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年末に向けたIPO相場開始
2013-11-20 17:23今年のIPO社数は昨年と同様12月の上場ラッシュで本日現在49社となる見込みです。あと2、3社出てくるかも知れませんが、結果としては昨年の46社を上回ります。そのうち27社は東証マザーズとなっており、ジャスダックの数を上回る見込みです。 とりわけ12月はIPOのラッシュ。今年も12社がノミネートしています。 中には私がかつて交流していた会社もあります。 桧家HDの子会社日本アクア、足利銀行の持ち株会社なども登場してきます。1社づつコメントしたいとは思いますが、時間の都合もあり今回はそのうちの注目銘柄だけをピックアップしてみます。 今年のIPOは2月13日のメドレックス(4586)から10月22日のシステム情報(3677)までで32社が行っています。それぞれの株価は上場後大きく変動し、高値つかみで困っておられる投資家や大きくパフォーマンスを上げた投資家もお見えになるかと思います。 -
低位株研究
2013-11-20 17:20皆さん、NISA口座開設の手続きは終わりましたか? また、口座を開設された皆さんの投資スタンスは決まりましたか? 投資の選択肢は様々ですが、100万円という枠をどう活用するかをスタートまでに考えておきたいところです。 比較的買い易い100円前後の低位株に関心をお持ちの方も多いのかと思います。時価総額と経常利益との関係で比較的割安感のある低位株は大化けの要素もあるかと思います。 100万円の投資で得た大きなキャピタルゲインが無税となり、手元に丸っぽ残るということを考えてみたいと思います。その可能性を検討してみるのも面白いかと思います。 1.ヤマノホールディングス(7571) 時価:91円 時価総額:31.4億円 今期予想経常利益5.1億円 かつてM&Aで業容の拡大を試みたが状況の変化でとん挫。その後リストラを続けてきたが、ここに来て状況が明るくなってきたため、積極的な経営に着手し -
市場潮流
2013-11-19 16:17本日(11月15日)の日経平均株価は1万5165円、前日比289円51銭高となり、1週間で約8%上昇。年初来高値1万5627円をつけた5月22日以来、約半年ぶりの高水準となりました。 この季節は例年、投信(10月)、ヘッジファンド(11月)、年金(12月)など海外投資家の決算の影響で調整するケースが多いのですが、今年は三角持合いを上放れた格好で、一段高への期待が高まっています。 市場のムードを大きく変えたのは、8月に発表された米国の10月の雇用統計でしょう。米国経済は夏以降やや減速感があり、政府機関の一部閉鎖の影響も あって、景気の先行きに対する見方は弱気に傾きがちだったのに対し、10月の非農業部門雇用者数は事前予想(12万人増程度)を大きく上回る20.4万人 増となり、市場のサプライズを呼びました。さらに8月、9月の実績が上方修正されたことで、8~10月の平均値は20.2万人増となり -
それにしてもと
2013-11-18 18:44一通りの9月中間決算が出揃いましたが、円安の中での悲喜こもごもの中で、同じ輸出産業内でも優勝劣敗が見えています。自動車など輸送機器や一部の電子 部品が回復している一方、国内の家電やAVメーカーは予想以上に体力を落としていることが見て取れましたし、機械メーカーやその他輸出関連企業にしても円 安による恩恵を受けてはいるものの、ひところの勢いは感じられません。オマケに、中間期で大幅増益なのに通期では修正無しとするコンサバな(と言うより現 経営陣の保身目的の)情けない予想が目立ちます。 その一方で土木を代表とする公共投資関連企業の増益幅は大きく、昨年末から続く復興予算の配分やアベノミクスによる公共投資が如何に急増していたかが分 かります。今下期までは余るほどの土木予算が付いていますし、増益企業のサラリーマン経営陣が少しでも前向きになれば、全体の下期業績予想はもっと伸びそ うです。 それと同時に -
M生命保険会社のとある事業部について
2013-11-15 14:20今日は少し残念なお話。 日系大手のM生命保険株式会社にはPMM(Personal Money Management)事業部と言う従来の日系生命保険会社の生命保険営業とは一線を画した営業部がありました。 調べてみると、2000年に保険会社内部の指示で 「日本で初めての本格的なファイナンシャル・アドバイザリー事業を創りたい。キーは、徹底したクライアントファーストの姿勢(お客さまのためにベストを尽くす姿勢)と高品質なアドバイスを理念に捉えることだ。そうすれば、必ずお客さまはついてきてくださる。」 「日本で成功したファイナンシャル・アドバイザーの会社はまだない。君たちが、日本で最大・最優のファイナンシャル・アドバイザー集団を作り上げるんだ」 「そのために、ファイナンシャル・アドバイザリー事業のノウハウを持っている企業と業務提携を結ぼうと考えている。」 (会社HPより引用) という想いを持って設 -
