• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 9件
  • 企業は投資家と社会に夢を提供するインフラ機関?!

    2015-02-17 22:03  
    数年前まで影も形もなかったような企業が現れて成長意欲と未来の夢を投資家に示すことで企業は多くの投資家に評価され、結果として時価総額を高めていくことが株式市場では日常茶飯事に繰り広げられています。  企業にとって上場とはどういうことなのか。  投資家にとって株式投資とはどういうことなのか?  卵が先かニワトリが先かの議論と同様に上場企業があるから投資家が存在するのか、投資家がいるから上場企業が存在するのか、議論の余地はあるでしょうが、企業も投資家も運命共同体であることは改めて言うまでもありません。  その違いは企業は逃げられないがマジョリティを持たない投資家は逃げることができるということです。  日本の株式市場には現在、約3600社が上場し様々なビジネス活動を通じて社会に貢献すると同時に利益を上げて投資家に利益を配分しています。まだ利益 を生んでいない企業は未来に対する熱い思いを語り、投資家
  • 短期投資家の鉄火場となりつつある株式市場

    2015-02-05 00:12  
    目先使う予定のないお金を使って投資するのが基本の株式運用ですが、このところの値動きを見ていますと、銘柄にもよりますが短期売買に踊っている株が多いように思われます。皆さんはどうお感じでしょうか。  個人投資家は材料(獲物)を求めてさまよっている狼やライオンのような存在になっていて、とても短絡的な運用をしているようにも見えてしまいます。動物 的な本能で上がると感じるから買うのであって本質を見極めて投資する訳ではない投資家が市場を跋扈しているのではないでしょうか。  確かに本質を見極めることは至難の技かとは思いますが、勢いにつられて高値掴みをしてしまう善良な投資家もお見えになったりする可能性がありますので、ここは冷静に対応して頂きたいと思います。  先週の市場では中越パルプ(3877)がナノセルロースを高分散したポリオレフィン樹脂の開発に成功したという材料で急騰し、200円以下の水準から高値37
  • 【お知らせ】【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第13号配信中!】

    2014-11-05 14:40  
    月曜日の億の近道で、15年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」最新号が11月4日に配信されました。  企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。 創刊号はこちら→ http://okuchika.net/?eid=5177【11/4第13号では】■炎の投資戦略  急騰後の投資戦略を考察■炎のチャレンジ銘柄  高値圏にありながら強い展開を続ける銘柄についてレポート。■平田機工(6258)&大井電気(6822)フォローアップ大作戦  先日報告した2銘柄のフォローアップレポート。■炎のポートフォリオ大作戦  8/18提示の「IRに熱心な5銘柄で構築されたモデルポートフォリオ300万円」と、9/8号提示のポートフォリオ「過去1年以内にIPOした小型好業績銘柄
  • 創薬ベンチャー投資の難しさ

    2014-11-05 14:35  
    米国では日本の約20年前にジェネンテックやアムジェンといった創薬ベンチャーが設立されたのですが、今やこれらの企業は米国を代表する創薬ベンチャーとして多くの従業員を雇用するバイオベンチャーとなっています。  ジェネンテックは1976年に設立され、アムジェンは1980年に設立されたとされ、規模はアムジェンがジェネンテックを上回っています。  アムジェンの売上は2013年で187億ドル(世界の医薬品売上ランキングで11位)で、日本の武田を上回っています。その4割が営業利益となっており、極めて優良な企業になっています。  日本でも米国に遅れること20年、1999年に設立されたアンジェスMG(4563)が大阪大学の森下教授の下で設立され、大学発創薬ベンチャーとして 注目され、多くの投資家の関心を集めることになりますが、現実は厳しく、期待の重症虚血肢治療薬であるコラテジェンRの開発に設立されて15年経
  • アンジェスMG(4563)の相場シナリオ

    2014-10-01 16:11  
    全体相場がそうであるように個別株にもシナリオを描くことは可能です。  前号の本メルマガで私は創薬ベンチャーを取り上げてみました。その多くは株価の下落トレンドの中にあって下値を模索しています。  その中で典型的なアンジェスMG(4563)その他を取り上げておきましたが、その相場シナリオを本日は改めて描いてみました。 ●アンジェスMG(4563)  時価:298円 直近安値288円=新株予約権行使価格  直近高値562円(ファイナンス換算)から47%下落した株価水準。  遺伝子治療薬コラテジェンの開発を推進。希少薬や難病主体のR&D。  上場後300億円近い研究開発費を投入し開発を推進してきました。  2002年9月の上場で上場後の高値は分割換算で2003年2月の5595円。その後基調としては下落トレンドを継続。2013年5月高値は1589円。2014年5月安値280円。その後6月に562円(
  • 天井買う人、天井売る人

