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利益確定のタイミング
2015-03-24 14:57投資家にとって買いと売りどちらが難しいのか?と問われたら皆さんの多くは売りだと答えられるかも知れません。 株式投資ではお金を投じるのは案外簡単に行うのに、売却するのは結構考え込む投資家が多いように思います。 売りが難しいのは売った後の株価変動が激しいためかも知れませんが、実際には買いも売り同様に本来は難しいものだということを知って頂きたいと思います。 日本では大学の入学試験が難しいのに卒業が簡単だという言い方をしますが、株式投資もこれと同じことなのです。ただ、海外では入学は簡単だけど卒業が難しいということがあります。 株式投資も本来は投資する前に十分に研究を重ねてから投資していれば売るのも簡単。ただ、研究した思い入れのある銘柄を簡単には手放しません。つまり長期に持てることになります。 投資した株を短期で安易に売ってしまうのは十分に研究をしないで投資したからではないでしょうか。 -
市場潮流
2015-03-24 00:10今週(3月16~20日)の東京株式市場は、6週連続の上昇となり、週間で306円、率にして1.6%の上昇となりました。 一般的に、「120を超えると買われ過ぎの水準」とされる騰落レシオ(25日移動平均、19日)は126.29と依然高水準ですが、欧州中央銀行 (ECB)、日銀の量的緩和の推進に加え、米連邦準備理事会(FRB)の利上げも秋以降にズレ込むとの見方が優勢になるなど、緩和的な金融情勢を背景とし た流動性相場となっています。 17~18日に開かれたFOMCでは、「忍耐強く」の文言が大方の予想通り削除されましたが、同時に、金利・経済見通しが下方修正されました。インフレ 率予想はドル高と原油安を背景に、15年1.3%→0.7%、16年1.85%→1.8%と修正されています。このため、市場ではFRBの利上げペースが 緩やかになるとの見方が台頭しています。 国内では、18日に春闘の集中回答 -
【お知らせ】【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第33号配信中!!
2015-03-24 00:08月曜日の億の近道で、15年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」最新号が3月23日に配信されました。 企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。 創刊号はこちら→ http://okuchika.net/?eid=5177 【3/23第33号では】 ■出遅れ低PER銘柄研究 ■炎の注目銘柄チェック ■2015年春の彩(いろどり)ポートフォリオ → 申し込みフォーム http://goo.gl/ikAUu3 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/【バックナンバー販売始めました!】 詳しくはこちらのページへ。http://www.honohfm.com/bknb_s201401.htm【3/16第32号を読む】 ↓↓↓↓↓↓ -
開示が大事 その3
2015-03-21 12:36先日は読者の方から下記のコメントを頂きました。得心がいきましたのでほぼ全文を掲載させていただきます。 (以下、原文) 「ご意見の大きな流れは賛成。ただ一つ公務員の給料引き下げは反対です。下げても何も変わりません。天下りのほうが給料と待遇も良くなっては困りもの。む しろ公務員給料を均一化することがいけない。県市町村比較、平均化して交付税のさじ加減をすることがいけない。アイデア溢れた運営で時代を作り出している 団体職員を評価してゆくこと、高給にして行くことを提案したい。やる気が出てアイデアを出して民間にも他団体とも競争に打ち勝つ人材が大切です。」 (以上、引用終わり) ご指摘の通りと思います。人事院中心に(既得権的に?)画一的に公務員の待遇を決めてしまうからやる気を失ってしまうのだと思います。 もし意見を加えるとしたら、 1)天下りの待遇は十分な開示と能力審査を基に決めるべきであり、 2) -
為替市場動向~ユーロ安はまだ進む?超強力な緩和政策とギリシャ離脱懸念~
2015-03-21 12:303月9日、欧州中銀ECBによるユーロ版QEが始まりました。月間600億ユーロの資産購入プログラムの本格的始動です。政策は少なくとも、2016年9 月までの継続を前提としていますが、物価目標である2%近くの目途が立つまで期限は限定せずに続行される意向を示されました。 デフレ回避を目標とした今回のECBの政策の凄いところは、加盟国の多様な債券を対象としている」「期限を限定しない」量的緩和政策である点に加えて、 「マイナス利回りの国債についても条件付きで購入」という他国の中央銀行に例がない政策である点です。この条件はドラギECB総裁が示した「欧州中銀の預 金ファシリティ金利マイナス0.2%を下回らない」という見解です。実際、マイナス金利となっているドイツ連銀債5年物もECBにより購入されたと伝えら れました。 前回のコラムで も記しましたように、国債市場の需給の引き締まりから欧州各国の国債利 -
