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為替市場動向~基調ドル高とリスクオフの円高~
2016-01-21 16:48波乱の幕開けとなった2016年。中国の株安、通貨安、原油安から始まったリスクオフの流れが止まりません。 原油安は中東の国家財政や王族たちの懐具合を悪化させ世界に保有するリスク資産の売却へ、そして、更に負の連鎖が続くという動きがでました。 今年に入ってから今日まで12営業日、日経平均株価のローソク足で陽線になったのは4日のみ。陰線の長さに比べると、陽線は短く、小幅の反発に過ぎず、下落基調が続いています。 外国為替市場の動きは、基本的にドル高、円高です。 米ドルの、貿易相手国通貨バスケットに対する指数であるドル指数(ドル・インデックス)は直近値で98.85と、昨年12月につけた過去5年間の高値である100.51に近づきつつあります。 年初来の主要通貨のパフォーマンスをみると、円は対ドルでは約3%弱の上昇、ユーロは0.7%上昇、とリスクオフのマーケットでは、流動性がある通貨が買われます -
有料メルマガライブラリから(174)乱高下は金融相場から業績相場に移行時期の予兆か
2016-01-20 12:01有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 =「乱高下は金融相場から業績相場に移行時期の予兆か」= (有料メルマガ第230回・2013/6/4配信号) ※注 2013年6月現在の内容ですので留意下さい。 【前略】 迷ったときは休むのも相場と、キャッシュポジションを高める方法もありますが、どう考えても『割安だ』と考えた銘柄群にシフトを続けてきて、買い値より 下げられた含み損状態のポートフォリオ銘柄も多いために、『ここで損切りしてしまうのは得策ではない』という思いも強いです。 【中略】 現物株投資しか行なっていないので、この程度 -
なぜ投資家は株をそこまで売りたたくのか?
2016-01-20 00:14昨年末にかけて見られた株の売りは節税対策を目当てにした損金処理。 投資家は利益と損を確定させようと株価水準など無視して値下がり銘柄をこぞって売るという行動をとりました。 そうした現象は年が始まった今はないと思われますが、反転するきっかけがつかめないまま低迷している銘柄が数多くあります。 なぜこの時期にそこまで株を売りたたくのか不可解なまま、1月も既に半ばまでやってきました。投資家が株を売りたたくのはその企業の業績が悪化している、ないしは悪化しそうだとの見通しがある、個人投資家では信用の投げなどに起因していると見られます。 企業は今3月期の第3四半期決算の発表を2月上旬に控えていますが、進捗率が悪いと通期決算の下方修正につながります。よもやの下方修正などで売られるケースも出てくるでしょうが、反対に上方修正される場合もあります。 換金売りに値を消してきた個別銘柄が一斉に株高に向かうこ -
■最高益を連続更新している内需100%人気優待銘柄を研究!! 石川臨太郎の有料メルマガ、好評配信中!!■
2016-01-20 00:13銘柄研究に最適な有料メルマガです!クオリティをぜひ体感してください。 今週配信の有料メルマガでは、歴史ある内需100%の銘柄で、業績は好調に推移しており、今期も連続で最高利益を更新する予想で、所有不動産の含み益も大きい、長期保有優遇を導入した株主優待が人気の企業を、研究銘柄として掲載しています。 また、コラムでは、「企業の業績や資産価値が歯止めにならず、株価が下げ続けている企業が多いです。下げ止まったと勘違いして高値掴みをしないように十 分に割安な企業の株を、さらに安く買うチャンスを狙っていこうと考えています。」と題し、過去の経験から、現状の低調な相場に対する対応法と思考を披瀝し ています。 さらに、内容がよいのに投資環境の影響で株価下落の企業4銘柄を取り上げています。 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。 是非この機会にご購読下さい。 詳細は http:/ -
たかが株主優待、されど株主優待
2016-01-20 00:11先週の出来事の中で面白い現象が2つの銘柄に生じました。 2つの銘柄とも株価が低迷してきた中で株主優待制度の実施を発表。 企業は株主に対して利益の還元を行いますが、還元の仕方としては配当金によるものに加え株主優待制度を導入して自社製品やお買い物券、乗り物無料券など様々な優待を行い株主に報いることで長期に株式を保有させようと懸命です。 投資家もそうした優待制度を利用して生活を充実させているような方もいますが、今回取り上げる2銘柄はいずれもクオカードの贈呈というものです。 山口県に本拠を置くマンションデべロッパー、エストラスト(3280)が発表した優待制度は100株以上を保有する株主にクオカード2000円分を贈呈するというものでした。 配当金は年8円ですので、2月末に100株保有していれば発表前の株価が522円でしたので、5万2200円に対して2800円、利回りは5.36%となりますの -
