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記事 5件
  • 売買手法 ~スキャルピング その4 練習(損切りのコントロール)~

    2015-12-22 23:12  
    スキャルピングは銘柄選別と練習の積み重ねで勝率が大きく変わる。  スキャルピングは細かい利益を積み上げる手法なので1回でも大きな損失を負ってしまうとリカバリーが難しい。  最初は損のコントロールを身に付けることを第一に損切りを徹底して欲しい。  売りか買いかどちらから入ってもよいが、どちらか一方で練習を繰り返して欲しい。  売りは短い時間で大きく利益を取ることができるが、練習にはエントリータイミングが多い買いのほうが適していると思う。  一般的に儲かる板は逆板(買の場合、売りが厚く買いが薄い板)と言われるが、スキャルピングの練習には買い板が厚く、売り板が薄い銘柄が適している。  これは買いが厚い板は損切りラインにあたりが付けやすく、数ティックで損切りできるため、損失をコントロールしやすいからである。  エントリー時は損切りのポイントを必ず定め、定めた位置での損切りを徹底する。  練習開始時
  • 売買手法 ~スキャルピング その3~

    2015-12-07 21:25  
    ●銘柄の選択  スキャルピングは銘柄をピックアップが非常に重要である。  スキャルピングは細かい売買を数多く行うため、出来高が多く、板が薄く、株価が上下に振れる銘柄が適している。  これらを全てを兼ね備えた銘柄がたくさん存在するわけではないが、前日の予習を丹念に行うことで発掘につなげたい。  銘柄の選別は証券会社のツールを利用して前日から出来高増加率、騰落率、ティック増加率で抽出する。  売り買いのチャンスを考えて貸借銘柄の方がベター。  抽出した銘柄の中から翌日スキャルピングできそうな銘柄を20銘柄程度ピックアップして相場に臨んでほしい。  20銘柄程度というのは常時監視できる限界数だと考えている。  その他、ツイッター等で注目が集まっている銘柄をピックアップするのもよい。  私がディーラー時代はツイッターが普及しておらず、重視していなかったが、影響力がある人のつぶやいた銘柄には注目が集
  • 売買手法 ~スキャルピング その2~

    2015-11-30 21:20  
    ●板のパターンを記憶するために  前回はスキャルピング習得の第一歩として 「買いが優勢になりそうな板のパターンを日々の売買で多数記憶しておくことが大切」 と書いたが、 パターンを闇雲に記憶するのは効率が悪いため、今回は技術習得の一助となるよう過去の経験をお伝えしたい。  ディーラー時代に初心者~初級者の後輩と売買した銘柄の話をする際に、売買した価格、株数を覚えているがどのような板でエントリーしたかを覚えておらず、自分が買った板を再現できない人が多かった。  これはどういう板でエントリーしたかを覚えていないのはエントリータイミングがあやふや、板売買の基本が身についていないからである。  「今の板がどういう状況か把握、今後どう動くかの予想、ロスカットラインはどこにするか」 などトレードにおいて一番大切場部分をを踏まえてエントリーポイントを決めるべきだ。  板売買の記憶はエントリーポイントを精緻
  • 時間軸のとり方は

    2015-11-21 15:10  
    投資家にとって投資の時間はさまざまだろうと思います。  スキャルピング、デイトレ、スイングと呼び名もさまざまですが、超短期~超長期まで一長一短があります。  為替から見ると、株の流動性は少ないと、特に新興市場はスカスカに感じるのですが、その分動きもダイナミックで、そこらへんが新興市場の魅力でもありますね。  FXの場合はさまざまなプラットフォームがありますし、個人投資家はインターバンクの取引に直接参加できないので、需給を見る上で株よりも劣ると思います。  もともと為替は上場物ではなくOTCが市場のほとんどを占めるので、需給を読むのが株よりも難しいと思います。  その点株は、東京市場は特に東証やそれぞれの市場のほとんどの需給が集中するので、ある意味分かりやすいともいえます。  米国市場でもダークプールと呼ばれる私設取引所が多くあり、ニューヨークストックエクスチェンジへの集中はそれほど多くない
  • 売買手法 ~スキャルピング その1~

    2015-11-21 15:08  
    「スキャルピング」とは細かい売買を積み上げる手法である。  この手法は保有時間が短く、損切りも数ティックで行うため、リスクを押さえて売買ができることから資金の少ないトレーダーに支持されている。  制度面でも追い風になっており、2013年1月1日から信用取引に関する規制が緩和され、決済を行うと信用余力が回復し、無限に回転できるようになったこと、手数料の引き下げ等によりコストが下がったことから、現在はスキャルピングに適した相場環境だと思う。  私はスキャルピングの技術をディーラー初期に身に付けていたが、大きな資金の運用には向かないため、それ以降は使うことはなかったが、最近になってトレードを学びに来る受講者さんのリクエストで見せることが多くなった。  12日(木曜日)の午後に弟子のドカン君と受講者さんに見せながらクルーズ(2138)を売買した。  後場の1時間半に57回トレードをして結果は54勝