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有料メルマガライブラリから(229)『期間限定の強烈バーゲンセール』このチャンスを活かしたい

2017-07-26 14:55
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     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
     自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
     なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


    =コラム「『期間限定の強烈バーゲンセール』このチャンスを活かしたい」=
     (有料メルマガ第345回・2015/9/1配信号)


    ※注 2015年9月現在の内容ですので留意下さい。


    【前略】


     ジェットコースターのような急激な下落を体験させられました。私のポートフォリオの含み益も強烈に減少しましたが、月末3日ほどで半分ほど戻してきました。

     本当の恐怖を味わう前に、大きなリバウンドがスタートしてくれたわけですが、もしまた大きな下落がぶり返すと、精神的なダメージが大きくなると思っています。


     30年近く株式相場と格闘して、ここ10年ばかりは専業投資家として株式投資にどっぷりと浸かりこんだ経験から、そう感じています。

     今回の下落局面では、私は株からキャッシュにシフトする撤退作戦は行いませんでした。ただ含み損が大きくなった銘柄を売って、同日中に買い戻して、実現損を出すための取引ばかりを行ってきました。つまり今年の7月までに支払ったキャピタル・ゲイン税を取り返すための売買に徹していました。


     私がポートフォリオに組み入れていた銘柄群は、買った時点で、私にとっては(⇔色々な意味で)割安すぎると感じられる銘柄ばかりだったからです。

     業績が良い上に、これから更に業績が良くなることが分かっている企業の株を損切りしたまま、手放してしまうのは惜しいと考えたこともあります。

     また割安な企業の株ほど下落率が大きいと感じたからでもありました。この大きな下落が始まる前には、総合商社という、数年来の私のポートフォリオの中核銘柄を売って、内需型の自己資本比率の高い企業の株にシフトを行っていました。

     今回の下落では、残念ながらシフトした内需銘柄も大きく下げてしまいました。しかし売却を進めていた総合商社の株価のほうが、今回の暴落では、買った内需株より下落率が大きかったことが、精神的な慰めとなりました。


     これも過去の経験ですが、リバウンド相場がスタートすると、流動性の高い総合商社のような大型株のほうがリバウンドのスピードが速くなるので、まだホールドしている総合商社株の上昇の速さを利用して売り切りを続け、リバウンドが遅い資産のバリュー株に分類される内需銘柄にシフト(=買い増)して行きたいと考えています。


     今回のように急激に大きく下げると、『本質的な価値』を大幅に割り込んでいる「バリュー株」は大型優良企業の中にもたくさん出てきました。本当に目移りするほどたくさんあります。

     今回も世界中の株式市場と為替市場で投資家がパニックを起こしました。しかし、ピンチは常にチャンスでもあります。東日本大震災のような恐怖の大パニックが起きても、2、3年で日本株は大きく戻しています。

     少し前までは、すでに大きく上げてしまって、まったく買う気になれず指をくわえて見ているしかなかった成長株も手頃な値段(=株価)に落ちてきました。


     ただ円安効果や原油安効果で一時的に高収益となっている企業は非常に多いです。しばらく円安効果や原油安効果は持続してくれると考えているから、このような銘柄に投資することで投資資産を膨らませることもできるでしょう。多くの投資家が買い増すと予想できる銘柄も買ってよいと考えています。大きなリバウンドで稼ぐことが出来ると思います。

     しかし私が本当にポートフォリオに迎え入れたい銘柄は、長い時間軸で考えて持ち続けられる企業の株です。それは実力で収益力が安定している企業の株です。そうなるとポートフォリオに組み込める企業はかなり限定されてきます。


     今回の暴落の中で、冷静に考えたことで、円安効果や原油安効果で一時的に高収益となっている企業の収益力は本物ではないと思うようになりました。たまたま外部環境に追い風が吹いてきて運が良かっただけであり、実力によるものではないのかもしれないと思い直したわけです。

     しかし巨額の資金を運用しているプロのファンドマネージャーなどは、本当に実力のある企業に投資するより、見せかけの実力で儲けている企業に投資する方が好きだと感じます。

     まあ、豚のように貪欲で、蚤のよう小さな心臓の臆病なトレーダーが巨額の資金を振り回しているのだと思えばよいでしょう。したがって、これからも必ず為替レートや原油相場に振り回されると予想できます。

     円安効果や原油安効果で一時的に高収益となっている企業の株はトレード銘柄であり、下げ局面に買って、上げたら早めに利喰いを行うべき株だと割り切って売買する良いとも考えています。ただし、間違ってもバイ&ホールドするのは賢明な投資家のやることでは無いと思うのです。

     そして今回のような大バーゲンセールの後では、流動性が高ければ、幸運な理由で儲かっている企業の株のほうが過去の経験では上げるのが早かったということも、忘れてはいけないことだと思っています。

     このような企業の株はトレーディング銘柄と割り切って、買っておいても良いけれど、適度なところで利喰いして、どちらかというとリバウンドの遅い、長く付き合える実力で収益力が安定している企業の株にシフトするべきだと考えて自分のポートフォリオの再構築をしようと準備しています。


    【後略】


    経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


    ★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信しています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。


    【高技術力で半世紀以上連続黒字!業界を牽引する低PERの増配も期待できるグローバル企業を研究!!】


     本日配信の有料メルマガでは、高い技術力で業界を牽引する大手で、50年以上連続黒字を達成しており、今期も増益が期待でき、財務状況が良好で、低PER高自己資本比率の、5期連続増配と株主優待のあるグローバル企業を、研究銘柄として掲載しています。


     また、コラムでは、「今年の上期は去年(=2016年)と比較して、日経平均225が大きく下落することが少なかったように感じます。その為に私も含めた多くの投資家の皆さんが去年より良い運用成績を獲得しているのではないかと感じます。しかし油断した時には、いつも大きな下落が忍び寄ってくることも多いので、用心をしています。そして大きな下落が起きたら、その下落をチャンスにできるように準備も始めています。」と題し、相場環境に合わせてポートフォリオの見直しや、暴落に備えた準備などについて、自身の経験と実績から、いま行っていることに言及しています。


     さらに、本日の研究銘柄と最後まで悩んだ銘柄のついての詳細や、第1四半期の決算短信発表をにらんだ投資戦略について、考察しています。

     加えて、低PERの期待銘柄を3社、9月に株主優待があるリバウンド期待の3社も、研究銘柄候補として取り上げています。

     最後に、6月にコラムで取り上げた優待新設銘柄のその後のフォローを行って、同様のパターンで稼げる戦術を提案しています。


     金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。

     ぜひご購読下さい。


    【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】

     1月12日~11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在

     1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
     2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
     3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信

     ※この銘柄は2回配信しました。

     パフォーマンス分布
     +100%以上   3銘柄
     +50%~100% 2銘柄
     +25%~50% 14銘柄
     +10%~25% 15銘柄
        0~10%  8銘柄
     0%以下      3銘柄

     42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。


    有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
    詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

    過去サンプル(研究銘柄)
     銘柄研究 ニチリン(5184)
     銘柄研究 帝国電機製作所(6333)


    過去サンプル(コラム)
     増益修正や増配発表企業の株価が下落するのはチャンス(2017/02/28)
     安心できる企業の株でポートフォリオの再構築したい(2017/01/10)
     割安企業を選んで分散投資を行えばリバウンド相場で大きく稼げる(2016/12/27)
     現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)



    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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