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有料メルマガライブラリから(80)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか
2013-10-17 01:10有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 =投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか= (有料メルマガ第24回・2009/06/09配信号) 二つの戦術のうち、「世界から必要とされる高い技術を持ち、財務内容も良い企業の株を中長期で所有する」という戦術をとる対象企業についての戦闘術に触れていこうと考えています。 高技術株は世界的に高いシェアを持っている商品を製造している企業を主に想定しています。 景気が良く、株価も上昇している時期は、高技術企業は利益を上げやすいと投資家に思われて、高く、高く上昇して、高PER -
足で稼ぐアナリスト
2013-10-17 01:0910月だと言うのにいつまでも暑かった今年の秋は短いものとなりそうです。季節は秋を通り越えて冬に向かいます。今年も残すところ2か月余りとなってきましたが皆さんの運用成果はいかがでしょうか? 日経平均の今年の高値は今のところ5月の15900円ですが、年末に向けた相場展開ではこれを超える動きとなるのかに関心が寄せられます。米財政問題の 解決ができるできないで弱気の声もあり14000円前後で推移する日経平均ですが、ここから仮に横ばい傾向となっても多くの個別銘柄には大きく株価上昇の 可能性があります。 ところで、本メルマガの読者にはもしかしたら個人的にアナリスト活動(自らプレゼンを受けたり企業分析)をされている方がお見えになるのかも知れません。 多くの3月期決算企業の第2四半期決算が間もなく本格的な発表シーズンとなります。皆さんも含めてアナリスト活動が活発化するシーズンとなります。 私も含め -
有利子削減に取り組むUSENの復活はあるのか?
2013-10-17 01:07一時は35円という安値をつけその後も50円前後で推移していたUSEN(4842)の株価が270円前後にまで上昇し出来高を伴いながら時価総額を550億円にまで高めています。 宇野オーナーの下、電柱活用の有線放送のパイオニアとして成長を見せてきた同社は2001年4月に上場。ITバブル時代の2003年には18万3000円という株価がついたこともありました。 上場時の年商は950億円前後で年商のピークは2007年8月期の3012億円。収益にデコボコが激しく、黒字と赤字を数年おきに繰り返してきました。 営業利益のピークは2007年8月期の159億円。特損計上が頻繁にあり当期利益の大幅赤字が上場後に5期もあるなど不安定な業績推移が見られます。特 に2008.9期と2009.8期にそれぞれ539億円、595億円もの巨額な当期利益の赤字を計上し、株価は低迷しました。 100億円程度まで落ち込んだ時 -
ちょっと気になる個別株動向
2013-10-17 01:03NYダウの大幅な調整を予測する向きがある中で、市場連動型銘柄よりも個別株に関心が移っているようです。とは言え、多くの銘柄が5月高値を抜けないま ま、推移している現状で高値掴みした投資家の心はまだ癒されずにいるものと思われます。12月までに損切りして新年を迎えるか、このまま持越しして新年を 迎えるか、悩んでおられる投資家の皆さんも多いのではないでしょうか。 そこで今回、インデックス連動型の主力銘柄やちょっと気になる銘柄の株価水準をチェックしてみましたので宜しければご参照下さい。【5月に高値をつけた主力銘柄と時価比較】 多くの銘柄が5月に高値をつけ、調整中ですが、中には既に高値に接近している銘柄(◎)もあります。 銘柄(コード) 5月高値 時価 時価/5月高値(%) 三菱ケミカル(4188) 593円 448円 75.5 コマツ(6301) 3095円 236 -
投資と「開運!なんでも鑑定団」
2013-10-17 00:58投資と骨董品収集の共通性は、『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)の第5章<5年間じっくり待って勝つ、金融商品の目利き方法>でも詳しく述べています。 投資でも大事なの「目利き」です。ところが、大変残念なことに、投資の世界で「偽物」をつかまされて大損をされる方々が多数います。 骨董品の目利きでは「良いものをたくさん見る」ことが大事です。また、目の前で見るよりも、少し離れて見たほうが真贋の程がよくわかるともいわれます。 投資でも全く一緒です。「良いもの=良い金融商品や良い企業」をたくさん勉強することにより、どのような金融商品が高い収益を生みどのような企業が「永 久保有銘柄」として絶え間ない成長を遂げるのか、ということがおのずとわかってきます。また、少し離れて客観的な視点で見たほうが、企業の内容を的確に判 断できます。 もちろん、ただ単に作品を眺めるだけでは無く、その -
