閉じる
閉じる
×
2016年も今週で終わり。日経平均は2015年の高値こそ抜けないで終えるもののトランプ相場で2017年への期待感が高まり想定以上に強い掉尾の一振で終えそうです。
年初19000円割れでスタートした日経平均株価は2月と6月に2回にわたる15000円割れを演じたことで多くの投資家はピンチを迎えましたが、いつの時もピンチの後にはチャンスがやってきます。
相場が下がれば弱気に傾きがちになりますが、弱気して多くの投資家が投げた局面でリスクテイクした投資家は大きなリターンを得たと考えられます。
投資家の心理を反映して株式相場は揺れ動きますが、今年も株価下落局面がピンチであるとともに格好の投資チャンスでもあったことになります。
全体相場に限らず、個別銘柄もそれぞれに大きく変動してきた筈です。
皆様が保有されている銘柄も同様にピンチの局面があったのではないでしょうか。
株価は上がり続けることはなく、一方でつぶれない限りは下がり続けることもない。
個別銘柄にとってはマクロ経済の動向もさることながら業績の上方修正や下方修正が株価に変動をもたらします。横ばいで推移する銘柄を見つける方が大変です。
投資家の皆様にとってはこの株価変動を上手に捉えてタイミング良くリスクマネーを投じて大きなリターンを上げた方もお見えでしょうし、なかなかタイミングをつかめずに来た方もお見えになるのかも知れません。
全体相場は前半のピンチがチャンスとなり後半にかけての上昇力を高めてきました。
個別には逆の場合もあり投資家にとっては悲喜こもごもの相場展開になった可能性もあります。マザーズ指数など前半の高値が良い売り場であった訳で必ずしも日経平均と同じような成果が得られた訳ではないことも事実です。
ここはあまり有頂天になることなく冷静に相場動向を見極めながら新たな年の株式相場を考えて頂きたいと思います。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)