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市場潮流
2015-04-21 10:24今週(4月13日~17日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で254円、率にして1.3%の下落となりました。3週ぶりの下落です。 日米主要企業の決算を控えて、その内容を見極めたいとのムードが強く、明確な方向感が出ないまま一進一退の展開が続きましたが、週末の17日に前日比 232円の大幅安となりました。ギリシャの金融支援の先行き不透明感を背景とする欧米の株安を嫌気した売りが優勢となったことが大幅下落の主因です。 外為市場では、円がドルに対し4日連続で上昇しました。予想より弱含む米経済指標が続いたことで、FRBの政策金利引き上げの時期が9月以降にズレ込むとの見方が優勢になったこと、日本の貿易赤字が縮小傾向にあることなどが影響しているものと思われます。 一方、債券市場では、新発10年物国債利回りが一時0.3%まで低下しました。欧州中央銀行(ECB)の量的緩和の推進を背景に、ドイツの10年 -
為替市場動向~スケジュール満載の9月、ドル高傾向は続く?~
2014-09-04 21:14月替わりの9月に入るのを待っていたように、相場が大きく動きだしました。 2日には、日本の内閣改造人事で塩崎氏が厚労大臣になると報じられると、年金基金運用の改革が進むことを期待しての株高、円安が進みました。 レンジ相場で溜まっていたマグマが日本のお盆明け時期から小爆発しつつあったドル円相場の動きが加速して、直近で年初の高値105円44銭に迫る勢いとなりました。 8月の月足は102円80銭始値、高値104円49銭、安値101円51銭、終値104円09銭。101円から102円の取引が続いたフラストレーショ ンを払しょくして動きが出てきた格好です。ただ、年初来高値105円44銭を目前に若干の過熱感があることから、一気に上昇が進んでいくとは考えにくいで すが、米ドル高が基調の昨今の市場環境を背景にレンジブレーク後の方向は見えてきたように思います。 さて、9月の重要スケジュールに、明日4日行わ
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