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記事 32件
  • 新年度へ向けて

    2021-03-29 14:52  

     間も無く新型コロナウイルスに翻弄された2020年度(3月期決算の場合)が終わります。そしてコロナ禍はまだまだ続きそうです。医療行政に機動性が乏しく民間医療の既得権が強い日本では影響が長引くのでしょう。 国民を守るはずの医療行政が既得権(天下りや金儲け)を守るために威力を発揮しています(汗) 世界中で財政支援(資金注入)が続くことにより今年度および来年度の企業業績予想は時間と共に強気になっており、それに伴って株式市場にも追い風が吹いています。確かに、金利を圧縮したまま財政支援を続ければ消費拡大=景気拡大に繋がります。観光業や飲食業には厳しい状態が続きそうですが・・・。 一方で、超低金利やバラマキによって需要の先食いをしているだけでもありますから、本来の好景気の姿ではないと考えています。 最も注視しなくてはならないのが市場金利と財政政策の行方なのでしょう。 FRBはSLR(補完的レバレッジ
  • 日経平均からTOPIXで相場を語る時代に

    2021-03-26 00:48  

     日経平均が弱い一方でTOPIXが強いという現象が起きています。 戦後の株価指数は日本経済新聞社で選び出された代表的な225銘柄で計算される日経平均で語られてきましたが、この指数、ファーストリテイリングなど一部の銘柄に偏ってしまったので過去ややいびつな変動を見せてきました。 年間6兆円以上にも及ぶ日銀のETF買いも日経平均連動型ETFへの投資を重ねてきたということで資金が限定された銘柄に投じられ、結果としてイレギュラーな変動を見せるに至った日経平均から日銀がTOPIX型のETFにシフトするという話で市場はその対応に追われたようですが、もうそろそろ落ち着いてくるかと思われます。 何しろ日経平均上がれども皆さんがお持ちの銘柄にはインパクトがなかった訳で日本郵政や日本たばこ産業など財務大臣が筆頭株主になっている銘柄や都銀株、地銀株などずっと右肩下がりの展開が続いてきましたので民間金融機関の親玉
  • 株の玉手箱 『着眼大局着手小局』(No.17)

    2021-03-24 12:00  

    ~相場の観測~【週足】参照 =高値更新がポイント=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/12921 前回「短期二段上げ進行も上値抵抗水準接近へ」(記:21/2/12)では、以下のように述べた。「安値(N)21,530円以降の基調を維持し上値を追う経過となっている。ただ、20年3月の安値(L)16,552円から直近高値29,562円(2/10)までの上げ幅が13,010円と過去の騰落値幅12,708円を上回ってきたことから、二段上げ(三波動構成)も上値30,000円前後の水準では抵抗を受ける可能性もあり反動安値幅に要注意となる。」
    とした。 実際には、安値(P)27,663円から切り返し、高値(Q)30,467円と上伸したあと反落した。また、安値(R)28,743円(3/8)までの下げ幅1,724円
  • 株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.16

    2021-02-22 23:54  

    ~相場の観測~【週足】参照 =短期二段上げ進行も上値抵抗水準接近へ=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/12756 前回「上値追いも上昇ピッチに留意」(記:2021/1/15)では以下のように述べた。「18年高値24,270円を上回ったあと騰勢が弱まる場面を経て上値追いとなった。(中略)また、昨年3月の安値(L)16,552円から直近高値28,698円(21/1/14)までの上げ幅が12,146円と過去の騰落値幅11,207円=18,261円(07/7/9)から7,054円(09/3/10)までの下げ幅をクリアする二段上げが進行している。」とした。
     実際には、上値追いも騰勢が鈍化し高値(O)28,822円を経て安値(P)27,663円と反落した。ただ、下げ幅が1,159円と前下げ幅1,235円
  • 株の玉手箱 『着眼大局着手小局』(No.15)

    2021-01-27 00:52  
    ~相場の観測~【週足】参照 =上値追いも上昇ピッチに留意=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。 https://1376partners.com/content_page/12601 前回「新展開期入りだがスピード警戒も」(記:2020/12/11)では以下のように述べた。「20年3月安値(L)16,552円から直近高値(12/9)までの上げ幅は、10,265円と過去の騰落値幅1)9,318円(D~G)、2)9,956円(03年4月安値~06年4月高値)をクリアしたことから新展開期入りを示唆する経過となっている。」
    とした。 実際には、18年高値24,270円を上回ったあと騰勢が弱まった。週間騰落値幅(前週末比較)が12月第1週の△106円(高)、第2週▲98円(安)、第3週△110円、第4週▲106円と小幅にと止まったあと12月最終週△787円、21年1月第1週△694
  • バイデン大統領誕生、議会のブルーウェーブからバリュー株相場が始まるのか!?

