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記事 96件
  • 株の玉手箱 巣ごもり消費需要で追い風

    2021-07-06 12:55  

     本日は巣ごもり消費需要で追い風が続く、私が注目している銘柄についてご紹介します。◆MCJ(6670) [東証二部]【事業紹介】 BTOパソコンの製造・販売等を行う総合IT企業。マウスコンピューター等を傘下に収める。複合カフェ運営も。乃木坂46のテレビCMで認知度が向上した。 BTOとは、受注生産のことで、顧客の要望に合わせたパソコンを生産することである。iiYAMAブランドでも有名。 最近までは、パソコンの製造は大手家電メーカーが赤字部門として次々と撤退し、スマホの普及で、業界全体として右肩下がりなイメージがあるが、実際は、コロナ禍の元で国内市場としては、法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要もあり伸びている。 個人向けは勿論のこと、IT系の企業が増加し社内のIT化が進んでいるので、法人向けも成長している。 同社は、強みを活かしたハイスペックPC分野での躍進があり、グループシ
  • 株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.20

    2021-06-22 01:14  
    ~相場の観測~【週足】=下降トレンドの脱出が焦点=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/13479 前回の「下値を探る経過も反動高値幅が焦点に」(記:21/5/14)では、以下のように述べた。「4週連続の下げ(1,042円:週末ベース)から1週の反発(545円)を挟んで急落し、27,448円と前安値28,405円を下回った(下方に進んだ)ことから、高値(Q)30,467円に対する下値を探る経過となっている。また、高値からの下げ幅としては、1)3,152円、2)3,822円、3)3,938円などが挙げられる。反面、下げ幅が3,019円≒2,994円となり、一旦、反動高が生じやすい面もある。」
    とした。 実際には、2週の戻りのあと騰勢が一服した。また、高値(Q)30,467円以降の戻り高値が切り下がる(
  • 株の玉手箱 がんばる液晶軍団

    2021-06-08 10:26  

     恵和という会社の株価が上昇している。 決算発表直後は売られたものの、その後の株価切り返しは凄く、5月17日の2,168円が6月2日は3,205円まで急騰している。 事業は農業や鉄鋼、紙パルプ産業向けの包装資材、フィルムを手掛けていたが、1992年に光学フィルム製品に参入。 光学フィルムといえば日本ゼオンさんのゼオノアなどの位相差フィルムや、富士フィルムさんやコニカさんのTACフィルム、それを貼り合わせる日東電工さんなどが有名であった。 日本ゼオンで活躍された研究者の荒川さん(現在のゼオンナノテクノロジーの社長)は富士フィルムで視野角制御のフィルムを開発後に転職されゼオンに入社し、ゼオノアを大きく成長させた方。特に溶融押し出しに勝ることが競合より優位になった筈である。 当時、ゼオンの研究のYボスによればシクロオレフィンポリマーの末端を多少変更することで特許を回避したのが競合品で、デメリッ
  • 株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.19

    2021-05-23 15:14  

    ~相場の観測~【週足】参照 =下値を探る経過も反動高値幅が焦点に=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/13287 前回の「基調維持」(記:21/4/9)では、以下のように述べた。「現在は高値(Q)30,467円と安値28,405円の何れをブレイクするかが焦点となっている。ただ、安値を下回らずに高値(Q)を上回ると上げ基調の維持となり再び上値を追う経過となる。一方、基調の維持も反動安に留意。直近の安値28,405円(3/24)を下回ると高値(Q)からの下げ幅の拡大につながりやすくなる。その場合の値幅としては、1)2,742円、2)2,994円、3)3,152円などが挙げられ、下値水準は1)27,725円、2)27,473円、3)27,315円となる。」
    とした。 実際には、4週連続の下げ(1,04
  • 株の玉手箱 外食の勝ち組で業界トップを狙う

    2021-05-11 00:06  

     GW明けの日経平均株価は29000円~30000円のレンジ相場が続き、勢いよく買いあがる材料は乏しく決算発表シーズンで数値の確認、足元のコロナウィルス変異株の感染拡大とワクチン接種の遅れを理由に警戒感が解けておりません。 今回はそんな中からの銘柄紹介です。--------物語コーポレーション(3097)[東証一部]【事業紹介】 焼肉、ラーメン、お好み焼レストランチェーンを直営、FC展開。焼肉きんぐ、丸源ラーメン等が主力業態。 2007年の1号店オープンから国内は333店舗(2021年3月31日現在)まで店舗網を広げ、飛躍的な成長を遂げたテーブルオーダーバイキング業態の「焼肉きんぐ」。 開発・人財力を強みに拡大成長しており、この2年以内に焼肉業界で売上トップを狙う計画がある。 ファミリー層をターゲットとしたリーズナブルな郊外型の焼肉店が増えてきているが、同社は、単品注文もできるが、主に食
  • 株の玉手箱 『着眼大局着手小局』(No.18)

