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決算発表を控えて
2017-05-02 01:30
銘柄選択をする際に個別銘柄の業績を利用することは多いが、その前段に相場観を掴むために全体の業績動向を把握しておくことが重要だ。 全体の業績動向を把握するには日経平均のEPS(一株当たりの利益)を利用するのが一般的だが、日経平均は指数であり、厳密にいうと一株利益は存在しないので私はEPS(一株当たりの利益)ではなく日経平均採用銘柄の最終利益を合計したものを利用している。 日経平均の前期業績は期初+9.6%→1Q+7.2%→2Q+6.6%→3Q+11.9%(いずれも前期比)と決算期を経るごとに企業の業績は変化している。為替の水準をふまえ、期末にかけて業績修正が増える傾向等を勘案すると業績の動向が見えてくる。 セクター等の見通しは岡三オンライン証券のコラムに記してあるのでこちらを参照して頂きたい。http://www.okasan-online.co.jp/tradeinfo/the -
有料メルマガライブラリから(217)好業績で流動性のある銘柄に注目をしたい
2017-04-06 03:08
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「好業績で流動性のある銘柄に注目をしたい」= (有料メルマガ第276回・2014/4/29配信号) ※注 2014年4月現在の内容ですので留意下さい。 【前略】 業績が良くなることが分かりきっている低PER銘柄が、さらに売り込まれて安くなり、PERがますます低くなり、業績に連動して配当金が増える企業の株が安くなるなら、配当利回りは高くなるので、投資対象としては魅力が増します。 しかし相場というものは、どんなもの(=株式相場でも為替相場でもゴールド相場など)でも人間の欲望と恐怖を変数 -
有料メルマガライブラリから(210)新たな銘柄に投資を行なうなら決算発表を確認してから実行したほうが良い
2017-02-02 22:08
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「新たな銘柄に投資を行なうなら決算発表を確認してから実行したほうが良い」= (有料メルマガ第189回・2012/8/14配信号) ※注 2012年8月現在の内容ですので留意下さい。 たった3ヶ月の間に、販売状況が大きく変動し、減益修正を出す企業も散見されますが、四半期の利益の進捗率が低いだけで、大きく売り込まれてしまう銘柄も出てきます。 【中略】 投資家に人気が有るので上がっていた銘柄が、決算発表が行なわれ、決算内容に問題がないのに大きく売りこまれてしまうことも、良く起こります。 -
有料メルマガライブラリから(196)投資テーマではなく業績を重視して投資銘柄を選んでいきたい
2016-08-11 09:29有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=「投資テーマではなく業績を重視して投資銘柄を選んでいきたい」= (有料メルマガ第292回・2014/8/26配信号) ※注 2014年8月現在の内容ですので留意下さい。 【前略】 相変わらず、ウクライナ問題や中東問題で、きな臭い動きが出ると、リスクオフになってしまう株式市場です。しかし問題が少し落ち着くと、業績の良い (=3月本決算企業なら通期の業績予想に対する第1四半期の業績の通期業績に対する進捗率が良い)企業の株には資金が戻ってくるのが早いと感じることが多 くなりました。 【 -
株高の条件
2016-05-24 17:03ここに来て全体相場が停滞気味な中、個別には堅調な銘柄が見出せます。 日経平均中心主義のメディアが伝える相場動向とは異なり個別銘柄は案外ホットな状況になっているものを見つけることができます。 全体相場が停滞しているからこそ、個別銘柄の活躍が目につくことになります。株価は業績で決まりますが、全体の企業業績が伸びるとなれば全体相場を後押 しして株高につながることになりますが、全体の企業業績とは異なって個別の企業業績が予想以上に向上した場合に株価は思いのほか強くなります。 それが一過性の業績向上ではなく継続的な収益維持が見込めるとなればなおさらです。大方の銘柄は業績の変動によって株価も上がったり下がったりと変動します。 期初段階では慎重に出しておいて期中や期末で上方修正をかけるというパターンはよくあります。この場合、発表後に株価は短期投資家の投げで売り込まれますが、四半期開示をチェックし、 -
今期の企業業績 その2
