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帝国航空
2020-09-01 20:16トランプ大統領と安倍首相の言動は良く似ています。 真っ当なことを言っているようで実は具体性が無いのに表現は大袈裟。期待を持てそうな個々の政策提案はあるものの全体的に纏まりが無い。新たな政策や方針にしても大雑把で財政面の考察が欠落しており責任感も一貫性も無い。結果として言いっ放しとなり、評価すべき結実した政策(成果)が無い。 「アメリカを偉大に」「偉大なアメリカを維持する」とか、「一億総活躍社会」「働き方改革」とか・・・。彼らは期待感を醸し出すイメージ戦略は上手いのですが、ちゃんと検証すると変革と言う観点からは特段変わったものはないことが分かります。 やったことは大型減税と財投くらい。日本では日銀頼りの金利引き下げ。 現場を知らず、不勉強で、雰囲気と言葉遊び(ハッタリ)だけでのし上がった為政者と言うべきか?つまり少数の役所と中央銀行さえあれば、トランプ政権や安倍政権では無い(違う政権の)方 -
孫悟空は大きくて効率的なビジネスを求める
2019-11-26 13:25皆さんご存知の孫悟空は中国の古典、西遊記で出てくる主人公だが、漫画ドラゴンボールはこれをモチーフにした話だ。 主人公の孫悟空は現代版エアカーやドローンとも言うべき筋斗雲(きんとうん)に乗って世界中を飛び回り大活躍する。 現代のビジネス界の孫悟空はご存知あの方。孫正義氏。 バブル経済が崩壊した1994年にファーストリテイリングの柳井社長とともに彗星のごとく株式市場に現れ話題をさらう。 文字通りこのカリスマオーナー経営者の乗り物は凄い。推定時速1800キロメートルという筋斗雲に負けない途方もないスピードを持つのであっと言う間に目標地点に到達する。 世間では小さなことからコツコツと(西川きよし師匠ではないが・・)やるのが美徳のようになっているが、あっと言う間に日本最大の時価総額企業に躍り出ようとファンドまで設立し、他人様のパワーまでうまく活用して目的地に向かおうとする。 筋斗雲に乗って飛び回る -
有料メルマガライブラリから(293)「ファンダメンタルズを確認し分散投資でリスクに備える」
2019-06-13 16:06有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「ファンダメンタルズを確認し分散投資でリスクに備える」= (有料メルマガ第435回・2017/6/6配信号)※2017年6月現在の内容です。留意してお読み下さい。(前略) 私がサラリーマンを辞めることを意識して、株式投資にのめり込んだ時に抱いたイメージは『株式投資は現代の錬金術だ。』というものでした。 株式投資という現代の錬金術を上手に使えば、経済的独立を達成して、いつ働いている会社が倒産しても、リストラされても愛する家族の生活基盤を損なうことなく安心して暮らしていけるような金融資産を作りあげる -
日本の事業支援体制
2016-02-01 16:23前回のコラムでは、資源安やインバウンド減少を理由に売られた銘柄の中でボトムを探す時期が近いかも知れないとの感想で書きましたが、株式市場全体を見渡すと、昨年の(日経平均で)20,000円近くの株価イメージが残っている為か?銘柄のどれもが安く感じてしまいます。 改めて今月3週間の値下がりは凄まじかったですね(汗)。 需給要因だけですから、良くも悪くも何か材料が出ると(中には当たり前と言った程度の数値などでも)関連しそうな銘柄を含めて一斉に売りや買いが増えて 一方通行になるのですから。何とも無味乾燥なつまらないマーケットですが、ここ最近は想定外に(機械的に?)売られ過ぎと感じたものは少し仕入れていま す。 既に「買っても良いかな?」と考えていたものが一緒に連れ安するのですから、「冬物大セール」に行ってみたら偶然掘り出し物を探し当ててしまったような感覚です。楽しみながら投資を続けられるよう工 -
ファミリービジネス(同族経営)の研究
2015-11-27 01:1611月初旬に、早稲田大学の国際ファミリービジネス総合研究所でイベントが開催されていたので参加してきました。 早稲田大学の国際ファミリービジネス総合研究所は、スイスのIMDというファミリービジネスを専門に研究している教育機関と提携をして日本でも珍しくファミリービジネス(同族経営)の研究を専門に行っている機関です。 冒頭に、研究所所長である長谷川教授のお話を伺いましたが、興味深かったのは長谷川教授が元々ベンチャーキャピタル出身の教授であったことと、ベン チャーキャピタルが出資できる企業には限界があり、ファミリービジネス(同族企業)が行う投資の方が、投資回収の時間軸が長く、良質ではあるが時間がかか りそうなビジネスへの出資が上手く行きそうなので、ファミリービジネスの研究を始められたという話でした。 私も全く同じ印象を持っており、最近も知り合いのベンチャービジネスに、ファミリービジネスオーナ -
ドバイ現地報告~その2~
2014-02-01 01:05前回は、ドバイ滞在中でドバイの街中の印象をお伝えしました。 今回はドバイ視察を通じて感じた日本からのビジネス可能性についてお伝えします。 前回少し触れましたが、ドバイではUAE国民(1割)と外国人労働者(9割)で構成される社会です。 UAE国民は、非常に優遇されていて、所得も高くほとんど実労働することなくお金の入ってくるしくみ(原油ビジネスやその他合弁ビジネス)を構築しています。 つまり、ドバイでは外国資本がドバイ国内でビジネスを展開しようと考えれば、現地のUAEの人と組んで合弁でビジネスを始めるしか手法が無く、実際には実労働は外国人がビジネスを展開し、UAE側は資本家としてビジネスの恩恵に預かるという形式が一般的のようです。 こうしたUAE現地人は、お金があってそれほど仕事も忙しくないので基本的には「消費」に貪欲で、お金を使う事に意識が集まっています。ショッピングモールなどでも
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