    2021-04-20 01:20  

    ~相場の観測~【週足】参照 =基調維持=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/13077 前回「高値更新がポイント」(記:21/3/12)では、以下のように述べた。「高値(Q)30,467円から安値(R)28,743円(3/8)までの下げ幅1,724円は昨年3月の反動安値幅1,728円に急迫し重要値幅ギリギリで踏みとどまっていることから時間を掛けずに高値を更新するか否かが焦点となる。更新は基調の維持となり再び上値を追う経過となる。ただ、基調の維持には直近の安値28,743円(3/8)の維持が重要となる。」
    とした。 実際には、高値(Q)30,467円からの反落の安値28,405円(3/24)までの下げ幅が2,062円と前騰落幅1,728円から拡大した。 よって、現在は高値(Q)30,467円と安値
  • 株の玉手箱 足元の減益を織り込み、来期回復期待銘柄

    2021-04-05 18:36  

     今年に入り、日経平均株価は2月の30714円を高値に、米国金利の上昇や欧州での新型コロナウイルスの感染拡大懸念から一進一退の動きとなっています。 一方で、個別では、足元減益決算で売られた銘柄の中で、来期の業績回復期待から株価が戻りを試してきた銘柄が散見されます。 今回はそんな中からの銘柄紹介です。-----------日本エム・ディ・エム(7600) [東証一部]【事業紹介】 同社の事業は、整形外科分野を中心とした医療機器の開発、製造、販売。 医療器具の輸入販社で(※1参照)骨接合材料や(※2参照)人工関節などを輸入し自社製品が9割を占める。 様々な骨疾患は、高齢化やスポーツ人口の増大等による骨折や食生活の変化に伴う若年層におけるカルシウム不足等で世代を超えた広がりを見せており整形外科分野製品の需要は着実に拡大している。 整形外科分野での同社の事業領域は、整形外科分野を中心とした医療機
  • 株の玉手箱 『着眼大局着手小局』(No.17)

    2021-03-24 12:00  

    ~相場の観測~【週足】参照 =高値更新がポイント=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/12921 前回「短期二段上げ進行も上値抵抗水準接近へ」(記:21/2/12)では、以下のように述べた。「安値(N)21,530円以降の基調を維持し上値を追う経過となっている。ただ、20年3月の安値(L)16,552円から直近高値29,562円(2/10)までの上げ幅が13,010円と過去の騰落値幅12,708円を上回ってきたことから、二段上げ(三波動構成)も上値30,000円前後の水準では抵抗を受ける可能性もあり反動安値幅に要注意となる。」
    とした。 実際には、安値(P)27,663円から切り返し、高値(Q)30,467円と上伸したあと反落した。また、安値(R)28,743円(3/8)までの下げ幅1,724円
  • 株の玉手箱 商用車関連にも注目しましょう!

    2021-03-09 00:30  

    ●シンニッタン(6319) 商用トラック、建機用、ピックアップトラックの部品を製造する老舗企業です。 車輛関連の鍛造製品が8割強を占める主力事業で、他に建設用仮設機材の製造販売・リースを行う建機事業が1割、運搬用パレット製品の製造販売である物流事業、不動産事業を併設していますが、売上高と同様に鍛造事業の収益が8割を占め同事業の収益が連結業績を左右させます。 地域セグメント別には国内が100億円規模、タイが65億円で、タイの主要製品であるピックアップトラック向けではシャフト類・ギアを製造する。 日産・トヨタ、いすゞとタイ国でのピックアップ主要メーカーとの取引が売上高の過半を超え相当部分を占めている。このタイ鍛造事業では出資比率98%のサイアム・メタル・テクノロジー社が担当し、2020.3期では期売上高64.6億円、経常利益は7.7億円、前年は同71.9億円、10.5億円と、単体を含め連結群
  • 株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.16

    2021-02-22 23:54  

    ~相場の観測~【週足】参照 =短期二段上げ進行も上値抵抗水準接近へ=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/12756 前回「上値追いも上昇ピッチに留意」(記:2021/1/15)では以下のように述べた。「18年高値24,270円を上回ったあと騰勢が弱まる場面を経て上値追いとなった。(中略)また、昨年3月の安値(L)16,552円から直近高値28,698円(21/1/14)までの上げ幅が12,146円と過去の騰落値幅11,207円=18,261円(07/7/9)から7,054円(09/3/10)までの下げ幅をクリアする二段上げが進行している。」とした。
     実際には、上値追いも騰勢が鈍化し高値(O)28,822円を経て安値(P)27,663円と反落した。ただ、下げ幅が1,159円と前下げ幅1,235円