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資金逃避と円安
2022-10-25 09:54
今年の春過ぎ頃から外貨建て保険や節税型保険、仕組債(主にEB債)に対する注意・規制の記事が増えてきました。 毎度のことですが、今更?と感じます。 外貨建て保険は、円建て商品では利回りが出ず商品化が難しいために、無理やり金利がある外貨を使って形ばかりの保険に仕立てた商品です。 自分で組成するなら一例として、豪ドルなら、為替手数料の安い金融機関で豪ドル建てMMFか豪ドル債を買い、似たような効果のある掛け捨て保険を組み合わせれば余程コスパの良い外貨建て(風の)保険が出来上がります。 しかも円安時や必要な時に何時でも現金化出来るのですから、わざわざ(表に出ない)高額な手数料を払ってまで数年以上も資金を固定するリスクもありません。 節税保険は、その組成と諸条件をきちんと調べれば疑問符の着く状態になっていたことは一目瞭然です。そんな都合の良い保険があるなら節税したいオーナーが続出するのは目に見えて -
有料メルマガライブラリから(448)「確実性の高いインカム・ゲイン狙いの志向を強める」
2022-10-13 12:16
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「確実性の高いインカム・ゲイン狙いの志向を強める」= (有料メルマガ第370回・2015/3/1配信号)※注 2015年3月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 今日のコラムの題にした『選択で言えばキャピタル・ゲイン狙いを劣後させて、より確保できる確実性の高いインカム・ゲイン狙いの志向を強めている』ということです。 「不毛な決断」を迫られるというのは、それ以前の「普通レベルの決定」において繰り返し間違いを犯し続けたために、最後にその清算を迫られているにすぎない状態です。そんなはめに陥らない為 -
長期投資の入門 第10回 SiCパワー半導体
2022-10-12 14:50
まず、最初にお知らせがあります。 鳥取市と松江市にお住いのみなさま、セゾン投信のリアルセミナーが開催されます。10月15日と16日の午後2時からです。 なかなか山陰に行く機会がないので、みなさまに直接お会いできるのを楽しみにしております。鳥取セミナーhttps://www.saison-am.co.jp/seminar/detail/20220719091647.html松江セミナーhttps://www.saison-am.co.jp/seminar/detail/20220719092148.htmlよろしくお願いします。=SiCパワー半導体= さて、次世代パワー半導体SiC MOSFETの将来性について連載してきました。本日もSiCパワー半導体の続きです。 技術的なトレンドは、とかく表面積を増やして付加価値当たりのコストを抑えること。 最初、SiCは小さな4インチの基板(ウェハー -
貯蓄から・・・
2022-10-11 14:51
初めに。毎度のどうでも良い前振りですが、蒲田駅東口に最高コスパのステーキ定食屋さんを見つけました(笑) 「ジャンボステーキはらぺこや」です。知り合いでも何でもありませんが、宣伝をしてあげたくて書きました(笑)。外観も内装も庶民的なお店ですがコスパはトップレベルで、とても感じの良いお店です! さて、アメリカの代理戦争をさせられている(と言われる)ウクライナ。 様々な意見が飛び交いますが、多少の妥協も踏まえてロシアと話し合えば良かったものを、ロシアからの提案を露骨に却下しプーチン大統領を戦争へと走らせてしまいました。そもそもプーチン大統領の野望が諸悪の根源なのかも知れませんが、西側メディアから流される情報だけでは真相は分かりません。 アメリカの為政者は自分達を安全な場に置きつつ金の為には常に何処かで戦争をしないと気が済まない連中とも言えます。この連中の贅沢の為に世界の庶民は何時までも苦しま -
NISAの恒久化で日本株は上昇するのか
2022-10-11 14:50
岸田総理がニューヨーク証券取引所の講演で、NISAの恒久化の必要性について語ったのは、投資家にとっては大きなニュースになりました。 もしNISA恒久化が進めば、投資をする人は増えると思います。 日本には「もったいない」という名言があります。 NISA制度があるのに、使わないのは「もったいない」と感じる方が、徐々に増加していくでしょう。 この改革のときに、ついでに「NISAは未成年も利用可能」にしてほしいです。2024年からジュニアNISAがなくなるので、制度の入れ替わりにはちょうど良いと思います。 ところで、NISAが恒久化され、投資をする人が増えると日本株は上がるのでしょうか。もし上がらないと残念です。日本人にとってせっかく積立投資が当たり前になっても、みんなが海外にばっかり投資をしていると、日本株の市場にはお金が回ってきません。 日本人が抱える約2000兆円の個人金融資産が、外に流 -
