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上昇相場で調整中の株を探す
2013-05-21 21:10アベノミクス相場で上がっている株はたくさんあるけど、案外下がっている株もあるというのがここでの株式相場の特徴とも言えます。 単にアベノミクス相場で個別株が上がっているというだけではなく、実は業績の良さ、未来への期待、需給といった要因が働いているものと考えられます。 調整気味の銘柄も評価の仕方ではがらっと変わってきますので、研究はしておかないとなりません。企業価値をどういう風に見出すかで調整相場の中でも中長期スタンスの投資家にも聞く耳をもって頂けるものと思います。 表面的に売り上げと利益が伸びているから業績が良いという風に投資家や専門家であるアナリストも表現しがちですが、実は、企業には中・長期的な成長のた めに先行的な投資が必要になります。そうした要因で業績が停滞していることが明らかでも見た目の業績数値がダウンしているとなかなか株価は上がりません。 上値が重くなってしまいます。 全体 -
シンガポール移住の注意点
2013-05-20 13:43こんにちは、株式会社ZUUの冨田和成です。 ここ数年、特に東京・名古屋・大阪などの富裕層密集エリアでは、外資系金融機関を中心に海外への資産移転が積極的に斡旋されているようです。 有名な所ではHOYAの鈴木CEOがシンガポールへ、ベネッセの福武会長がニュージーランドへ、サンスターの金田会長がスイスへ、バルスの髙島社長が香港へとここ数年大物達の海外移転が続きました。 また、私も前職の野村證券時代に東京本社のプライベートバンクや野村シンガポールにてプライベートバンカーをしていた時期があり、実際に富裕層の方の海外移住をサポートしていました。 時流を掴もうとお考えの方が多いのか、現在海外移住を仲介する会社は非常に増えています。そのためGoogleで検索すると、全てチェックする事を諦めてしまう程の会社数がヒットし、全体の概要や有用な情報を把握する事が難しい状況です。 そこで、特に富裕層向けの -
株式投資の見直し その2
2013-05-18 11:35とうとう中国共産党が沖縄を中国領だと言い始めました。予想はしていたものの想定より随分と早いニュースに驚きました。川口大臣の委員会欠席問題など相 変わらずのゴミダメ政局や、橋下市長の不注意発言などを見て安心したのか、間髪を入れず攻めてきます。この平和ボケ政治家達を何とかしないことには国富ど ころか国が奪われます。 世界中の投資家にとって、日本への投資に於ける最大のリスクが日本の政治家の無能さであることがまたしても露呈されました。悲しい限りです。 賭博場と化した株式市場ですが、最近は周囲にいる証券関係者からも相当強気の発言を聞くようになりました。特に私より10歳くらい離れた60歳前後の営 業部門におられる(キャリア30年以上の)大先輩の方々からは、「日経平均はまだまだ上がる」「数年後には20,000円は間違いない」との(まるで当然 の事のように)強気かつ断定的なお話が増えてきました(^^; -
NAPFAカンファレンスinラスベガス~その1~
2013-05-17 11:22この5月上旬に、ラスべカスにて開催されました、NAPFA(The National Association of Personal Financial Advisors)のカンファレンスに参加をしてきました。 今回から数回にわたりまして、このNAPFAで行われたカンファレンスの様子や、米国ラスベガス周辺で活動しているFP事務所の様子をお伝えしたいと思います。 今回の訪問は日本から5名のメンバーでしたが、私以外の4名のメンバーはラスベガス到着までにそれぞれが航空機トラブルに巻き込まれたようで、改めて日本の航空会社を含めた交通機関の優秀さに感心した次第です。 さて、到着翌日はラスベガス近郊にある2社のFP事務所を訪問してきました。 1社目は、Redrock Wealth Management社です。 こちらの代表者はGreg Phelps氏で、2005年に設立された事務所です。 こ -
有料メルマガライブラリから(61)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか
2013-05-15 19:45有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」== (有料メルマガ第75回・2010/6/1配信号) 【前略】 前期と比較して今期業績が大きく伸びる企業、および従来の会社予想に比べ、業績の進捗率が高い企業をピックアップしておこうと思います。 投資環境の悪さと投売り投資家の動きに付和雷同して、安値で手放すリスクを避けるためです。過去にもコラムで書いてきたように、投資家の中には、どうしても値段に関係なく投売りしないとならない理由がある人々もいます。 特にファンドなどは -
造船不況の中で
