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市場潮流
2014-01-20 16:55今週(1月14~17日)の東京株式市場は週間で177円(1.1%)の下落となりました。10日に発表された13年12月の米雇用統計で非農業部門の 雇用者数の増加が市場予想を大きく下回ったことを受けて14日に大きく下落。ただ、米国株式が戻したことを受けて15日にすかさず大幅反発しています。 米国の雇用統計は後日大幅に修正されることが多く、今回の発表のみで米国景気の回復が思わしくないと即断は出来ません。個人消費は堅調に推移しており、設備投資の回復などと相まって自律回復局面は続くとの見方に変更はありません。 13年の実質GDPの成長率は2.5%程度となる見込みですが、財政赤字強制削減の影響が薄れる14年は成長率が一段と高まる見通しで、成長率は3.5%程度に達するとの強気な予想も出ています。 こうしたなかにあって日銀は「デフレ脱却」へ向け、「消費者物価の前年比上昇率2%」を目標に「異次元の金融 -
東京が目指すべきもの
2014-01-20 16:52始めに、読者の方から役人ばかりを責めないようにとの指摘を頂戴しました。仰る通りです。言葉が足りず済みませんでした。 正確に申し上げるなら、一部の不遜な政治家が自己への利益誘導を目的に様々な仕組み作りを役人に負わせ、役人は止むを得ずそれに従っているのが通常の姿 です。但し、中には予算執行権限があることを利用し、それに乗じて一部の不遜な役人がそれら政治家と結託し自己の利益に繋がる既得権の仕組みを作りを手伝 うとともに、天下りを含めた様々な手口を用いて自己もその利益に預かるなどの事象が多数見られる。・・・これらを纏めて政治家や役人の悪口を書いています ので、つまりはごく少数の、倫理観も責任感も無く、且つ非常識な方達を指しているとご理解いただければ幸甚です。 大多数の政治家や役人は(もちろん)正義感や倫理観を持ち、膨大な仕事をこなしている優秀な方達と承知していますが、彼らの業界に長く在籍するこ -
ドバイ現地報告~その1~
2014-01-16 22:04億の近道読者の皆様遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。 さて、新年最初のメルマガですが、現在私はUAEのドバイに来ております。お客様がドバイで仕事を展開されているのに少し関わっておりまして、現地に来ることになりました。 初めてドバイに来ることになりましたので、メルマガではドバイの現地の様子をお伝えしようと思います。 私は昨日朝に現地入りしたばかりで、仕事は本日からという事でビジネスに関する情報はまだ入ってきていないのですが、昨日観光客の一人として現地をぶらぶらしながら感じた事をご報告することにします。 まずはエミレーツ航空。今回は羽田からドバイのエミレーツ航空の直行便を利用しました。昨年の6月に就航した新しい路線のようです。 飛行機でのサービスも(もちろんエコノミーですが)アメニティの提供から機内のシートまで十分なサ -
有料メルマガライブラリから(91)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか
2014-01-15 19:35有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか= (有料メルマガ第44回・2009/10/27配信号) 先週のコラムの最後に 『「資金管理のルール」の他にも重要だと考えている、投資のルールについてまた書いていきたいと思います。言ってみれば投資についての変らぬ鉄則、換えて はいけない鉄則について順次説明していきたいと考えています。特に必要だと思われる場合は、その鉄則をいかに自分の投資に活用していったか、自分の投資 ルールとして明確化して、頭に叩き込んで言ったかについて。そんなこ -
市場潮流
2014-01-14 20:592014年最初にお届けする「市場潮流」です。本年も何卒宜しくお願い致します。 6日(月)に始まった東京株式市場は、週間で379円(2.3%)下落しました。6連休となった年末年始の休暇中に米国株の上昇が一服したことなどが意 識され、大発会の6日から利益確定売りが優勢となりましたが、昨年の年末に大納会(30日)まで9連騰したことを勘案すれば、当然の調整といえましょう。 むしろ、日経平均で382円の下落となった6日も、東証一部の昨年来新高値銘柄数が170に達するなど、相場の地合いは相当に強いと評価出来ましょう。株 式相場は当面上昇基調を維持するとの見方に変更はありません。 1月6日の日本経済新聞電子版で証券部高井宏章記者は、「株高持続へ気になる世界の『適温』リスク」と題して、「脱デフレ」に伴う株高期待の裏のリスク 要因について見事な解説を加えています。高井記者は「世界的なディスインフレのもと -
大事な年