有料メルマガライブラリから(447)「投資戦略を練りながら、好業績予想の銘柄に打診買いを」
2022-10-07 16:14
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「投資戦略を練りながら、好業績予想の銘柄に打診買いを」= (有料メルマガ第360回・2015/12/15配信号)※注 2015年12月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 一年を振り返ると、今年も株価が大きく乱高下しました。でも購読者の皆さんも、他の多くの個人投資家も、今年の運用成績は大きくプラスしている方が多いと思います。つまり去年の年末より投資資金が増えている投資家が多いと感じます。 毎年この時期に考えることは、今年の残りの期間には今年の運用成績を気にして小手先の売買を行うよりも、来年も -
長期投資の入門 第9回 パワー半導体について
2022-10-06 11:56
いよいよ今月も最終日です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。 まず、最初にお知らせがあります。 鳥取市と松江市にお住いのみなさま、セゾン投信のリアルセミナーが開催されます。10月15日と16日の午後2時からです。 なかなか山陰に行く機会がないので、みなさまに直接お会いできるのを楽しみにしております。鳥取セミナーhttps://www.saison-am.co.jp/seminar/detail/20220719091647.html松江セミナーhttps://www.saison-am.co.jp/seminar/detail/20220719092148.htmlよろしくお願いします。 さて、SiC MOSFETの成長性について連載してきましたが、本日もその続きです。=手順について おさらい パワー半導体について= 今回はパワー半導体のことを考えてみます。 手順は以下の通りです。1 -
食糧危機
2022-10-06 11:51
8月末頃の日経新聞「十字路」にて、ガソリン補助金や麦の価格据え置きなどを例にして現状の政策を批判したコラムがありました。(筆者はキヤノングローバル戦略研究所 山下一仁研究主幹) 一部抜粋です。『おにぎりを食べている人より高級パンを食べられる人を優遇し、ガソリン補助金により高級車に乗る人を優遇している。政府・農協は減反を強化して米価を引き上げ、ガソリン補助金で脱炭素化への投資を妨げる』等々・・・とありました。 ご指摘の通りです。将来に目を向けず、目先の人気取りしか眼中にないポンコツ政治家ばかり・・・。 9月までのガソリン補助金は約2兆円。本来、ガソリン高となれば需要も減るため温暖化防止に役立つのですから、厳しくとも資源高の環境を利用して資金を脱炭素投資に振り向ける絶好の機会とすべきなのに、単なる人気取り(政治パフォーマンス)に資金流用しています。しかも将来世代に借金をしてまで。 JAは利 -
アドバイザーが中立な立場に立つことの難しさ
2022-10-06 11:43
株式会社マネーライフプランニングでは、「投資助言業」という財務局登録をして金融機関とは距離を置いた、独立したアドバイス会社としての経営をしています。 ここで言うところの「独立」とは、金融機関とのしがらみ(販売や手数料)などが全くないために特に忖度や配慮や偏りをなくし、顧客にとって最善と考えられるアドバイスを実現しやすい環境であることを意味します。 改めて、このような事について触れるのは、最近2つのことで「独立」したアドバイスが求められていると実感したからです。 1つ目は、日経新聞社との新しい取り組み。 8月末から実験的に、日経新聞社の読者層、日経IDの保有者層に対して、FPアドバイスを提供するという取り組みを実験的に始めています。 その取り組みの中で、多くの相談者の方から 「このような独立したアドバイスを欲しいと思っていたんだけど、なかなかそのような人が見つからなくて、今回の日経の案内 -
有料メルマガライブラリから(446)「7月~9月の高配当・優待銘柄への投資を考え始めてる」
2022-09-29 11:55
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「7月~9月の高配当・優待銘柄への投資を考え始めてる」= (有料メルマガ第486回・2018/6/19配信号)※注 2018年6月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 先週のコラムではエジソンの言葉を紹介して、他人のアイデア、つまり投資手法や投資銘柄を真似ることの効用を述べました。 そこで今週は、まず私が誰の手法を真似ているかを最初に書いてみたいと思います。一言でいえば、私の株式投資法は東急グループの創始者五島慶太氏の事業展開の手法を学んだ方法です。 私の投資法はバリュー投資です。 バリュー
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