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小池知事が豊洲移転問題のパンドラの箱を開けるとともに東京オリパラの施設建設についても疑義を出しました。海の森水上競技場などは代表例ですが、知れば知るほどに運営主体である東京都や五輪組織委(含む文科省利権グループ)の余りに杜撰、且つ不透明過ぎる運営手法が明らかになりつつあります。まさに国民不在です(呆)
立候補時の当初予算に対して実質的には、その後10倍以上もの予算が計上されたにもかかわらず真面な説明がなされない。戸田ボートコース監督会が言っているように、戸田の近所を工事して使う方が余程合理的で現実的(予算も少なく、将来も使える)なはずですが何故かニュースにもなりません。止められているのか?間抜けなマスメディアが毎度のごとく忘れているのか?
しかも総整備費が491億円との試算に対してIOCには98億円として承認を得ていたとのニュースまで飛び出しました。そもそもこの491億円でさえ他の行政予算への付け替えなどで見かけだけ圧縮した数字であるのに、こんどはそれを300億円にするなどと言いだす始末。何を根拠とした数字なのか?
これでは比較のために試算された宮城や埼玉の候補地予算についても全く信用できません。都の一職員(仮に上級職員であったとしても)が一存で出来る仕業ではありません。
これらも豊洲移転と同根の問題(密室での決定と不十分な開示)が内包されています。
詳細はお調べいただくとして、平たく言えば、オリパラ利権者(文科省と族議員及び関係者)の談合により決められた事柄であり、予算もお手盛りで積み上がった結果であると言うことです。呆れ果てます・・・。
私としては(恐らく国民の誰もが)、そもそも森元首相が何故にこの組織のトップに居るのか?・・・も釈然としません。その理由を調べても分かりません。こんな10年以上も前に「無能」の烙印を押された政治家が今をもって、しかも大都市東京の利権漁りをしていることがミステリーです。
「今から変更することは様々な問題が絡むことから難しい」との主要関係者の談話が出されていますが、つまりは「複雑な利権調整を経て落ち着いたのだし、もう分配も決まっているのだから今更蒸し返さないで欲しい」という事です。「こんなことをされては開催が難しくなる」と言うなら、個人的には「止めて良いよ。なんなら他の国に譲れば?」と言うのが本音です。この期に及んで「嘘をつくな!」と・・・。
多少の遅れがあろうとも、関連ゼネコン(これも利権者グループ)がこの時とばかりに費用を吊り上げにかかるかもしれませんが、余計な工事を減らせば、半年くらい決定が遅れても開催には間に合うのではないでしょうか?
費用に関しては国の行事として巨額の税金が使われるのですから、原価から利益までガラス張りでも良いはずと思っています。国家行事であるオリパラから十分な(喜ばしいほどの)利益を特定の業者が得ると言うのも国民感情として如何なものかと感じますし、ましてやオリパラは献金を強請るゴキブリの為の行事でもありません。
昨年春ごろに地方中堅ゼネコンが都心の不動産投資物件を探しているとの話が来たときには「ああ、ここ数年で随分と利益が出るようになったんだなぁ」と、受注の過半が公共工事の会社ですから、ちょっと嫌な気分にもなりました。
東京都民は小池氏という方を選んで本当に良かったと思います。もともと「小池氏が良いはず、増田氏では無難だが悪弊が残るだろう」と考えていたため小池氏の圧勝を喜びましたが、予想以上に頑張ってくれています。
余談ですが、鳥越氏には申し訳ないですが能力は別としても旧民主党の野合で決まった候補は避けたかった。やはり大都市圏の選挙民は特定の組織の圧迫を受け辛い、且つバラマキを享受していない・・・などの理由で選挙に於いては自由度が保たれているとの安心感を得た選挙でもありました。
これも余談ですが、数年前にIR構想(カジノ構想)で相談に来られた某ブローカーの方からも不動産物件(選手村やホテル建設の物件)を紹介してくれと言う相談が持ち込まれていましたので、それはもうあちらこちらで似たような金目当ての話しが蠢いているのだろうと想像出来ましたし、一国民としてもオリパラ利権については関心を持って見ています。
小池知事につきましては応援していきたいと思っています。
将来の国家存続に関わる腐敗の浄化はオリパラ以上に重要です。頑張ってドンドンと開示を進めて頂きたいと期待する次第です。
ところで、もう1か月以上にも渡り、割安&業績期待銘柄への投資が(細々とですが)続いています。この夏頃までは放置されていた(または売られていた)銘柄群で、先週まではファンドのショートカバーもあるのか?などと考えていましたが、円資産での投資先に困った(利回りが欲しい)投資家の参入があるようです。
調べてみると財務面の余裕があり、且つ配当性向の上げ余地のある銘柄が多いと感じます。
加えて、間近となった米大統領選を横目で見ながらも?新興国通貨が9月中旬をボトムに対米ドルで買われつつあります。もう次へ向けた投資が始まっているのか?
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)