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記事 18件
  • 変化のある企業、ない企業

    2019-08-22 04:35  
     日々変化の激しい株式市場の中で活躍する企業もその時の状況で変化を見せるものだと言うのは本メルマガの読者の皆さんも十分に気が付いておられるものと思います。 個々の銘柄ごと、つまり企業ごとに置かれている状況は異なりますので、株価の変動にも差が出てきて当然です。株価を決める要因の基本は業績であり、業績が悪い、ないしこれから悪化しようという企業の株価が下落トレンドを示すのは当然だし、反対に業績が良い、ないしこれから良くなるという企業の株価が上昇トレンドを示すのは当り前だと考えられます。 とは言え、銘柄ごとに業績の変動パターンが異なるため株価の変動パターンにも違いが生じて参ります。最近は四半期決算の発表でその発表の都度、その内容を見て株価は変動をしがちです。 多くの投資家はそうした特徴を捉えて臨機応変に対応されているものと推察されますが、実際に皆さんがご興味を持たれているのはどんな企業でしょうか。
  • 既得権

    2019-06-18 00:26  
     始めに。 ロシアで冤罪疑惑により不当逮捕とされた記者が釈放され、ロシア政府が早期の事態収拾を図ったとありました。真偽のほどを知る術はありませんが、この一件では同じ独裁政権と言われてはいるもののロシアと中国の差を感じました。もしこの事件が中国であったなら、一切の報道は規制され、記者が生きて帰ってきたかも定かではありません。 政治教育の差もあるでしょうが、欧州と対立し易いとはいえ、やはりロシアはそれなりに民主主義を経験している白人国家であり、天安門事件をはじめとした数々の隠ぺい歴史を持つ中国狂産党とは一線を画すなぁ~、と感じた次第です。 4、000年の歴史を持つ(尊敬する)中国と共産党政権とは似て非なるものです。政権を維持するために何度も自国民を殺戮してきた特殊な集団であり、香港返還に於いても「50年間は自治を保証する」との約束を平然と破る無法政権であることを忘れてはいけません。 今回の逃亡
  • 株高の条件

    2019-04-19 16:39  
     海外投資家の売りを背景に日本株はやや頭重い展開が見られます。 昨年12月25日のブラッククリスマス(筆者は敢えてこう呼ぶ)がボトムでその後は海外株の上昇に先導された形で上昇傾向が続いていますが、じり高歩調ではありますが、頭重い展開がであることは明らかです。 実際に2018年度末の日経平均が3年ぶりに前年度末の水準を下回ったことでもこうした潮流は理解されます。 かつて筆者はロンドンの投資家顧問会社にトレーニーとして配属され、年金運用の現場を見て参りましたが、国際分散投資の視点で日本株はバブル崩壊後においても重要な位置にあったと記憶しています。運用対象の大半は日本を代表する国際的な企業でしたが、これは流動性の裏付けがあってのものでした。 と同時に日本企業の潜在的な成長力、技術力、優れた製品開発力などを評価してのものだったと理解しています。 海外投資家の国際分散投資ニーズがなくなる訳ではないで
  • 特許から見える企業の課題と仕事

    2018-09-03 14:14  

     特許とは、特許法に基づいて出願人が権利化したい技術範囲を文書化したものであり、その実態は技術課題の課題解決方法を文書にまとめたものである。  企業での技術開発は利益追求を目的として行われるが、具体的には世の中に受け入れられる製品の開発やサービス創出のための研究開発が行われる。  ところで、課題とはマクロ的には企業の目標として設定されるものであり、ミクロ的には課題が細分化された上で、企業に関わる様々な人の業務として課題解決が実行されることになる。  このように、特許とは個々の企業が利益追求を目的として課題を設定し、その解決方法をまとめたものであるから、関心のある企業や製品カテゴリーに関連する特許を調べれば、企業が利益を創出するための根拠にアクセスすることが可能となる。  もちろん、特許を細部まで理解するには特許法が規定する「当業者」としての技術レベルが必要となるが、個々のレベルに応じた
  • 気になる企業の特許を読んでみよう!

    2018-04-03 01:34  

     「特許」は法律用語であり、Wikipediaによれば 「法令の定める手続により、国が発明者またはその承継人に対し、特許権を付与する行政行為」 となっている。  この場合の法令とは特許法である。  特許権付与までの実際の流れはこんな感じである。  発明者が自らのアイデアを明細書にまとめたものを特許庁に出願し、  出願から3年以内に審査請求を行い、  特許査定となれば発明に対して出願から20年間有効な排他的独占権が与えられる。  ゆえに、世の中のニーズに合致した発明であれば発明の対価として大きな利益を得ることも夢ではない。  特許権は製品の独自性を保護するものであるため、競争が激しい業界では特許権を巡って熾烈な競争があるのも事実であり、特許侵害が認められると販売差し止めや巨額の賠償金を支払わされることもある。  例えば先端的な4Kテレビのような規格に準拠した家電製品では、製品化に必須とな
  • CEATEC JAPAN2017で見た未来

