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記事 3件
  • 投資のモノサシ

    2020-11-04 17:37  
     多くの投資家にとってなじみのあるPER(株価/EPS)という投資のモノサシ(尺度)がある。 モノサシと言っても最近あちこちで店舗ができ始めた事務キチのような文具店で売っている訳ではない。皆さんの頭の中にある投資する際の参考となるスケールだ。 株式市場の歴史の中で多くの投資家に使われてきたこのシンプルなモノサシは壊れていて使い物にならない。企業の先行き(足下の収益、将来性、衰退か成長か)がとても不透明なためだが、投資家が発行済みの株式のうち、市場内で浮動している株式を売り買いする際にその判断材料とする場合の尺度(他にPBRや配当利回りがある)の一つであるが、コロナ禍で足下の利益が見えない時代なのであまり当てにならないモノサシとなっている。 シンプルな投資尺度であるPERが銘柄ごとに違っていることはご存知の通り。企業の収益性や成長性には違いがあるからPERも違っていて当然。 現在の市場全体の
  • 日本で唯一の上場ドローンメーカー

    2020-10-02 00:45  
     道路上を走る自動車が誕生したのは1769年とされるが、それから250年を経ていよいよ空中を移動するマシンが登場し始めた。 ドローンの登場である。 日本で唯一の上場ドローンメーカーである自律制御システム研究所(略称ACSL)はいよいよ今後の成長を熱く語り始めた。 彼らの中期計画では10年後の売上高1000億円、営業利益100億円に置いている。 筆者としては果たしてこの程度で済むのか、逆にもっと事業規模が拡大しても良さそうだと思うが皆さんはどうお考えでしょうか。 ここではLEVEL1、LEVEL2の目視飛行の時代を経てLEVEL3の遠隔操作、自動化の時間を迎え、さらにはLEVEL4の有人飛行の時代に向かうとのビジョンを描いている。 これは昔の漫画に出てきたエアカーを連想させる。スーパージェッターというアニメに出てくる流星号こそドローンとエアカーを先取りした乗り物と言える。 ドローンは一種のロ
  • 未来から過去である現在を見る

    2018-12-19 01:21  

     人類は過去から現在までの過程で様々なモノを生み出してきました。  とりわけ明治時代以降の近代史の中では技術的な進歩をバックグランドとしてモノづくりがものすごいスピードで進化してきました。  馬車に代わってガソリンエンジンで走る車の登場、蒸気機関車に代わって走る高速鉄道の進化系であるリニアモーターカーは2027年には日本でも東京名古屋間を40分で結ばれる計画が進行しているのはご存知の通り。  日本は戦後の復興過程で繊維産業のような軽工業に代わり鉄鋼や機械、造船、重電などの重厚長大型の産業群とともに経済発展を遂げましたが、これとともに松下電産(現在のパナソニック)やソニーを代表とするエレクトロニクス産業が勃興、テレビや白物家電などのホームエレクトロニクスの急成長を見た。  これを横目で見てきたお隣の国、中国の鄧小平氏は松下幸之助氏に頼み込んで自国にこの技術を取り込んで国を豊かにしてきたと