2013-05-14 22:50アベノミクスで日本の株式市場は活況ですが世界的に見ると不況は続いています。特に欧州と中国の動向が関心の的かと思われます。とりわけ造船業界は受注の急減で業界再編の動きが水面下で続いているように言われています。 三井造船と川重の統合が検討されているともされますが、その一方で実に凄い決算を発表した企業もあります。 私の故郷である佐賀県伊万里市に本拠を置く名村造船(7014)です。同社は中堅造船会社としての立ち位置をもっています。伊万里市の風光明媚な湾内に造船所を立地し、人件費の安さもあり韓国には負けないコスト競争力を 有している企業だというのが私の大雑把な知識です。 その名村造船が先週末に発表した2013年3月期の業績は急激な円安効果を受け期中に修正した予想経常利益130億円を更に上回る144億77百万円で 着地したのです。EPSは165.8円(期中計画は144.9円)、一株配当金18円( -
老子と投資 第81章
2013-05-14 22:49今回も、老子の第81章を題材に、投資の本質へ迫ってみます。 ※AFPBBニューズブログ「大原浩の金融・経済地動説」の2008年2月8日の日記、(<老子と投資>その1)http://www.actiblog.com/ohara/52816 を先にご覧になることをお勧めします。 81、信言は美ならず、美言は信ならず。 ○真実の言葉には飾り気が無く、飾り立てた言葉には真実が無い。 ○立派な人は口が上手ではなく、口が上手な人は立派な人では無い。 ○本当に知恵のある人は博識ではなく、博識の人には知恵が無い。 ○賢人はものを溜め込んだりしない。他人のために何もかもを差し出しながら、それにも関わらず、自分の懐は日増しに豊かになる。 ○天の道=TAO(道)は、本来すべてのものに利益を与え、害を与えることなど無いのだ。 あるアメリカ人とこんな会話をしたことがあります。 「日本人の男性って、あんまりしゃべら -
これから新たに株を買おうという方に
2013-05-14 22:46日経平均は1万5000円台に向けて急上昇中です。じっくりと良い株を過去長期に持ち続けられた投資家は資産形成がかなり進んでいるものと推察されます。 いや株など怖くて手が出せないと指をくわえて見ておられる方には今さら株式投資はできないと、もはやあきらめの境地かも知れません。 昨年11月から株式投資を始められた方はいきなりの株価上昇で株などたやすいものとの錯覚が生じているのかも知れません。 苦節10年というのは長過ぎますが、多くの銘柄が苦節5年や6年でようやく買値を上回り、全体資産もプラスになったというベテラン投資家もお見えになることでしょう。 リーマンショック越え・・。日経平均が1万4000円台になったことでリーマンショックで停滞した株式運用の成果が一気にリーマンS前に戻ったと見られます。 でもここから更に上値を追うのは怖いという投資家も多いのかも知れません。アベノミクス相場の終焉は -
ソーシャルバブル その3
2013-05-13 22:08こんにちは。 株式会社ZUUの冨田和成です。 前回、前々回と 2012年に崩壊したアメリカのソーシャルバブルを例に、バブル崩壊の仕組みと今後の注意点をお伝えさせて頂く記事をお届けしました。ここまでで1999 年~2012年の間に起きた3つのバブルが発生し崩壊した経緯や、そもそもなぜバブルが発生するのかという根本要因についてお伝えしてきました。本日はそ の続編として今後の発生が予想されるバブルを上手く収益機会とするために、以下のような切り口でお届けします。 【バブル崩壊後もマクロ環境に関係なく生き残る企業は生き残る】 【次のバブルへ向けての収益機会1)生き残り成長する起業家の特徴】 【次のバブルへ向けての収益機会2)次々と生まれる次期Facebook予備軍】【バブル崩壊後もマクロ環境に関係なく生き残る企業は生き残る】 バブルの崩壊というと悲惨なイメージをお持ちになる方も多いかもしれません -
為替市場動向~世界は利下げ&金融緩和ラッシュ~
2013-05-09 10:25ゴールデンウィーク明け、7日の東京株式市場は一気に1万4000円台乗せ、為替市場ではドル・円相場が99円台に反騰しました。 ゴールデンウィーク前半は、冴えない米国や中国の経済指標を嫌気、米欧の金融政策決定会合や米国の4月の雇用統計といったビッグイベントを控えてマー ケットは調整しました。G20後に100円寸前まで上昇したドル・円相場は、97円割れ寸前まで反落。95円水準までの調整を見る向きもあり、海外市場動 向が気になっていた方も多かったようです。 連休後半に入ると、様相が一変。欧州中銀の利下げ、米国の雇用統計が予想よりも(良過ぎず)良い数字であったことから、中央銀行の金融緩和姿勢を好材料に株式市場は上昇。ニューヨークダウは15000乗せとなり、万々歳となりました。 この間、主な好材料とされたのは、米国FOMC、欧州中銀の利下げ、米国雇用統計です。 まず、4月30日5月1日実施の米
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