    2017-10-20 02:51  

     2017年10月3日~6日に幕張メッセで開催された CEATEC JAPAN2017に行ってきました。  今回は私が見た中で面白いと感じたものをみなさんとシェアしたいと思います。新しい技術に触れながら、未来を想像するのはとても楽しい時間でした。 ■株式会社村田製作所(6981)チアリーディング部  チアリーディング部のパフォーマンスを見てきました。  身長36cm、体重1.5kgの小さな4体の可愛いロボットが「倒れそうで倒れない」「ぶつかりそうでぶつからない」統率の取れた動きを見せてくれました。  これは村田製作所の技術を応用したもので、体の傾きを「ジャイロセンサ」で測り、ボールの真上でキープするようバランスをとっているのだそうです。  「ジャイロセンサ」は自動車の横滑り防止装置に使われているとか。  また「ワイヤレスセンサネットワーク」では2つの発信機から出された超音波と赤外線を受
  • 企業評価は難しい

    2017-06-07 13:09  

     株式を上場していると結果として投資家から評価を受けて株価が日々変動します。  企業の評価は基本は業績の数字に基づくことは誰の目にも確かなことですが、尺度の大きさをどうするのかは投資家個々人で異なります。  PER、PBR、配当利回りといった尺度で評価された株価が一般的になっていることがまずは投資家の頭に入っているものと思いますが、これに時価総額の考え方や将来性、資産内容、ブランドなどの知的財産を加味しながら評価するとなるとなかなか一筋縄にはいかないことになります。  また、同じ業種であっても人気度や需給などによっても評価は異なります。  業種ごとにも評価の度合が異なりますのでことさら複雑な様相を呈することになります。  IPOしたばかりの企業は業績に対しての信頼性に不安が残りますが、それが下方修正されるか上方修正されるのかによって評価が異なってきます。  株式市場にはトヨタ(7203
  • 決算発表

    2017-05-15 15:20  

     3月期決算会社の前期実績と今期予想が徐々に出揃ってきています。  発表された実績を見ると、為替の影響を受ける輸出企業の第四四半期は概ね健闘していたとの印象ですが、その一方で、今期予想が思いのほか控えめと感じます。前提の円ドル為替も108円~110円が多く、売上増予想でも(様々な理由はあるのでしょうが)営業利益ベースでは減益予想をしている会社が多く見られます。  トヨタに至っては円ドルを105円前提として不透明要因も加味しているのですから、営業利益が20%もダウンする予想になっています。  資源価格などからも交易条件が前期と比較して特に悪化している訳でも無いはずですが、今年は政治面での不透明性が高く、地政学的リスクも高まっているなどの理由でしょうか?経営者が強気になり切れないムードを感じます。  株式市場では、その様な控えめな予想(今期減益など)が出るなり、あっという間に売り込まれ「こ
  • 就活生と投資家は似た者同士

    2017-03-08 15:36  

     今年も来年卒業の大学生の就活シーズンがスタートしました。  3月1日から表向きはスタートしたようですが、実際にはもっと早くスタートしていたと言えます。  大学に入学し約3年近い学生生活を終えて待っているのは厳しい就職活動。  とは言え人材採用難が言われる昨今だけに学生さんにとっては売り手市場となっていて、早く決まるケースが多くなっていると考えられます。  企業側ではできるだけ早いうちに良い人材を確保しようとしますのでこの時期から学生にアプローチして各企業で人材争奪戦が繰り広げられることになります。  就活生にとって社会人活動の第一歩となる就職先選びは長い人生の重要なスタートとなります。有名ブランドの大学生なら比較的就活はスムーズなのかも知れませんが、有名な大学ではない場合は希望の就職先に入るのはなかなか大変な場合もありますが、このところの採用市場は比較的順調に就活ができる状況になって
  • ファンドマネジャー、株を語る(6)

    2017-02-20 19:35  

    ■ファンドマネジャー、株を語る  0006 ☆☆ 1000年続く組織について 英国のオックスフォード大学は、世界的に有名な大学です。 少なくとも1090年代には講義が行われていた、といいます。 1000年以上、続いていることになります。 少なくとも、卒業生の方々や英国民は、 「オックスフォード大学にはこれからも末長く存在してほしい」 と願うでしょう。 一方、オックスフォードの学生は、数年間で卒業します。 学長は次々と移り変わりました。 学生も移り変わっていきました。だが、大学は受け継がれていきました。 そういう意味で、学長の資質というものが、 どれほど、大学の永続性に重要であったのでしょう? 大学のスピリッツ(精神)は、時間軸や個には依存しないもので なければならないのです。☆☆企業とは何か?? 企業にも大学と同様に存在意義があるでしょう。 社会への商品の供給者、新商品の創造者としての意