• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 107件
  • 最強の勉強法 その1

    2023-12-23 13:19  

     鍋田さんは30年に渡り、不登校の学生に人格教育してこられた宗教者であり、哲学者です。山本が1980年代に貧乏学生だった時に、仕送りなく、退学になりそうな折に、鍋田学習塾に泊まり込んで貧乏学生らの生活の面倒を全部みてくださいました。鍋田さんには感謝しております。 鍋田さんは、自然農に精通されており、全国の良心的な農家や食品メーカーとの交流があります。小田原にわたしは鍋田さんと共に研修所をつくり、食べること、生活すること、生きることを全力で楽しんでいます。 お子さんの育て方に悩む世代の方には、是非、小田原の研修所に、親子で遊びに来てもらいたいと思っております。 私の息子たちも鍋田さんの大ファンです。(山本潤)‐‐‐‐鍋田大蔵氏 1985年に鍋田学習塾を開業。個人指導にこだわり、不登校、高校中退生等の大検合格と大学進学を生涯にわたり手掛けてきた。 コーチングのプロとして、ホームページの事例紹
  • BS経営の重要性

    2023-12-19 20:55  

    「うちの会社もBS指標を重視するようになりました」 上場企業の方々とお話をすると、このような声をよくきくようになりました。 ROICやROEという言葉が社内のシニアパーソンの共通ワードになってきたという会社は少なくありません。 同時に最近聞くのが「社員のキャリア形成について支援する体制を整えなければならない」という言葉です。 終身雇用は崩壊しており、優秀な人材は社内でキャリアビジョンが描けなければ外にどんどん出てしまう時代です。 逆に、「キャリアアップなんてどうでもいい」というぶら下がり社員ばかりになってしまったらやばいというのはいうまでもありません。 キーワードは「資産」です。 企業はBSに記載されている「資産」、人材という「資産」、両方を最大限に活用しなければいけない時代になっているということです。 口でいうのは簡単ですが、これはかなり難しいことです。 たとえば、最近トヨタがデンソー
  • 我が子が学校に行きづらい、行かない、中退した時に。

    2023-12-13 10:45  

     本日より新連載の教育関連コラムです。 億の近道では従来からの個人投資家教育に加え、最近では中高生を中心とした青少年への金融教育も推進しています。 金融や経済を理解するにも、基礎的な学力と理解力、洞察力などがあるに越したことは有りません。本コラムは若者のみならず、大人が再学習するときにも役に立つヒントがある内容と感じています。 子どもたちを長年サポートしているプロフェッショナル鍋田氏に登場していただきます。お楽しみに。‐‐‐‐ 鍋田さんは30年に渡り、不登校の学生に人格教育してこられた宗教者であり、哲学者です。山本が1980年代に貧乏学生だった時に、仕送りなく、退学になりそうな折に、鍋田学習塾に泊まり込んで貧乏学生らの生活の面倒を全部みてくださいました。鍋田さんには感謝しております。 鍋田さんは、自然農に精通されており、全国の良心的な農家や食品メーカーとの交流があります。小田原にわたしは
  • 子供が夢中になれるものを見つけよう

    2023-12-06 16:14  

    「株式投資の本でおすすめは何ですか?」このように聞かれたら、私は今はこのように答えます。第4の波:大前流「21世紀型経済理論」 大前研一著 amazonリンク ⇒ https://amzn.to/49KN8pD 株式投資の本ではありません。 しかし、企業を見る時の視点は養えると思います。 グローバルに見てこの企業はリーダーなのか?後続組なのか?という視点は株式投資において重要です。そのような視点を思い出させてくれる本です。 こんにちは。金融教育の専門家、遠藤です。 上記の本をご紹介した理由は、私はこの本を読んで「やっぱり能力の向上は大事だな」と思ったからです。 現代が変化の早い時代であることはいうまでもありません。たとえば、リモートでの商談は、コロナ前までは今ほどは普及していませんでした。しかし、それは一気に広まりました。 チャットGPT等のAIを使用する仕事も一気に広がっていっています
  • 山本流 社員育成法と子育て法(その3)

    2023-12-01 21:56  

     社員を生き生きと働かせるためには、まずは、ひとりひとりの価値観を知る必要があります。 価値観がわからないのに雇用をしてしまえばミスマッチから採用は失敗してしまうのです。 この人の価値観はこうだからこの仕事にとても向いているという形で仕事をその人に作ってもらうのが一番、パフォーマンスが上がります。各自に得意なことをできるだけさせればよいのです。 これは家庭においても同じでしょう。 親が仕事や趣味で生き生きとしている。 たとえば親がダイニングテーブルで教科書を楽しく学んでいる。 子は親の姿をみて、勉強というものは社会人が楽しくやるものだと思うようになる。 勉強というものは継続すれば好きになってしまう麻薬のようなものです。 たとえば英語を毎日勉強していれば自然と好きになってしまうものです。 毎日、英語を楽しく勉強している人に、どのような仕事を任せようか、その人はどのような仕事を提案してくるの
  • 山本流 社員育成法と子育て法(その2)