2014-01-11 07:36新年あけましておめでとうございます。 今年もネタを探して(笑)、幾らかでもお役にたてるコラムを続けられればと思います。拙い文章ではありますが、是非ご笑読いただきたく存じます。 まずは今年の投資方向性ですが、先進国はもちろんのこと新興国についても更なる発展または安定成長に入れるのか?を注意深く見守る年になると考えています。 米国発のサブプライムショック、欧州のユーロ危機、日本では失われた20年とその終りに発生した大震災、それからアフリカ及び中東地域での民主化の動き・・・等々と大変困難な時期を通過してきましたが、これからの数年間はこれらを回復させる時期に入るものと思われます。 米国ではまずは景気動向を見ながらのテーパリングが開始され、先進国では財政再建と税収増を狙った景気拡大が必要となります。その支援要因としてシェール革命と新興国の安定成長の二つが強い影響力を持つと考えています。 シ -
為替市場動向~年足の大きな陽線は3年続くか?!~
2014-01-11 07:34新年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い致します。 年初来約57%上昇した日経平均株価、そして円安が年間約21%進んだ2013年巳年から午年の2014年が明けました。昨年のお祭りの二日酔いのため か、年明けは反落から始まった株式市場。ドル・円相場は年初105円半ばの抵抗線を抜けなかったこともあり、104円台に反落してもみ合いとなっていま す。 2013年の対米ドルでの主要通貨パフォーマンスで、上昇トップはデンマーク・クローネ、続いてユーロの2通貨が約4%の上昇。その他上昇したのは、スイス・フラン、英ポンド、スウエーデン・クローネとすべて欧州通貨でした。 一方、下落したのは、21%の日本円に続き、14%下落した豪ドル、8%下落のノルウエー・クローネ、カナダ・ドルは6%下落。日本円以外の主要通貨で下落したのは、ほぼ資源国通貨と呼ばれる通貨です。 昨年は、リーマンショ -
~我が家は、中学受験させないことを決めました~
2014-01-11 07:32■はじめに あけまして、おめでとうございます。 東京で働き始めて四半世紀が経ちました。思うことは、地方との教育事情の違いです。 東京では4人に1人が中学受験をします。難関大学への合格者で突出した結果を出しているのは、開成など、一部の私立の中高一貫校です。いま、受験の追い込 み期。中高一貫校への合格を目指し、多くの小学生たちが頑張って勉強しています。我が家では、4人の子どもがいるため、中学受験のメリット、デメリット を、何年にも渡って、熟慮しました。中学受験のよいところはたくさんあります。関連する書物も随分、読みました。ですが、うちは中学受験させません。今回 は、その理由を書きます。 ■■■我が家が中学受験をしない理由■■■ ~本日の内容~ ■私立中学受験のメリット ■地域に育てられた子ども ■社会の多様性から、思いやりを学ぶ ■ゆとりの時間が創造性を育む ■創造性は習い事では身に着かない -
いきなりの下落からスタートした株式相場
2014-01-11 07:30休み中のNYダウの下落、円安の一服などから大発会相場はいきなりの2.35%の下落でスタートした日経平均ですがその原因はファーストリテイリングの 下落によるところが大きく、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回り、むしろ明るいスタートとなったというべきかも知れません。 日経平均は一部の銘柄の変動に左右されていますので、今年も注意したいところです。メディアは引き続き日経平均を株式相場の動向を示す指標として私たちに語りかけがちですので、私たちはそれに惑わされずにいきたいところです。 個別株には本日ストップ高銘柄も見い出せます。 昨年末からの仕掛けが入っていた銘柄には特に勢いが見られます。 私がウォッチしている銘柄の中では社会インフラシステム構築に絡むアドソル日進(3837)は異色です。3分割落ちで700円割れまで下落していた株価は本日3日連続のストップ高となり、終値は1304円。直近のボト -
お年玉企画:直近の有料メルマガから
2014-01-11 07:26通常は有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して掲載しておりますが、今回は年始のお年玉として、特別に昨年末の12/10配信号のコラムの一部を掲載いたします。 コラムで取り上げた銘柄は、その後順調に上値を形成しています。2月の優待銘柄などもありますので、それぞれ研究してみる価値はまだあると思います。 このお年玉をぜひ活用下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==「12月に入り、また日本株が急速に下げました。でもこの下げは銘柄入れ替えのチャンスだと考えています」== (有料メルマガ第257回・2013/12/10配信号) ― ミスター・マーケットの迷いに乗じるために準備していたことを生かして、来年に向けての投資をいよいよ実行すべき時
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