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今週(2月16~20日)の東京株式市場は、19日の日経平均株価の終値が、1万8264円となり、ITバブル時の2000年5月以来、ほぼ15年ぶりの高値をつけました。
これまで、再三述べてきましたように、日銀の量的・質的緩和、円安の進行、企業業績の改善、公的年金の運用改革などといった投資環境の好転を考えれば、高値更新もむべなるかな、といったところでしょう。
株式相場は新たな展開に入るものと思われますが、高値警戒感から「4月天井説」(4月近辺をピークに夏場は調整に向かう)も、くすぶっているようです。
主な理由として、
1)新年度に入り、公的年金の新規投資が一巡する
2)米国連邦準備理事会(FRB)の政策金利引き上げを巡る駆け引きがヤマ場を迎える(市場の大方の予想は「6月利上げ実施」)
3)ギリシャのユーロ圏離脱問題が最終局面を迎える
などが挙げられているようです。
これらの要因により、株式相場が一時的に調整することがあっても、その後は再び上値を追う展開になる、と筆者は予想しています。
春闘では、大企業中心にベースアップが相次ぐ見通しであり、消費税率引き上げから1年が経過することもあり、「実質賃金の上昇」が4月以降はクローズ アップされる見通しです。原油市況大幅下落の効果が本格的に浸透することもあり、個人消費は徐々に回復に向かうと予想されます。
輸出および設備投資がようやく増勢に向かうことと相まって、国内景気は相当に明るさを増すものと思われます。輸出関連銘柄に加えて、内需株の業績好転、株価上昇が期待できるのが、15年の大きな特徴ではないでしょうか。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
これまで、再三述べてきましたように、日銀の量的・質的緩和、円安の進行、企業業績の改善、公的年金の運用改革などといった投資環境の好転を考えれば、高値更新もむべなるかな、といったところでしょう。
株式相場は新たな展開に入るものと思われますが、高値警戒感から「4月天井説」(4月近辺をピークに夏場は調整に向かう)も、くすぶっているようです。
主な理由として、
1)新年度に入り、公的年金の新規投資が一巡する
2)米国連邦準備理事会(FRB)の政策金利引き上げを巡る駆け引きがヤマ場を迎える(市場の大方の予想は「6月利上げ実施」)
3)ギリシャのユーロ圏離脱問題が最終局面を迎える
などが挙げられているようです。
これらの要因により、株式相場が一時的に調整することがあっても、その後は再び上値を追う展開になる、と筆者は予想しています。
春闘では、大企業中心にベースアップが相次ぐ見通しであり、消費税率引き上げから1年が経過することもあり、「実質賃金の上昇」が4月以降はクローズ アップされる見通しです。原油市況大幅下落の効果が本格的に浸透することもあり、個人消費は徐々に回復に向かうと予想されます。
輸出および設備投資がようやく増勢に向かうことと相まって、国内景気は相当に明るさを増すものと思われます。輸出関連銘柄に加えて、内需株の業績好転、株価上昇が期待できるのが、15年の大きな特徴ではないでしょうか。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)