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記事 33件
  • 為替市場動向~資金は米国に?ドル高基調で久しぶりの103円台~

    2014-08-21 13:22  
    今年もお盆を過ぎ8月も後半に入ってきました。夏休みを連想する8月ですが、大きな出来事が結構起こることが多いようです。  100年前の8月にドイツは第一次世界大戦に参戦、その後4年間の長い戦争に敗戦しました。金兌換一時停止を発表した米国のニクソンショックは8月15日。最近では、金融危機の始まりになったパリバショックも8月でした。  ウクライナや中東での軍事衝突リスク、ロシア制裁による欧米対ロシアの対立を懸念する地政学的リスクの高まりを世界大戦100年目と重ねるのは無理があるかもしれませんが、資金逃避は現状に対する不安から起こっているのではないかと思います。  そんな中で、米国を中心に欧州の長期債利回りの低下が顕著になっています。  米国債に資金が集まる傾向は、世界で不確実性が高まると起こります。市場で最も流動性が高いとされ、質への逃避で世界の資金は米国債へ傾きます。金融政 策の行方とか、経済
  • 有料メルマガライブラリから(115)『偶然で稼げた』を『必然で稼げる』に変える努力続けたい

    2014-08-20 18:56  
    有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=「『偶然で稼げた』を『必然で稼げる』に変える努力続けたい」=   (有料メルマガ第240回・2013/8/13配信号) ※注 2013年8月現在の内容ですので留意下さい。 ― 株価が需給(=投資家の都合)で下げてくれるならチャンスの時だと考える ―  先週の決算発表で、業績が伸びており、株価が上げてもいいと思えるのに、決算発表直後から売りまくられ株価が大きく下落する銘柄が散見されました。  株価が需給(=投資家の都合)で下げるなら、分散でポートフォリオに加えていけば、業績相場が到来したら報
  • ライツ・オファリング発行企業の株価動向

    2014-08-19 14:17  
    ファイナンスの手法としてライツ・オファリングとかライツイシュ―と呼ばれる発行会社が既存株主に対して新株予約権を無償で割り当てるというやり方が取られてきましたが、ここに来て赤字企業の発行については規制されようとしています。 「企業の資金調達手法であるライツ・オファリングの利用件数が増えてきたことを踏まえ、東京証券取引所が新たなルール整備の検討を始めた。証券会社の審査 を受けず実施できる「ノンコミットメント型」の透明性向上を求める声が高まっており、この手法への事前審査の導入が柱になる見通し。年内に素案をとりまと め、来春にも実施する方向だ。」 (ロイター4月10日)  新株予約権無償割当(ライツ・オファリング)とは既存の株主に対して一般に市場価格よりも低い価格で当該上場会社の株式を購入できる新株予約権を無償で 割当てる上場会社の増資手段の一つです。欧州では一般的な増資手法とのことですが日本では
  • 【お知らせ】【炎のファンドマネージャーが有料メルマガを創刊!第2号配信!】

    2014-08-18 20:27  
    月曜日の億の近道で、15年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」が8月11日に創刊しました。  企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。  企業の本音を引き出す取材に基づく、様々な企業情報をお届けしていきたいと願ってきた炎氏が繰り出すメルマガには、奥の深い株式投資のエッセンスが詰められています。  上場企業の業績動向には公表内容では読み取れない何かが隠されています。「サムシングニューの情報を手にして新たな運用活動に邁進されるだろう意欲的な購読者には、効率的な資産形成の結果がもたらされるだろう。」と炎氏は新たなメルマガの創刊に大いに期待をしています。 【8/18第2号では】■炎の投資戦略 「日本経済の失われた20年を取り戻すための政策」(=アベノミクス
  • 市場潮流

    2014-08-18 14:46  
    今週(8月11日~15日)の東京株式市場は、日経平均株価で539円、率にして3.7%の上昇となりました。イラクやウクライナ情勢を巡る不透明感がやや後退したことを受けて、すかさず押し目買いが入った格好です。  先週、当コラムで、「国内株式ですが、主要国の市場との比較でも割高感はなく、企業業績も堅調であることに加え、公的年金の運用改革に伴う下値支えも期 待できます。個別の好業績銘柄、ロボット、水素エネルギー、東京再開発などテーマ性の銘柄、株主還元を強化する銘柄などを物色する好機ではないでしょう か。」と書かせていただきましたが、今後も基本的にこうした流れが継続すると考えております。  13日に発表された14年4~6月期のGDP(1次速報)は前期比年率6.8%のマイナスでした。この反動もあり、続く7~9月期は大きく改善する見込 みです。消費増税の影響による個人消費の構造的な低迷を懸念する見方もあ
  • それにしてもと(3)

