-
ファンダメンタルズ分析入門(7)
2020-02-05 15:22※このコラムは、2005年10月11日に掲載されたものです。
当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。
★投資タイミングは決算発表後すぐにやってくる(その3) 第3のカーブと第4のカーブは、業績や景気のピークアウトから、再度、ボトムをつけるまでの局面です。この局面の前半部分が第3のカーブです。ピークアウトから下降局面の途中までです。この第3のカーブで起こることは、(1)増益企業が一気に減益に転じてしまう(2)減益になった企業はさらに減益率が悪化してしまう(3)黒字化を果たした企業が赤字に転落してしまう(4)赤字企業は赤字を拡大してしまう散々なことが起こるのです。悲劇の連続です。この右肩下がりの急カーブでは、キャッシュポジション・オンリーとするべきで、株という株はすべて売却して、現金のみのポジションが好ましい局面です。株価が急落するのはこんな局面です。もし、ピークアウ -
セミナーにあたって
2019-09-21 01:50はじめまして、億近読者の皆さま。鈴木一之です。 先週の村田雅志氏のコラムの通り、このたび株式セミナーを主催することといたしました。それに先立って、セミナーに臨む心がまえを少し記してみたいと思います。 先週のコラム ⇒ http://okuchika.net/?eid=8681 世の中には2種類の変化があると思っています。 循環的な変化と構造的な変化です。 「循環的な変化」とは、景気の浮き沈みに伴う世の中の変化です。 消費が伸びる、マンションが売れる、外国人観光客がたくさん訪れてホテルの建設ラッシュが起こる、これらはみな循環的な変化ととらえられます。 一方の「構造的な変化」とは、景気の移り変わりとは少し異なった、世の中そのものの変化です。 最近もっとも目覚ましく変わっているのは「キャッシュレス決済」の大きなうねりですし、少し前で言えばスマートフォンの普及、インターネットの普及、パソコンの普
1 / 1