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大衆がおびえているときは大胆に!
2013-06-19 14:24「他人が強欲な時は控えめに、大衆がおびえているときは大胆に」 は、バフエットの金言の中でも特に有名なものです。 要するに「みんなの意見」というものは、投資においては全く役に立たないということです。 『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)の第1章、<混迷の時代になぜ5年投資なのか>の中の『「100人の村」と市場サイクル』で図解を掲げています。 市場全体を「100人の村」と考えれば、「みんなが株は買いだ!」と言っているときに『勝ち組投資家』は売るべきであり、逆に大衆が「株なんかやめた方がいいよ」と言っている時に『勝ち組投資家』は勇気をもって買うべきことは、理論的にも明らかです。 昨年末から始まったアベノミクスの初期には批判的だったマスコミが、半年で日経平均が2倍になるような急騰相場を目の前にして、手のひらを返したように 株特集を組みます。ところが、急騰相場の反動で2 -
2013年夏の四季報の発売後の業績相場
2013-06-19 14:21日経平均株価は15900円台で今年前半の高値をつけて調整場面を迎え、12400台までの下値模索を経て、どこまで戻すかといった局面です。為替が日 経平均には影響をもたらすことは明らかなので、今後も為替相場には目が離せませんが、今回は日経平均が為替の円高を催促したような感じがします。 円ドル相場は1ドル=103円で円安の一旦のピークを迎え、94円割れまでの円高となり、2月の水準にまで戻ってしまいましたが、基本的には円安基調の中の調整場面と考えれば、ここは格好の投資チャンスとも捉えることができます。 相場に絶対はありませんが、億の近道の読者の皆さんはどうお考えでしょうか。 円ドル相場は26週移動平均線水準にまで到達し、1ドル=78円台から103円までの円安の変動幅25円の半値押しまではまだ2、3円の円高を覚悟して おく必要がありますが、16日から17日に開催されるG8でのアベノミクスの説明 -
NAPFAカンファレンスinラスベガス~その3~
2013-06-17 12:06ラスベガス報告の3回目は、そもそも今回の訪問目的であったNAPFAカンファレンスの内容や雰囲気について報告します。 NAPFAとは(The National Association of Personal Financial Advisors)の略称で、目的は前回までにお伝えしてきたFee-Onlyのアドバイザーを支援、組織化する団体です。 似たようなアドバイザーやプランナー向けの団体としては、FPA(The Financial Planning Association)があり、こちらの方が規模も10倍ぐらい大きな団体です。 しかし、FPAはFinancial Planningの団体と定義づけられているのでそこには所謂、保険販売や証券販売によってビジネスを成立させている人も所属しています。(むしろそういうビジネスの方が多数派かもしれません) 以前から述べているように、こうした証券販 -
有料メルマガライブラリから(65)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか
2013-06-17 11:59有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」== (有料メルマガ第79回・2010/6/29配信号) 【前略】 そこで、普段から投資対象としての候補銘柄をリストアップしておいて、日々の株価の動きをウォッチしておくのは、有効なことだと考えて実行しています。 ポートフォリオ銘柄は、証券会社のサイトで株価だけは毎日確認することが出来ます。ウォッチ銘柄については300銘柄ほどをヤフーファイナンスに登録して、株価だけは直ぐに確認できるようにしています。 【中略】 そこで、 -
ここで踊っていた投資家は意気地なし?~調整局面こそ元気を出そう!!~
2013-06-11 12:44今年の日経平均の高値15900円に決定!!という株のアングラ新聞がタイトル付しそうな相場の下落局面が続いています。13000円割れではまた元の木阿弥。せっかくの資産形成が泡となって消えてしまいそうな相場にため息がもれそうです。 先高期待にあおられて高値づかみした投資家の恨みの声をまた聞かないとならない状況になりつつあります。 株を買うなら今でしょ!!というキャッチに踊らされ5月の上昇局面で小躍りしながら投資した方が大勢いるのに、なぜこの下落局面で株を買わないのかは不 思議な感じです。上がっている時は強気になり下がってくると弱気になる。昔も今も変わらない投資家心理を捉えて下がっていて投資価値がある時こそ買いま しょう!と呼びかけても投資家の皆さんのお考えや懐事情もあるので無理なのかも知れませんね。 億の近道の賢明な読者の皆さんは下げた時こそ真剣に投資銘柄を研究されているに違いありません -
孫子の投資法 投資とは詭道なり その1