有料メルマガライブラリから(140)今の逆境は自分の投資能力を鍛えてくれる
2015-03-19 15:03有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==「今の逆境は自分の投資能力を鍛えてくれる」== (有料メルマガ第266回・2014/2/18配信号) 【前略】 投資家にとって必要なことは、かならずリスク・オフ状態をもたらすイベントが起こるなら、その事態を想定して準備をしながら、リスクを管理して投資を実行していくことです。 このように逆境を経験していくこと、そして逆境を乗り越えるために試行錯誤をして自分の投資能力を鍛えていくこと。成長させていくこと。このように逆境 に鍛え上げられた投資家は投資勘も鋭くなり、リスクに対する耐性も強 -
春爛漫の上昇相場 ~日経平均20000円台乗せに向け~
2015-03-19 15:01梅の花満開の季節の到来です。桜の便りももう間もなく届く春爛漫の季節の中で株式相場は堅調な推移が見られます。 但し、上がっているのはインデックスのみ。ファーストリテイリングやファナックなど指数をリードする銘柄の上昇が全体指数にも影響しているようです。 個別はまだまだ二極化しています。短期急騰銘柄には調整の動きが見られ、まちまちの展開。食品や建設の内需系に加え化学、鉄鋼などの素材系、動きのなかった商社や金融などの堅調ぶりが光っています。 ポートフォリオ構築でこうした銘柄が入っていればいつの間にか資産が増えていたということになるものと思います。 会社四季報の春号が堅調相場に一役買っているのかどうかはともかくまともに業績が良いという銘柄には素直に資金が流入しているようです。PER、PBR、配当利回りのうち3月は配当取りの季節で配当利回り重視の動きが見られるようです。 無配株を売り、高配当 -
■優待権利発生後も強い企業を発掘! 石川臨太郎の有料メルマガ、好評配信中!!■
2015-03-19 15:00【勝ってる人は、読んでます】
「優待・配当取りを利用した作戦を考察!!」 銘柄研究に最適な有料メルマガです!クオリティをぜひ体感してください。 今週配信の有料メルマガでは、TPPの恩恵を受けられ、大手グループの傘下企業で、業績上方修正が期待でき、同業他社より低PERで、人気のある株主優待がある企業を、研究銘柄として掲載しています。 また、コラムでは、「日本政府や日銀の努力に、原油安と為替の円安というメリットまで加わって日本株も大きく飛躍する可能性が見えてきた。この良い流れ に上手に乗っていきたい」と題し、現在の相場状況の確認と、リスク管理と投資成果について、自身の長い投資経験を元に、認識し、克服しなければならないこ とを示唆しています。 さらに、最近言及した賃借倍率が低い銘柄の観測を4銘柄と、前回から取り上げていた研究銘柄候補3銘柄に、新たに4銘柄を候補に加えて言及しています。 ★★ -
山高ければ谷深し
2015-03-19 14:57株には上りと下りがあります。上がっている時の心得と下がっている時の心構えを予め準備して変動の激しい相場に対処して頂きたいと思います。 上がって行くトレンドを見るのは楽しいのですが下がっている銘柄を保有しながら眺めるのは嫌だという投資家が圧倒的多数ではないかと思います。 それでも株には上がることもあれば下がることもあります。上昇のスケールが大きければその後の下げも大きくなってしまいます。 「山高ければ谷深し。」こうした事例は枚挙にいとまがありません。 SOL(6636)株はまさにそうした事例です。 海外でのスーパーソルガムという成長の速い植物を育成しバイオ燃料や糖蜜を採取して新規事業を展開するSOL株は300円前後でつい先日まで低迷してい ましたが、2月6日ごろから上昇傾向が見られ、2月20日には744円の高値をつけ、その後一旦2月26日の450円まで下落しましたが、その後は好材料 -
市場潮流
2015-03-17 08:42今週(3月9~16日)の東京株式市場は、5週連続の上昇となり、週間で283円、率にして1.4%の上昇となりました。 本日13日の終値は前日比263円高の1万9254円となり、2000年4月14日以来、約15年ぶりの高値水準となりました。騰落レシオ(25日移動 平均、12日)は130.24に達しており、短期的には過熱感がありますが、国内企業業績や国内景気の改善期待を背景に相場の先高感は根強く、日銀の ETFの買いなど需給面での安心感もあるようです。 来期15年度の国内企業業績は、営業利益ベースで20%近い増益率が見込まれます。電機・精密、自動車、機械など外需主導型製造業セクターが、米国を中 心とする世界経済の回復、円安の寄与で今期14年度に続き好調を維持するほか、小売、情報・通信など内需型非製造業セクターの回復が見込まれます。 一方、米国の15年の企業業績は、原油安に伴うエネルギーセク