2016-05-17 01:37今週はSQを前にして荒い値動きが続いたが、SQ値は週のほぼ高値で決まった。 ここ数カ月はSQ前に売り仕掛けが来るパターンが多く、先物の仕掛け売りを警戒していたため、意外高に戸惑っている参加者も多いのではないだろうか? 私は昨日の上昇に意外感を持っていたが、SQ通過後に下落を勘案すると昨日の上昇はショートカバーで、SQ通過後に本来の水準(地相場)に向けて動いていくだろう。 ここ1カ月、欧米株の堅調さに支えられ日本株は戻りを試したが、年初からの懸念材料は原油価格が上昇している以外変わっていないので調整途中に下落が続くパターンも頭に入れておきたい。 毎回、決算発表直後の飯能は内容が悪くないのに売り込まれる銘柄や逆にパッとしない決算で買われる銘柄が散見される。 これは事前の期待の大小から来る投資行動が原因で、人気株や好業績株ほど期待が期待している人が多いため期待を下回るハードルが高くなる -
今期の企業業績
2016-05-09 20:56日銀政策決定会合が現状維持と発表された後、追加緩和への期待が剥がれたことや米国の為替報告書の話題等により、為替は円高方向へ推移し、日経平均は急落。 GW中もさらに円高株安を試す動きもあったが、政府要人による介入を示唆する発言等により、為替水準は一旦落ち着いたが、雇用統計をきっかけとして更なる円高を試す展開には注意したい。 先週から決算発表が本格化している。 決算発表と同時に今期の業績予想が開示され、それを基にEPSやPERが算出されるため、投資家の注目が集まっている。 今期業績は前期と比較すると為替が10円以上の円高に振れているため、輸出企業を中心に前期比で減益を見込む企業が多く見られる。 5月半ばには出揃う企業業績は想定為替レートがドル円で110円に設定している企業が多く、現在その水準を下回っているため、ネガティブなイメージを持っている投資家が多いが、出尽くしによる意外高に注意 -
3月の配当優待権利日あとの投資戦略
2016-03-31 15:023月28日が3月の優待と配当の権利最終日でした。 果たして権利落ち後の株価の動きはどうなるのでしょうか。 私もドキドキしながら3月29日の株式市場のスタートを待っています。 今年の3月までは日本株式市場は大嵐が吹き荒れて、優待のある銘柄ばかりではなく、非優待の銘柄のなかにも配当利回りが5%以上になるまで売り込まれたものがありました。企業の業績などとは関係なく投資家の都合による、需給によって大きく下げた株が大量に発生しました。 もしニュースで騒がれているように消費税の10%への増税の時期が延期されることが本決まりになれば、日本株のリバウンド相場が始まると期待しています。 需給で大きく売られて安くなり、配当利回りや配当優待利回りが5%を超えるような状況になっていた日本の企業の株も3月に配当や優待のある銘柄は、それなりにリバウンドしてくれたような感じです。 今年の2月の時点では、3月 -
最近の市場
2015-11-27 16:29始めに。まずは「おおさか維新の会」が選挙に勝って良かったです。既得権側は変化に対する有権者の不安を煽って(要は有権者を騙して)票に結び付けよう と画策しましたが、やはり良識ある府民、市民の声が勝ったことを素直に喜びたいと思います。既得権にしがみ付き嘘八百を並べ立てた「中国共産党顔負け」の 府議や市議には猛省を促したい。 ここ数カ月の国内株式市場は面白味が無いですね。中国の景気懸念や資源安、米国利上げの予想やテロなどの海外ニュースに加え、国内では杭打ち偽装や粉飾などのニュース、そして海外市場の乱高下をネタに指数ばかりが上下動している市場です。 知り合いの証券マン氏は、日経レバや先物などで短期売買をするのがやっとで、個別株ではなかなか儲からず収入が減ったと言っていました。 今後は郵政3社の株価も徐々に落ち着いてくるでしょうし、政策的にも足元の景気動向やこれらの株価指数水準であれば特別な対 -
市場潮流
2015-11-16 13:11今週(11月9~13日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で331円31銭、率にして1.7%上昇しました。4週連続の上昇です。 円安の進行、それに伴う国内企業業績の改善期待、国内経済指標の改善などを背景に12日まで7営業日連続上昇。12日には、8月20日以来、約2カ月半 ぶりの高値をつけました。13日は、前日の欧米株式相場の下落、商品市況の下落などを受けて8営業日ぶりに反落しました。 週間ベースで、上昇率、下落率の高かった銘柄を調べますと、上昇率の高かった銘柄は、アルバック(6728)、コロプラ(3668)、戸田建(1860)などが並びます。いずれも、好業績見通しあるいは業績見通しの上方修正を発表した銘柄です。 一方、下落率の上位銘柄は、日本曹達(4041)、アシックス(7936)などで、こちらは業績見通しを下方修正した銘柄です。 東証1部の3月決算企業(除く金融セクター)の4~
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