2013-06-11 12:38連載を続けてきた<老子と投資>は、前回の第81章にて終了しました。ご愛読ありがとうございます。 ところで、私自身が30年にわたって投資ビジネス関わってきた中で、「投資に成功するためにはしっかりとした「哲学」をもち、精神面も常に充実させる必要がある」というのは常々感じてきたことです。 また、現在私が投資哲学の上で師と仰いでいるのは、老子、孫子、ウォーレン・バフエットです。 そこで、今回からは<孫子の投資法>と題して全13章の真髄をお話していくことにします。 ■投資とは詭道なり その1■ ◎ゲリラ戦こそが投資の極意である。ベトナムは、大国アメリカにゲリラ戦で勝った。◎ 詭道とは、簡単に言えばゲリラ戦です。多勢の正規軍によって、相手を正面から攻撃するのではなく、ごく少数の兵力と武器で巨大な敵を打ち負かすのがゲリラ戦の極意です。 巨大な正規軍を維持するためには莫大なコストがかかりますし、 -
激しい株価変動を見せた中小型銘柄の動向
2013-06-11 12:35昨年10月以降の株価変動は個々の銘柄ごとに凄いものがありました。日経平均も8500円前後から15900円へと急騰しおよそ8割の上昇を示したので すから、ここでの13000円割れも致し方ないところです。むしろまだ12000円どころまでの下落はないのか、いやそれどころではなく、株式相場はまた 元の水準にまで下落するのではと心配する向きも多いのではないでしょうか? そうした心配の声が聞こえそうな相場環境の中、個別株もようやく買える水準になってきました。 たくさんの利益を得るには投資する際の株価は安い方が良いに決まっています。中途半端ではリターンが小さくなってしまいます。 高値掴み銘柄を放置しておくとまた下落が続けば損失も膨らみますので早めの処分をしておこうとなりますので下落は案外想定以上に続いてしまいます。 仕切り直しの相場はある程度の時間(日柄)と値下がりによる割安感が出てこないとなり -
決算説明会報告
2013-06-11 12:335月24日3時半から、アナリスト向けの決算説明会が開催されたアサンテ(6073・東証2部)の報告をしておきます。 アナリストは有料でこのような報告を致しますが、今回は特別に億の近道の愛読者の皆さんにだけお届け致しますのでご参照賜りましたら幸いです。 出席者は宗政社長以下飯柴常務(経営企画室長)、池田経営企画室課長及びIR担当の鈴木課長です。 同社の設立は1973年で業界では老舗です。東京・府中で設立され今年が創立40周年です。本社は新宿区新宿1-33-15。 事業内容はHA(ハウスアメニティ)事業(木造家屋を対象としたシロアリ防除施工・床下等換気システム施工、基礎補修・家屋補強システム施工、太陽光発電システム施工、各種リフォーム)98%。 TS(トータルサニテーション)事業(主にオフィスビル、ホテル、食品施設等の法人物件を対象とした害虫・害獣の防除等)2%。 となっています。従 -
海外逃避したい日本人VS規制を強化する日本政府
2013-06-10 21:31こんにちは。株式会社ZUUの冨田和成です。 前回、『閉じ込められる個人金融資産1500兆円』という記事を書き、どのような仕組みで我々日本人の資産が閉じ込められていくかについて説明しました。今回は日本の富裕層の動向と絡めて同じテーマに触れていきたいと思います。 この二年間で、日本の超富裕層(上場企業創業者や大株主等)を担当するプライベートバンカー達から急激に増えた相談は、顧客である創業者の皆様が海外移 住・海外への資産逃避(これを金融業界では“キャピタルフライト”と呼ぶ)を検討しているというものです。特にこれは40代の比較的、若い創業者達の中に 多い現象です。 なぜなら、この世代の方々は、その更に上の世代の方々(50代以上)と比較すると、日本を離れるということに違和感や抵抗が非常に少ない世代だからです。だからこそ、日本にいるメリットがどんどん少なくなっていく昨今、移住の検討を真剣に始め -
為替市場動向~8か月連続上昇のドル円相場~
2013-06-06 17:23相場が激しく動いた皐月から水無月へと月変わりとなりました。 日本の株価指数は、月初から23日高値までの上昇を消し、月足は昨年8月以来久しぶりの陰線で引け、黒田バズーカ発砲時の水準まで往って来いとなり、その後も株価はブレの大きな動きが続いています。 一方、為替相場も5月22日につけた高値103円74銭から反落が続き、6月3日には米経済指標に反応して、一時98円台をつけました。ローソク足で見 る限り5月のドル・円相場は97円42銭始値の100円47銭終値の陽線引け。昨年10月からの8月連続の月足陽線引けは過去最長記録達成。記録更新は続 くか!?今後の注目になるでしょう。 5月にドル・円相場が上昇した主な背景は、ドル高です。 5月中の、対米ドルでの各通貨パフォーマンスをチェックすると、主要通貨は全て下落。トップは11%下落の南アフリカ・ランド、2位が7.7%の豪ド ル、3位は7.2%のニ
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