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有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「今年もあと1ヶ月。油断することなく着実に利益を手にしたい」=
(有料メルマガ第461回・2017/12/5配信号)
※注 2017年12月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
今年は低PERかつ低PBR(=いわゆる業績が良い企業)の株価が見直されて大きく上昇しました。割安すぎる銘柄は、株価が上がりにくいわけですから、資産の増加スピードは落ちることになるでしょう。こんな銘柄でも投資環境が悪化すると株価が下がってしまうかもしれません。このような銘柄でも、投資環境の悪化で耐えられなくなって、投げてくる投資家はいます。
でもPBRが0.5倍以下になって、経常利益の黒字を過去4期も5期も続けているような企業には、いずれ目をつけて投資してくる投資家が必ず現れてきます。それが今年だったように感じます。
過去にもこのコラムで書いてきたように、資産運用は普通の人々が幸せな一生を送るための必須科目の一つだと私は考えています。そして資産運用の中で株式投資が普通の個人が利用しやすく、株は有望な投資対象だと考えています。
しかし残念ながらアメリカの家庭や学校のように、日本の家庭や学校ではお金の話はあまり教育の対象にはなってはいないようです。株式投資に関しては、どちらかというと競馬や競輪と同じようなギャンブルと同じような目で見られることが多いようだと感じています。
しかし世の中の多くの人々は株式会社などの企業に就職して、サラリーをもらい生活している人が多いのではないでしょうか。特に上場している企業に就職をしたいと望んでいる学生は多いと思います。
また私たちの年金の運用手段として株は大変重要な役割を果たしています。
そして多くの人が働く企業が株を発行して資金を調達することにより、多くの事業を行い、労働者を雇ってくれているわけです。
株式投資を利用するか、しないかで資産の増加のスピードがまるで違います。もちろん株式投資が嫌いな方に無理やりお勧めするつもりは有りません。しかし株式投資で成功し稼ぐ技術を身につけることは、波乱万丈な人生を生きていく上で起こってくる様々な問題を解決するのに必要な技術を身につけることにつながります。
株式投資を行うことによって決断力、直観力、実行力をつける。知恵を使い、失敗を良い経験に変え、自分を信じて行動できる積極的な性格を作り上げる。
そんな人生で成功するためのスキルを株式投資を通じて身につけていく。財産を築くとともに、自分の幸せな豊かな生活を築く。
株式投資では、人生にも大切な行動することを学ぶことが出来ます。ちょっと思い浮かべただけでも、株式投資をするということは、まずその株を買うかどうか考えます。考えた上でお金が減ってしまうかもしれないリスクをとって投資を実行します。いくら考えても実際に行動しなければ儲けはないのです。
(←株を買うという行動が伴わなければ、絶対儲けることは出来ません。損することも有りませんが・・・・)
知恵を使う方法も学びます。よくA株をかうかB株を買うか選択に迷います。そのときの直感力を身につけることも出来ます。含み損を抱えた時、多くの痛みを乗り越えて損切りすることで、撤退する勇気も学べます。そして損をした経験を良い経験に変えることで、今度は利益を上げられることを学べます。
買うにしても売るにしても、多くの決断をして、その決断を実行に結びつけることによって株式投資では利益を上げることができます。行動することがすべてです。よく自己啓発のセミナーなどに出て知識を得ても、知識を得ただけで満足して実行にまで結び付けられない人がいます。知っていることとできることはまったく違う。それをイヤというほど体験できるのが株式投資です。
投資家としていつもどの銘柄に投資するか悩みます。もちろん利益の最大化をはかる目的でいろいろ調べて選択します。有限な自分の投資額を儲かりそうな銘柄に配分する。しかしある銘柄を選んだということは、他のすべての銘柄を捨てたと言うことなのです。私も投資をしていろいろ後悔してきましたが、どちらかと言うと何を選んだかで後悔することよりも、何を選ばなかったか、何を捨てたかで後悔することが多かったように思います。
あることを選択するということは、実は同時に別の可能性のすべてを捨てたということなのです。成功する投資家は、この代替案を捨てる能力が非常に高いと感じます。
人生の大事なイベントで、二者択一の選択を迫られることは多いのです。その時、選択の最後の決め手は勘しか有りません。勘が鈍くていつも間違った選択をしていたら、人生の最後には大きな差がついていることでしょう。この二者択一の選択において正しい選択をするという能力を高めることは、人生の大選択のときに大きな力を発揮します。
たとえば就職活動において甲乙つけがたい素晴らしい企業から内定を出すといわれたとき、あなたはどちらの会社を選ぶでしょうか。
いまの時点では甲乙つけがたく、どちらを選んだらいいか迷うと思います。その時どちらを選ぶかの決め手は何でしょうか。それは勘です。勘で選ぶしかありません。
株式投資も売るか買うか、この株を買うか、それともあちらの株を買うか。
本当に結論を出さねばならない選択を迫られることの連続です。その判断を間違えたために、すぐに損をしてしまうことも多いのです。企業に就職する時は、自分のからだは一つですから両方の会社に勤めることはできません。しかし株がありがたいのは、資金さえあれば両方の企業の株を買ってしまうという手が使えることです。
自信のなさでもありますが、未来は誰にもわかりません。人生を生き抜くことに比べて株式投資が楽だと私が考える理由は、この選べなければ両方買ってしまえ作戦が使えるからです。人生の大選択、就職にしても結婚にしても、両方選んでしまえ作戦は使えません。みなさんも人生を生き抜く力があるなら、株式投資でも稼ぐことができると考えてみることをお勧めします。
損切りを遅らせたために大きな損失を生むこともあります。そのような経験をとおして投資家は成長していきます。株式投資で培った決断力、勘の鋭さは人生において、必ず役に立ってくることばかりです。
株式投資を行ってきて過去に大きく利益を上げることができた投資家は「企業を見る目」はあったのだと思います。ところがそんな投資家が大きな損を出して市場から退場する原因は「自分を管理する能力が無かった」ことにあることが、ほとんどのような気がします。
もちろん「企業を見る目が無い」上に「自分を管理する能力が無い」投資家は、今回は生き残れても、いずれは市場から退場させられる羽目に陥る可能性が高いです。
私も最初に株式投資をスタートして10年くらいたっても、「企業を見る目も無かった」し「自分を管理する能力」も非常に低かったです。しかし臆病だったので常に速度を落とした安全運転で、「休むも相場」を実行してきたことが生き残れた秘訣だったように思えます。
「生涯パートナー銘柄の研究」のメルマガを書き始める前は企業の資産価値だけは良く計算して見ていました。しかし割安なだけでは投資する理由としては不十分でした。
株価がなかなか上がらずにじれて投げて別の銘柄にシフトすることも多かったです。しかし、メルマガを書くために有価証券報告書やホーム・ページや決算説明資料などを調査することで、投資する企業のビジネス・モデルも分かるようになってきました。
割安なだけが投資の根拠だった時点より、企業が利益を上げ続ける秘訣であるビジネス・モデルも把握しておくことは、嵐が来たときに逃げ込む投資対象を見つけておくことにもつながります。
考えようによっては、株価の大きな下落は、より光り輝く有望な企業に資金をシフトするチャンスのときでもあるのだと考えて、過去の苦境を乗り切ってきました。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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中電工(1941)の詳細レポートと、コラムの構成です。
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