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今年活躍した年前半にIPOした成長銘柄
2015-11-17 18:31日本郵政3社は今年後半にIPOした超ビッグな銘柄ですが、どちらかと言えばバリュー株。決して成長株に分類されることはありませんので、株価の評価は控え目です。 これに対して成長性が期待されるIPO銘柄は業績の進捗を確認しながら株価は堅調に推移し、株価の上昇率は時に2倍以上になります。 放出株数が少なかった、かんぽ生命(7181)も公開価格2200円に対して高値は4100円を超えるなど、ほぼ倍の水準にまで上昇しましたが、これは公開価格自体が割安過ぎたからということしかありません。 今年前半に上場した銘柄の中にも、テラスカイ(3915)やジグソー(3914)、ファーストコーポレーション(1430)、ハウスドゥ(3457)、 ショーケースTV(3909)のように株価が公開価格の2倍以上になった銘柄があります。確かにこれらの銘柄は業績は堅調です。 IPO銘柄が業績を下方修正し、投資家の信頼を裏 -
直近IPOした銘柄の株価下落をどう見るか
2015-08-19 12:15全体相場が堅調に推移する中で直近IPOした銘柄には下落トレンドの株価が見られます。 例えば製造業向け人材関連サービスの平山(7781)の場合は、公開価格2130円に対して7月10日初値は2758円。高値は2783円でしたが上場後約1か月で2031円という安値まで下落しています。 この会社の場合は決算期が6月で13日にその発表を行いましたが、前期は上場時に公表した決算見通しを上回る順調な着地となりました。 今期の見通しも上場時に公表した通りとなり増収増益の基調を維持するという内容でしたが、株価はそうしたことを織り込んでおり、むしろ好材料が出尽くしたと判断したのか、発表後大きく売り込まれてしまいました。 本日の終値は2105円と戻ってきましたが、今期予想EPS150円に対してPERは14倍という水準に留まっています。 上がらないまでも下落する必要のない決算発表でしたが、需給の悪さを物 -
相場の視点
2015-06-03 19:49連休明けからとにかく強い相場展開が続いています。とは言っても銘柄に良し悪しで運用成果は異なり、倒産する企業や東芝のようなイレギュラーな企業、事業の進捗がはかばかしくない企業などは株価の低落傾向が見られるなど二極化が続いてきました。 ここに来てようやく動きが一巡したように思われますが、今後も好業績銘柄を中心にした相場展開が基本的には続くと想定されます。 また直近ではみずほFG(8411)や第一生命(8750)など銀行・生保株などの上昇トレンドが顕著になっており、その背景になっている日本郵政の上場が関心の的になりつつあります。 また、5月はIPO銘柄がゼロとなり直近IPO銘柄の中で大きく値下がりを余儀なくされた銘柄への関心が集まりました。 その中ではハウスドゥ(3457)が異彩を放ち、ボトムから4倍近い水準にまで跳ね上がりましたが、その契機となっているのは株式分割です。実質増配と なる -
二極化相場を乗り切る
2015-05-19 17:23株式相場を象徴する指数が順調に上昇しつつある中で、相場が二極化して下 落トレンドの銘柄も引き続き見い出せる状況となっています。 値上がり余地のある銘柄を保有し続ける一方で損失を重ねてきた下降トレンド銘柄をどう処理するかが重要な局面です。二極化相場を乗り切り資産増強を果たすことができれば皆様も満足されると思いますが、このあたりが結構難しい。 株式には時流に乗りそうな銘柄とまったく市場に集う投資家の関心を集めない銘柄とが混在しています。億の近道の読者の皆様もそうした相場潮流を横目にこれまでの経験を踏まえて日々、対応されているものと拝察致しております。 ようやく決算発表が一巡し残っているのは東芝のような特殊な銘柄のみ。既に決算発表後の説明会が活発に開催されており、多くの好決算銘柄には市場関係者の関心が高まります。 かくいう私も本日も午後から2社の決算説明会に出向きました。株価が下落トレン -