ボトム圏に入った日経平均
2016-01-20 00:09日経平均は、11月30日の戻り高値20012.40円から1月14日の16944.41円まで15.3%の下落となりました。 9月安値16901円に対する2番底形成です。 テクニカル上の指標も騰落レシオが70%を切り、ボトム圏を示唆していますが、週末のNYダウが一段と下落したことで更なる先行き不安が高まっているようです。 NYダウは、11月12日の戻り高値17977.85ドルから直近安値の15842.11ドルまで11.88%下落した水準であり、日本株と比べ押しが 浅かった分、なおも下落の余地があると見られますが、下値目途は8月24日の15370.33ドルで、これは日経平均の下落率とほぼ同水準です。 日本株がここで踏ん張れば世界同時株安という負の連鎖を食い止められる可能性もありますが、果たしてどうなりますか。 昨年の日経平均の安値は1月16日の16592円でしたが、今年も同じ動きになる -
追証の逆張り買い
2016-01-18 21:46年初から日経平均は戦後初の6日連続下落した後も軟調に推移し、昨年末から約10%下落。 直近では昨年9月の安値水準まで下落する場面もあった。 今日は安値付近のトレード戦略についてお話ししたい。 安値が近づくと 「セリクラ(セリングクライマックス)はまだか?」 という話題をよく耳にする。 「セリクラ=一番安い水準」 なので逆張りで買う投資家は皆セリクラで買いたいはずだ。 セリクラだったかどうかは株価の推移を見ないとわからないが、梅雨明け前に雷が鳴って大雨が降るように明確なサインが出ることがある。 日経平均のような指数と個別銘柄のセリクラは両方とも需給の大きなブレを伴うことが多い。 昨年9月の安値からの反発は底打ちの兆しが見えていたところにオイルマネーファンドの大幅解約のヘッドラインに驚いて売りが殺到した場面が底(報道等で取り上げられた際に売り終わっていた可能性がある)であった。 -
【お知らせ】炎のファンドマネージャー有料メルマガ第76号配信中!!
2016-01-18 21:38月曜日の億の近道で、15年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」最新号が1月18日に配信されました。 企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。 【1/18第76号では】 ■相場の視点 ■一時2000円台乗せとなったアドソル日進(3837)が逆行高 ■住宅診断制度の普及で注目されるERIホールディングス(6083) ■トータルメンテナンスサービスが成長の原動力になる三機サービス(6044) ■株価反転のタイミング近い?!リンクバル(6046・マザーズ) ■今週の注目銘柄 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/ → 申し込みフォーム http://goo.gl/ikAUu3 ★創刊号から第5号まで公開しました!ぜひお読み下 -
市場潮流
2016-01-18 21:35本日は都合により、大引けを待たず、早めに執筆しております。 今週(1月11~15日)に入りまして、株式相場は乱高下を繰り返しており、14日には一時、日経平均株価で1万7000円を割り込みました。 相場が下がると、急に弱気な向きが増えてくるのが、不思議なところでして(笑)、「日経平均の底値は」、「原油価格はどこまで下がる」、などなど、「自 分で考えろよ」と言いたくなる(笑)問い合わせが急増するとともに、「リーマンショック時にそっくり」、「業績相場は終わった」などなど、極めて感覚的な コメントが増えてくるのも、常のことです。 ファンダメンタルズに関する自分なりに選択したいくつかの「指標」を常にウォッチし、それがどう変化したかを冷静に判断したいところです。 そうした「指標」に変化がないようであれば、マーケットは明らかにオーバーシュートしているのであり、その原因が沈静化すれば、株価は戻り歩 -
日本の成長期待
2016-01-15 14:5512月中旬から一段と10年利付国債の利回りが下がり、いよいよ継続的に金利が下限に張り付く状況がやってきたと感じています。日銀は大規模購入に留まら ず、残存10年超の国債買入れまで踏み込んできましたので、言い換えれば日銀は短くとも2030年頃までは膨大な資産を抱え込む覚悟を決めたということで す。 昨今の日欧による大量資金供給政策は将来の世界的且つ長期的な低迷を示唆しているかのようでもあり、不気味さも漂います。 2020年代から一段と高齢化が進み労働生産人口も減る中で、この先どうなるのか分からない遠い将来まで日銀が市場をコントロール出来るのか?この国の金融システムは本当に大丈夫なのか?不安が膨らみます。 また、富裕層が続々と日本から逃げ出す状況下で、何とかそれを食い止めようと財務省(国税など)が次々と規制を増やしていますが、これも正常な姿とは思えません。 市場金利が2012年4月に1
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