    2014-09-09 14:04  
    誰しも天井では買いたくないと思っていても、株は不思議なもので高くなってくると買いたくなってきます。その反対に株価の上昇を眺めていて冷静に天井を売ろうとする方々もいると思います。  天井で買ったつもりではなくても結果として天井で買ってしまうこともありますし逆に天井で売るつもりはなかったけど結果としては天井圏で売ることができたという投資家もお見えになるのかと思います。  更には株というのは面白いもので、天井だと思って売ったら、そこから何倍にも株価がなったりもします。実際には株式投資で資産形成される投資家は何倍にもなる銘柄に分散投資して儲けたりもしているのかも知れません。  ビジネスが変化しようとしている場合は過去の天井は、始まりになることを肝に命じておく必要があります。現実を追う投資家は天井と思しき株価で売ろうとしますが、夢を追う投資家は天井圏であろうとお構いなしに買おうとします。  市場では
  • ライツ・オファリング発行企業の株価動向

    2014-08-19 14:17  
    ファイナンスの手法としてライツ・オファリングとかライツイシュ―と呼ばれる発行会社が既存株主に対して新株予約権を無償で割り当てるというやり方が取られてきましたが、ここに来て赤字企業の発行については規制されようとしています。 「企業の資金調達手法であるライツ・オファリングの利用件数が増えてきたことを踏まえ、東京証券取引所が新たなルール整備の検討を始めた。証券会社の審査 を受けず実施できる「ノンコミットメント型」の透明性向上を求める声が高まっており、この手法への事前審査の導入が柱になる見通し。年内に素案をとりまと め、来春にも実施する方向だ。」 (ロイター4月10日)  新株予約権無償割当(ライツ・オファリング)とは既存の株主に対して一般に市場価格よりも低い価格で当該上場会社の株式を購入できる新株予約権を無償で 割当てる上場会社の増資手段の一つです。欧州では一般的な増資手法とのことですが日本では
  • 果報は寝て待て

    2013-11-13 11:50  
    毎日のように株価を眺めては、一喜一憂する日々を送られている多くの投資にとって、全体相場がなかなか本格的に上向かない状態とあっては、気分もすぐれ ないもの。アベノミクス相場に乗り遅れるなとばかり高値まで買い込んでしまった向きが、これからの相場展開でにっこりと笑えるのかどうかだが、それは神の みぞ知ること。  投資にリスクはつきものなので、何らかの波乱があるとキャッシュポジションを積み上げた投資家もどこで出動するかは悩むところとなる。相場は未来の期待値を先取りした投資家の行動の反映となって私たちの目に入ってくる。  未来には一体何が待っているのか?  それがわかれば苦労はない。誰しもがお金持ちになろうと頑張っているはず。お金持ち=幸福になろうとリスクを取ってリターンを上げようとしている。目先の出来事にとらわれず、ここは果報は寝て待ての心境でいくことにしよう。 【果報は寝て待て銘柄】 1)図書印
  • 倍返し

    2013-09-18 12:47  
    ドラマ、半沢直樹が話題になっています。実は私はドラマは一度も見たことがありません(家政婦のミタの時と同様に後でじっくり見ようと思います)。  ただ、まわりが騒いでいて私もキーワードだけは気になっています。 倍返し・・・。この言葉は株式用語とばかり思っていましたが、銀行の世界やあらゆる世界でも通じる言葉なのですね。英語では「Double the Payback」。実は株式用語では押した幅の倍の株価に上昇するという期待を込めた言葉と理解しています。  日経平均が15900円まで上がった後に12400円まで3500円下がったけど倍返しで7000円上がる。つまり19400円になるというのが倍返しの意味あいです。  もっとスケールを大きくすると39000円まで上昇した日経平均が7000円まで下がったので倍返しでは64000円上がって71000円になるという ことになりますがそれは余りに壮大過ぎるとい