大型株何するものぞ!!株式相場の底流で活躍期待高めつつある中小型材料株
2015-05-13 17:21大型株も良いが東芝やシャープのような急落銘柄も出てきますので迂闊には手が出ません。 一筋縄にはいかない相場ですが、当面の投資妙味は中小型株にあるというのが私の持論です。本日はこれから活躍しそうな中小型材料株を独自の目線で選定し、その状況を簡単にコメントしてみました。 最後にこれらの中小型銘柄で構築しましたポートフォリオをご提示しましたのでご高覧賜りましたら幸いです。 1)DDS(3782) 5月14日に第1四半期の業績発表!!今期の黒字転換見通しが裏付けられるか要注目。 株価は650円前後まで調整。再度の出直りに期待を寄せる向きもあり。 時価665円 2)ハウスドゥ(3457) 第3四半期で通期計画水準の経常利益を達成。上場初値水準に株価は戻るが、 通期業績の上方修正期待と来期以降の業績拡大期待で人気継続を期待。 時価4900円で直近高値。 5240円挑戦に期待。 リース -
銘柄パフォーマンスチェック
2015-04-21 22:562014年8月にスタートした私の有料メルマガ「炎の投資情報」ですが、半年余りが経過し、月日の経つのが早いという思いで一杯です。 これまでたくさんの銘柄(企業)を取り上げて参りました。 株は上がったり下がったり。期待する水準までの株価上昇にまではなかなか辿りつかないことも事実ですが、そうした皆さんの期待に応え得る銘柄をできるだけ選定してお届けして参りました。 本日はその中でも昨年の秋ごろから取り上げてきました銘柄のパフォーマンスをチェックしてみたいと考え、ひと言コメントとともにご披露してみました。ぜひご覧下さい。 ※( )内は掲載後高値日 ◎ハウスドゥ(3457)2015年3月30日号配信 3910円→4890円(本日高値) +25.1% 3月のIPO銘柄で上場後に調整していた局面をとらえて報告。25%の上昇率達成!!古田氏起用でブランド力アップ。リースバック事業で成長志向。6月 -
オールドエコノミー企業回帰
2015-04-21 22:49最近またIPOがラッシュとなって消化難に陥ってしまいましたが、結果的には投資家の多くは安定志向に走ったように思えます。 オンラインゲームのgumi(3903)やアサイ―輸入販売のフルッタフルッタ(2586)の業績下方修正、赤字転落が株価下落につながり失望感が出てしまったことがここでの安定志向につながっているのではないかと思いますが、株価低迷には誤解もあります。 昨年12月上場企業を再度見直してみてはどうでしょうか。 市場には成長性が高そうだという淡い期待感に基づいて上場する銘柄と、こんな企業、成長もしないだろうとハナから見向きもされない銘柄とに2分されてどこかの予想期間が当たりもしない注目度などを出しては投資家を戸惑わせているのが現状です。 だからちゃんと企業調査して本当の実力を知った上で投資すべきなのですが、ここまでIPOラッシュだと投資家もまともな判断などはっきり言ってできませ -
2015年IPO相場春の陣
2015-03-11 03:432015年もはや3ヶ月半を経過しようとしています。2月からスタートしたIPO相場は全体相場の上昇トレンドの中でやや目立たない状態となっていますが、3月17日からスタートする3月のIPO相場は実に15銘柄が上場して参りますので賑やかになるかと思います。 既に4月8日のIPO銘柄も発表されていますが、全体相場が比較的堅調な中、消化難の恐れはないかとは思いますが、銘柄の良し悪しで運用成果が異なってくるものと考えられます。 2014年末から2月のIPOをまず振り返ってみて3月の展開を占ってみたいと思います。 【調整局面の12月IPO銘柄】 昨年12月に上場したエクストリーム(6033)、カヤック(3905)、MRT(6034)などの活躍期待株は公募価格に対して初値が大きくかい離して初値の後も上値を追ったのですが、その後は調整の動きが見られます。 業績の進捗を見ながらこの調整局面から抜け出す
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