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記事 3件
  • IPO VS 上場廃止

    2018-09-04 21:05  

     今年も10月3日のブリッジインターナショナル(7039)まで62社がIPOすることになります。  残りの3か月間で30社がIPOしてくると年間90社を上回ることになりますが、果たしてどこまでいきますか。  これに対して上場を廃止しようとする動きも見られます。  この場合は業績が悪化したからということではなく、創業オーナーの事情や大手企業の100%M&Aに伴う上場廃止など様々です。もちろん業績の悪化や適示開示の不備なども背景になっての上場廃止もあります。  新陳代謝の激しい時代。上場して成長が見込めるなら良いが、見込めない場合は投資家から見向きもされないケースが続出し評価が極端に低い状態に置かれてしまいます。  日本株全体が今、二極化しIPO時は比較的評価が高いのにIPOしてしばらくすると誰も見向きもしなくなる現象が生じます。  一方、上場後安定して業績を上げているにも関わらず、評価が
  • 株主数に見る企業の人気度

    2015-02-24 16:53  
    一般的に言うと事業規模が大きくなると株主の数も増加してきます。78万名という株主数を誇るNTT(9432)はその典型です。それに続くのが三菱UFJFG(8306)ですが、約69万名となっています。  必ずしも時価総額が大きいからと言って株主数が多いということでもなく、それほど事業規模が大きくなくても株主数が多い事例も見られます。  億の近道の読者の皆様もどこかの株式を保有されていて株主になっておられるかと思いますが、一度お持ちの会社の株主数を確認して頂ければと思います。  IRの積極化で個人に対しての株主優遇制度を充実している企業の株主数は多くなっています。  例えば食品業界では味の素(2802)の単位株主数は約4.4万名ですが、カゴメ(2811)は約19.4万名にもなっています。収益規模は味の素がカゴメの10倍ほどありますので、この株主数の違いはカゴメの戦略上の結果だと推察されます。  
  • 消えた企業 残った企業

    2014-05-27 18:32  
    株式市場は栄枯盛衰。上場までたどり着けてもそこからが大変。株式市場に上場する以上は利益成長が求められているからです。  少し油断したら存亡の危機に見舞われることもあり、いつの間にか市場から消えてしまうケースもあります。  手元に2001年夏号の会社四季報が丁度ありましたので、ぱらぱらとページをめくっていたら、今や昔の懐かしい企業の名前が一杯出てきます。  過去10年余りの期間で四季報から消えてなくなった企業の多いこと多いこと・・・。  株式投資のリスクを感じてしまう今日この頃ですが、であれば市場にわざわざリスクマネーを投じる必要はないことになりますがそれ以上のリターンを得られるということで投資家は株式市場に参加していることになります。  売り買いしてなんぼの短期投資家とじっくりと長期スタンスでリターンを得ようとする長期投資家の集積があっての株式市場ですが、できれば短期であれ長期であれ倒産リ