超えた東証1部市場。 そこでの平均配当利回りは1.6%ですので、そのうちの3月決算銘柄の配当金を1.0%分として、それだけで -
株主総会に行ってみよう
2015-03-03 15:44決算が終わり2ヶ月以上経過すると株主総会の案内が送られてきます。3月決算だと5月20日前後になりますが、億の近道の読者の皆さんの中にも自ら積極的に株主総会に出向かれている方もお見えになっているのかも知れません。 私が主催している株式同好会のメンバーも今年は株主総会に出向きたいという話をしています。手始めに12月決算企業に足を運ぶ予定です。 先般取り上げた岡山に本社を置くKG情報(2408)の株主総会は3月12日ですが、株価の上昇の背景を探ることを狙いに個人株主とともに岡山まで運ぶことに致しました。 総会自体は短い時間で終了するでしょうが、これからの同社の発展を探るため、社長とも面談します。実際に現場を見ることがいかに大事かは皆様にもお伝えしたいことですが、それを本メルマガでもご報告したいと思います。 皆さんもぜひこの春、株主総会に出向いてはいかがでしょうか。 ところで、3月には今 -
株主総会シーズン到来
2014-06-11 03:11決算説明会のラッシュに続き株主総会の季節到来です。皆さんも投資された企業から株主総会の案内がお手元に届いているかと思います。そんな(損な?)ものは関心ないという方もいればきちんと目を通す方、中には出席しようという方もお見えになるかも知れません。 私の知り合いの机も配当目当てで投資されたこの方への株主総会への案内が山のように来ています。3600社の上場企業の多くは3月期決算であり、今月半ば以降が総会のラッシュとなります。 上場企業にとっては1年間の総括の日でもあり、株主への報告と議定を行う日です。 多くの株主総会は形式的なもので少数株主が出席しても余り意味がないということで、出席する株主は大企業以外は少ないのかと思います。 また、時に大勢集まる総会もあれば少人数ですぐに終わる総会もあります。 もめる総会もあったりしますが、企業はこれをクリアして次の決算に向けた活動がスタートします。
1 / 1