    2023-11-15 12:41  

     社員教育も子育ても特別扱いが大事ですが、特別扱いしても、工夫さえすれば金銭的な負担は大きくありません。工夫すれば教育に限らずお金はあまりかからないはずです。 工夫により「投資効率」は必然的に上がります。 人に接するときは自分を捨ててその人そのものを見るようにします。 他者はコントロールできませんし、するべきではありません。 わたしは子育てでは、親からの要望や夢というものはすべて捨てるように腹をくくりました。英才教育や習い事は親が子に勧めるものではないという考えです。 どうしてもやりたいと子が本気で願えばそのときに時間をかけて考慮するという受け身の姿勢を貫きました。 子育てに限らず、人生の目標や仕事への取り組みについても、長期の目標があるのが好ましく、わたしは仲間や同僚や妻や子供たちや友人たちと、長期の計画や人生設計に取り組んできました。 キーワードは「長期デザイン」です。 部員がいると
  • 奨学金は借りるべきか

    2023-11-13 15:55  

    「奨学金を借りて大学に行くか、借りないで就職しちゃうか、どちらがいいですか?」 高校生にこのように聞かれたら、なんて答えますか? 投資家たるもの、お金に詳しいと自負するからには、それなりの答えを返したいものです。「大学なんて遊ぶだけだし、学歴の時代でもないから働いちゃえば?」という人もいるでしょうし、「過去の賃金データを見ると大卒の方が給与が高いわけだから大学に行った方がいいよ」という人もいます。 私の答えは「自分で考えなさい」です。 ずいぶん肩透かしを食らう答えですが、続きがあります。「自己投資として合理性が高いと思うなら大学に行けばいいし、もっと合理性の高い選択肢があるなら大学にこだわる必要はない。」ということです。 投資としてリターンを意識しましょう、ということです。 仮に300万円を借りることで生涯収入が1億円増えるなら合理性は高いということです。 または、毎月2万円の奨学金返還
  • 山本流 社員育成法と子育て法(その1)

    2023-11-02 12:16  

     投資と同じで、子育てには「こうしたら上手くいく」というノウハウはおそらくないのでしょう。子育てはどの家庭も試行錯誤しながら自らの価値観にしながら編み出してくものでしょう。 社員の育成にも「会社の方針」というものなどはありません。 人は人との関りの中で熟成していくものです。人の価値観は千差万別であり、幸せの定義も個人差があります。 肝心なことは、ひとりひとりの価値観に寄り添い、その個性を活かすこと。 「言うは易く行うは難し」といいますが、一人一人を特別扱いしなければ人は育ちません。特別扱いするからといって、予算がかかるわけではありません。それぞれの社員が互いの価値観を認めること。ひとりひとりの社員を互いにとても大切している会社なのだと社員が組織のよさを心から実感できる環境を整備することです。 わたしの務めた和光証券国際本部やクレイフィンレイ(米国年金運用機関)はまさにそのような組織でした
  • 金利の時代

    2023-11-02 00:22  

     最近、日本の10年もの国債の金利が年0.8%超えしてきています。 1%が目前です。普通預金にお金を置いておくのは勿体無い時代になってきました。 投資をしない資金も、なるべく高い金利の場所にお金を置いておきましょう。 外国債券であれば、年5%前後の利回りが稼げる時代になっています。 金利が高い時代には、長期型の債券が運用対象として有効です。 長期間インカムが固定されますし、金利が下がった時に債券価格の上昇が期待できるからです。 もっとも、外債の場合は、金利が下がったときに円高にもなっている可能性があるので、外貨ベースで資産を見るマインドセットもする必要があります。 長期で資金を固定するのが嫌な人は、短期債、中期債、長期債をおり混ぜるラダー型投資が有効です。短期債の満期時に金利が下がっていたら、金融相場に乗じて株式投資に振り向けるチャンスがあるかもしれません。 重要なことは、「お金を寝かさ
  • 借金の怖さ

    2023-10-18 01:20  

    「子供たちに借金の怖さを教えてあげてほしい」 学校向けの出張授業ではこのようなご要望をよく伺います。 子供たちが借金地獄に苦しんでほしくないというのは、教育者や保護者が持つ当然の意向です。 ただ、子供達に「借金は怖いんだぞ」「借金で身を滅ぼした人がたくさんいるぞ」という借金否定の話をするだけでは、あまり意味がありません。 わざわざお金の専門家が学校に出張してまで話すことでもありません。 「カイジ」を読んでおけばわかる話です。 一方で、最近は「借金推奨派」の人もいます。 理論としては「借金のプレッシャーでがんばれ」とか「借金をして投資をしてビジネスを成功させろ」とか言ったりしてます。 これらの意見には同調できません。 借金以外でもお尻に火をつける方法はありますし、ビジネス経験がない人が借金して投資をすることは投機と呼ぶからです。 重要なことは「お金の流れ」を知ることで、借金によるデメリット