為替市場動向~正念場、崖っぷちのドル円相場~
2013-10-11 11:50米国の財政協議難航が伝えられ金融市場はリスクをとりにくい状況が続いています。今年の会計年度の歳出予算が不成立、暫定予算の協議も進まず、政府機関の 一部は閉鎖されて一週間以上が経過。米政府機関の閉鎖は約18年ぶりとのこと。過去の政府機関の閉鎖では最高21日(1995年~1996年)、平均では 6.4日だそうです。その影響で、先週は市場関係者が注目していた9月の雇用統計発表も見送られました。また、今月17日が期限と言われる債務上限引き上 げ問題の進展次第では限定的に米国債デフォルトの可能性もあります。 最終的には妥結するだろうと思われていた今年の予算協議の膠着状態は為替相場にも影響しています。9月末と比較した直近の為替相場の動きを見ると、円は 主要通貨全てに対して上昇しました。リスク回避では円、スイスフランが買われる傾向がありますが、今回は円、豪ドル、ユーロなどが対ドルで買われ、基本的 にド -
有料メルマガライブラリから(79)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか
2013-10-11 11:39有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」== (有料メルマガ第23回・2009/6/2配信号) (前略) 私の好みになるのかもしれませんが、キャピタル・ゲインで3年分くらいの利益が得られる状況になっても、まず売らずに保有し続ける銘柄があります。それ は安定した事業基盤を持っていて、どのような経済環境になっても、安定的な収益を上げ続けることができると考えられる企業群です。 サービス業に多いですが、製造業でも消耗品を製造している企業、特にその商品が代替物(←競合製 -
無借金企業の新たな挑戦に期待
2013-10-09 13:20日本の株式市場には3600社近い銘柄が上場していますが、そのうちのおよそ3分の1は無借金経営を続けている企業だと推察されます。中には銀行からの 融資が受けられないでエクイティのみにで資金調達している創薬ベンチャーをはじめとしたベンチャー企業もありますが、企業の運営の歴史の中でキャッシュを ため込んできた銀行嫌いの企業もあるかと思われます。 完全無借金ではなく有利子負債以上の現預金を常に持って企業運営をしている実質無借金経営の企業も入れるとその割合はもっと高くなると思われます。 キャッシュをため込む堅実経営企業への評価はまちまちですが、有利子負債を抱える企業に比べれば買い安心感はあります。 そうした堅実経営の企業は面白くないと考える投資家も多いでしょうが、自己金融型(自分のお金で先行投資を賄うことができる、つまり自らが銀行機能を持つ)の企業は概ね増配余力も大きく、相場の先行きが不透明な -
東京プロマーケットが本格始動
2013-10-09 13:14日本の株式市場は東証1部市場に上場する銘柄を中心に活発な取引が続いています。ただ問題は成長の芽があるベンチャー企業の資金調達市場である新興市場が米国に比べていびつな状態となっている点です。 投資家の投じる資金の大半が東証1部、2部、JASDAQ、マザーズ市場となっていて、その下のクラスのベンチャー企業に対しての市場が育っていないのが現状。 ロンドンAIMの流れを汲む東京プロ向け市場(TPM)がその担い手となるべきだが、まだ本格的な拡大には至っていない。更にその下位に位置するグリーンシート市場も縮小傾向にあるなど偏りが見られます。 米国にはNASDAQ-BB市場なるものがありそこには数百社が上場しているほか、その下位には日本のグリーンシートにあたるピンクシートという市場が存在し数千もの企業がノミネートしています。 TPMは東証がお墨付きを与えたれっきとした上場に値する市場。この点はグ -
恐怖感高まる今こそリスクへ挑戦
2013-10-09 13:11米国の財政問題が株式市場に暗い影を落としています。リーマンショックに次ぐ新たなクラッシュが起きるなどと心配する向きもあってアベノミクス相場に沸い た日本の株式相場もしばしのお休み状態。日々の相場に向き合う多くの疲れを知らない投資家にとっては懸念材料の発生はむしろ良い休憩なのではないかと楽観 的に考えておいた方が良いのかも知れません。 しかしながら、ねじれ現象がもたらす財政不安の高まりによるNYダウの調整局面が長引くとアベノミクス相場や7年後のオリンピック開催による長期上昇の過程に入ったと期待が高まった日本株にも影響をもたらそうとしている現状を無視はできない。 注意しながらも株価の下落は自助努力で業績を高める可能性のある個別企業への投資価値を高めてくれる筈。むしろこうした恐怖感の高まる局面でこそリスクに挑戦すべきだろう。 ここでは銘柄をしっかり吟味しながら分散投資を図るチャンスとみたい
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