有料メルマガライブラリから(84)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか
2013-11-14 15:46有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」== (有料メルマガ第36回・2009/9/1配信号) 先週、株式投資に投入してよい上限の金額について、「常識的にいえるのは、その投資額を10年間動かせなくなった(=他のことに使えなくなった)としても実生活には支障をきたさない金額にとどめるべきだ」ということを書きました。 10年間というのは大げさかもしれませんが、それぐらいの余裕資金で投資をすべきだと考えていただければと思います。ただ投資した時点では使う予定がな かった -
果報は寝て待て
2013-11-13 11:50毎日のように株価を眺めては、一喜一憂する日々を送られている多くの投資にとって、全体相場がなかなか本格的に上向かない状態とあっては、気分もすぐれ ないもの。アベノミクス相場に乗り遅れるなとばかり高値まで買い込んでしまった向きが、これからの相場展開でにっこりと笑えるのかどうかだが、それは神の みぞ知ること。 投資にリスクはつきものなので、何らかの波乱があるとキャッシュポジションを積み上げた投資家もどこで出動するかは悩むところとなる。相場は未来の期待値を先取りした投資家の行動の反映となって私たちの目に入ってくる。 未来には一体何が待っているのか? それがわかれば苦労はない。誰しもがお金持ちになろうと頑張っているはず。お金持ち=幸福になろうとリスクを取ってリターンを上げようとしている。目先の出来事にとらわれず、ここは果報は寝て待ての心境でいくことにしよう。 【果報は寝て待て銘柄】 1)図書印 -
ポートフォリオ運用とNISA口座活用
2013-11-13 11:47NISAは1年間で100万円までキャピタルゲイン無税の優遇株式投資制度ですが損金は税金控除の対象とはならないという欠陥がありますので、その活用 の仕方は良く考えておく必要があります。株の初心者向け優遇制度と言うべきかと思われます。中高年だけではなく、これまで関心のなかった若い世代にも株式 への関心をもってもらいたいというのが制度開始の主旨かと思われます。 来年1月からの施行で既に多くの口座が集まっていると言われています。でも具体的には何に投資したら良いかなどわからずにいる投資家が圧倒的なのかと推察されます。 証券会社はいけいけどんどんの主体で投資家のことを本当に考えているとは思えませんので、後でしまったということにならなければと危惧されます。 それでも制度がスタートする以上はちょっと投資に際しての留意点を考えておきたいと思います。 投資に際してはできればリスク分散をしておきたいと思 -
サプライズのあった企業決算発表
2013-11-13 11:412014年3月期の中間決算発表が続いています。サプライズ銘柄もいくつか見い出せていますがそれらへの対応をどうするか、ここでの運用成果を高めたい投資家にとってはちょっとしたチャンスが生まれています。 前9月期の業績上方修正を発表したMTI(9438)は前回の本メルマガでも取り上げておきましたが、今期も業績も大幅に向上見通しで、しかも中期的な 展望も明るいとあって風向きが大きく変わってしまいました。1000円割れで弱気の意見を述べていた外資系証券や中堅証券はこの決算を見てどのようなレー ティングを出すのでしょうか? スマホ関連銘柄には業績悪化に苦しむ企業も見い出せますが、ゲームに偏らずに社会的な意義のあるコンテンツプロバイダーとなればイメージは変わります。 同社が取り組むヘルスケアコンテンツやこれから提供予定のコンテンツやサービスが意外な発展につながるとなれば、まだ評価の余地はあるでしょう -
やはり・・・総合商社は凄い!
2013-11-12 22:47ここのところ、総合商社の事業報告書を見ながら思うのは「やはり総合商社は凄い!」ということです。 総合商社の代表格である三菱商事が日本の近代史と密接につながっているのはよく知られた事実です。日本で初めての株式会社といわれる坂本龍馬の海援隊が 近江屋事件後に後藤象二郎に委ねられ、その後岩崎弥太郎に受け継がれて九十九商会となった企業の流れを汲んでいます。九十九商会は、後に、三菱商会、三菱 蒸汽船会社(後に郵便汽船三菱会社として現在の日本郵船が分離)、三菱社と変遷。このあたりの事情は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」でも詳しく描かれまし た。 また、住友商事(住友グループ)は、17世紀に住友政友(まさとも)<1585-1652>が京都に書林と薬舗を開いたことに始まります。また、同じ 頃、京都で銅吹き(銅精錬)と銅細工業(屋号:泉屋)を営んでいた政友の姉婿、蘇我理右衛門(そがりえもん)<1571-16
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