    2014-08-17 16:07  
    第一四半期決算が概ね出揃いましたが、それにしてもと、公共工事に関連する土木や建設会社の大幅増益修正が目立ちますね。自民党保守派議員の発言力が増しそうです。  「国の平等な発展」「国土強靭化」等々…、よくもまあ耳触りの良い語彙を探すものだと感心しますが、目につくのは従来型の公共工事ばかり。インフラ整備 一つをとっても数十年先の人口動態を見据えた中長期戦略が欲しいところですが、残念なことに、ゴキブリ(井の中の蛙)議員達には最長でも再来年の選挙辺り までしか頭が回らないのでしょう。  日本の金融市場運営も同様です。世界を俯瞰して見れば、日本の市場は依然として中くらいの富裕層を沢山抱えた巨大田舎市場に留まっています。ある方が 仰っていましたが、国際感覚が欠如した連中がハンドリングしているのだから無理もないと…。結果としていつまで経っても投機ファンドのオモチャ(遊び場) から脱却できません。  先週
  • 不動産投資に必要なスキルとは?

    2014-08-17 16:04  
    筆者は個人向けの資産コンサルタントとして、株式だけではなくここ数年クライアントである不動産オーナーより依頼を受けています。  主に不動産(資産)管理会社の業務改善、収益改善を提案し、クライアントにはその提案を実行していただいています。  そもそも長く安定的に経営を行うことを考えれば、不動産オーナーには下記の能力が求められます。 1)保有物件の価値がわかる(不動産評価判断) 2)不動産の賃貸需要が理解できる(賃貸マーケット判断) 3)不動産収益がわかる(不動産収益判断) 4)金融(ファイナンス)が理解できる(ファイナンス判断) 5)会社・不動産税務・資産課税が理解できる(税務判断) 6)不動産に関する法務が理解できる(法務判断)  もちろん、オーナーが一人でこの能力詳細をすべて身に着けることは理想としては望ましいですが、必ずしも必要ではありません。  それは、足りない分の知識をオーナーの代わ
  • 有料メルマガライブラリから(114)株式投資はお金儲けの有効な特効薬だが、使い方を間違えると毒薬に変わることもある

    2014-08-13 10:50  
    有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 =「株式投資はお金儲けの有効な特効薬だが、使い方を間違えると毒薬に変わることもある。」=   (有料メルマガ第239回・2013/8/6配信号) ※注 2013年8月現在の内容ですので留意下さい。  株式投資は資金を有効に利用すると、資産を加速度的に増やす強力なエンジンのような働きをしてくれます。  しかし、株式投資を株式投機にしてしまう人が多いように、株式投資には射幸心を刺激する部分もあり、相場環境の激変により、場合によっては投資資金が大きく減ってしまうことも起こります。  2012年ま
  • 【お知らせ】【炎のファンドマネージャーが有料メルマガを創刊!!】

    2014-08-12 15:00  
    月曜日の億の近道で、15年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」が8月11日に創刊しました。  企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。  企業の本音を引き出す取材に基づく、様々な企業情報をお届けしていきたいと願ってきた炎氏が繰り出すメルマガには、奥の深い株式投資のエッセンスが詰められています。  上場企業の業績動向には公表内容では読み取れない何かが隠されています。「サムシングニューの情報を手にして新たな運用活動に邁進されるだろう意欲的な購読者には、効率的な資産形成の結果がもたらされるだろう。」と炎氏は新たなメルマガの創刊に大いに期待をしています。【8/11創刊号では】 ■相場展望 先週の日経平均株価は14,753円安値まで調整の動きを見せましたが、
  • 配当性向を考える

    2014-08-12 14:58  
    得られた利益のうちどの程度を配当金として株主に還元すれば良いのかが経営者の関心の的となっています。配当が株価に与えるインパクトとしてはそれまで無配が続いてきたのに復配をする場合ですが、これに続いて大幅な増配を発表した場合も株価への反応があります。  また、一定の配当性向を配当政策の基本として打ち出した場合も業績の伸びが期待される場合において好感されることになります。  とりわけ、最近は配当性向を重視しようという傾向が上場企業の間で高まっているように感じられます。一般的には利益が伸びると株価が上昇することになり ますが、利益が伸びても株価の低迷が見られる場合、配当金が一定だと株主は満足しません。利益のうちどの程度を株主に還元するかが経営スタンスとして注目 されがちです。  理論上は利益成長が続くのであれば無配にして再投資の資金に充当するのが効率的だと考えられますが、利益が出ていて無配というの