    2021-01-14 16:17  
     6日、米国市場ダウ平均は最高値を更新、S&P500もザラバで最高値を更新しました。半面、ナスダック市場は下落で終わりました。色分けされたような相場になっておりました。 そして、東京市場も米国市場の動きを反映して金融、素材(鉄鋼・非鉄・ガラス土石・紙パルプ・石油)、設備投資、景気敏感銘柄などが総じて堅調でした。いままでの低水準の銘柄群(昨年1月2月時の株価水準に達していない銘柄)が積極的に買われていました。 米国でも金利上昇に伴い、金融株が堅調で、その動きで大手銀行、生命保険、証券会社などが久々に買いを集めていました。 また、素材銘柄で代表的な「住友鉱山」が大きく上昇し、それに伴い関連や同業種の銘柄にも買いが向かっていました。超出遅れ銘柄群だった鉄鋼株にもその流れが押し寄せる感じで、「日本製鉄」「JFE」なども堅調でした。 それら出遅れ銘柄の先駆役で「日立・三菱電機・三菱重工・パナソニック
  • 株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.14

    2020-12-22 23:55  
    ~相場の観測~【年足参照】 =上昇途上=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/12415 迎える2021年は丑年である。年間平均騰落率は、十二支中11番目と芳しくない。だが、ざっくり捉えると良くも悪くも大きな転換期にも遭遇しているようだ。 日経平均株価の波動(時間関係)からは、前回の上げ期間1974年~1989年まで16年(両端入れ)となっている。現在は超長期の調整を経て09年の「大底」から12年(両端入れ)の経過である。また、値幅は前回の上げ幅が35,560円(3,355円~38,915円)である。 相場は“時間と値幅(=水準)”において「バランスする」との考え方から、迎える2021年はまさに「上昇途上」にある“通過点”の年にすぎないようだ。 因みに、「干支」で表現した相場格言では、丑(うし)つま
  • 株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.13

    2020-11-25 14:43  
    ~相場の観測~【週足参照】 =新たな高値にトライする経過=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。 https://1376partners.com/content_page/12261 前回「基調維持 上値をうかがう経過」(記:2020/9/25)では以下のように述べた。「上値の重い神経質な推移するなか徐々に上値を切り上げ、9月14日には高値23,559円と上伸したことから安値(R)16,552円を基点とする上げ基調が維持されており、今年1月高値(Q)24,083円をうかがう経過となっている。」
    とした。 実際には、小幅なレンジ(ボックス)で一進一退と推移するなか、下値と上値をわずかに切り上げる上げ基調を維持した。※ボックス相場は11月8日(今年8月14日~13週目、7月15日~17週目、6月8日~22週目、1月20日から42週目)には、24,811円と18年10月2日の高
  • 株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.12

    2020-10-05 23:12  
    ~相場の観測~【週足参照】 =上げ基調維持 上値をうかがう経過=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。 https://1376partners.com/content_page/11979 前回「上げ基調継続へ」(記:2020/8/31)では以下のように述べた。「7月31日安値21,710円(T)から切り返し上値が抑えられるなか、高値(S)23,178円を上回り23,296円(8/25)と上値に進んだことから、現在は安値(R)16,552円を基点とする上げ基調の継続となり、今年1月高値(Q)24,083円をうかがう経過となっている。」
    とした。 実際には、上値の重い神経質な推移となったが徐々に上値を切り上げ、9月14日には高値23,559円と上伸した。 よって、現在は安値(R)16,552円を基点とする上げ基調が維持されており、今年1月高値(Q)24,083円をうかがう経
  • 株の玉手箱 着眼大局着手小局No.11

    2020-09-07 17:19  
    ~相場の観測~【週足参照】 =上げ基調継続へ=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/11831 前回「上昇後の保ち合い局面が進行(記:2020/8/7)では以下のように述べた。「現在は、高値(S)23,178円以降の調整局面の進行で、安値(R)16,552円を基点とする上げ基調が維持された経過となっており、引き続き、高値(S)23,178円と安値(T)21,530円のいずれをブレイクするかが焦点となっている。また、高値(S)更新は、前高値(Q)24,083円をうかがう動きにつながる。一方、安値(T)を割り込むと下値を探る経過となる。」
    とした。 実際には、7月31日安値21,710円(T)から切り返し上値が抑えられるなか、高値(S)23,178円を上回り23,296円(8/25)と上値に進んだ。 よ