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時間軸のとり方は
2015-11-21 15:10投資家にとって投資の時間はさまざまだろうと思います。 スキャルピング、デイトレ、スイングと呼び名もさまざまですが、超短期~超長期まで一長一短があります。 為替から見ると、株の流動性は少ないと、特に新興市場はスカスカに感じるのですが、その分動きもダイナミックで、そこらへんが新興市場の魅力でもありますね。 FXの場合はさまざまなプラットフォームがありますし、個人投資家はインターバンクの取引に直接参加できないので、需給を見る上で株よりも劣ると思います。 もともと為替は上場物ではなくOTCが市場のほとんどを占めるので、需給を読むのが株よりも難しいと思います。 その点株は、東京市場は特に東証やそれぞれの市場のほとんどの需給が集中するので、ある意味分かりやすいともいえます。 米国市場でもダークプールと呼ばれる私設取引所が多くあり、ニューヨークストックエクスチェンジへの集中はそれほど多くない -
売買手法 ~スキャルピング その1~
2015-11-21 15:08「スキャルピング」とは細かい売買を積み上げる手法である。 この手法は保有時間が短く、損切りも数ティックで行うため、リスクを押さえて売買ができることから資金の少ないトレーダーに支持されている。 制度面でも追い風になっており、2013年1月1日から信用取引に関する規制が緩和され、決済を行うと信用余力が回復し、無限に回転できるようになったこと、手数料の引き下げ等によりコストが下がったことから、現在はスキャルピングに適した相場環境だと思う。 私はスキャルピングの技術をディーラー初期に身に付けていたが、大きな資金の運用には向かないため、それ以降は使うことはなかったが、最近になってトレードを学びに来る受講者さんのリクエストで見せることが多くなった。 12日(木曜日)の午後に弟子のドカン君と受講者さんに見せながらクルーズ(2138)を売買した。 後場の1時間半に57回トレードをして結果は54勝 -
市場潮流
2015-11-21 15:06今週(11月16~20日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で282円90銭、率にして1.4%上昇しました。5週連続の上昇です。 週初の16日はフランス・パリの同時テロの発生を受け、売りが先行しましたが、朝方に発表された15年7~9月期のGDP(1次速報)が前期比年率 0.8%のマイナス(予想の中心は同0.3%のマイナス)となった結果、政府や日銀の政策に対する期待が高まり、下げ渋りました。 17日以降は、欧米株が堅調であったことで、投資家心理が改善。外為市場で円安・ドル高基調が続いたことも好感し、20日まで4日続伸となり、8月20日以来、3カ月ぶりの高値をつけました。 なお、18日に米連邦準備理事会(FRB)が公表した10月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨は、12月のFOMC(15~16日)での利上げを強く示唆する内容でした。 続いて、NY連銀、アトランタ連銀、クリーブ -
為替市場動向~123円台、上値は重い?~
2015-11-19 16:0911月6日に発表された10月の米雇用統計が予想をはるかに上回る数字であったことから、一気に米国の金利正常化(利上げ)への予想が高まり、為替市場では米ドルが上昇。 米ドルの対主要通貨(貿易規模等を勘案した比率で構成されたバスケット通貨)であるドル指数は、直近で2014年3月の高値100.30台に迫る99.70台まで上昇しています。 雇用統計発表前に比べて、直近でドル・円相場は121円台から123円台へ、ユーロ・ドル相場は1.10台から1.06台までのドル高水準です。 ただ、ドルの利上げを織り込んできた現時点のドル・円相場123円後半水準は中国の景気懸念で世界的にリスク回避の動きが高まった8月21日の高値水準 であり、その後は抜けていない上値が重い場所ですし、その上には黒田ラインと言われる125円が控えてはいます。それぞれを抜けていくには、更なる追加材 料が必要でしょう。 一方のユーロ -
■世界で使用される製品を持ち、業績上方修正が期待できる低PER低PBRの高自己資本比率銘柄を研究! 石川臨太郎の有料メルマガ、好評配信中!!■
2015-11-17 18:42「世界で使用される製品を持ち、業績上方修正が期待できる低PER低PBRの高自己資本比率銘柄を研究!」 銘柄研究に最適な有料メルマガです!クオリティをぜひ体感してください。 今週配信の有料メルマガでは、長い歴史を持ち、世界中で使用される可能性がある有望な製品を持ち、保守的な業績予想を常としているため業績の上方修正が期待でき、低PER・低PBRかつ高自己資本比率と指標的に割安な企業を、研究銘柄として掲載しています。 また、コラムでは、「マーケットの判断が株価を動かしていく。しかしマーケットの判断と自分の判断が食い違うことは良く起こる。業績が伸びているのに需 給(=マーケットの投資家の都合)で株価が下げることも多いが、マーケットの意見に迎合ばかりしていては、チャンスを失うことにもなりかねない。」と題 し、業績にフォーカスして投資判断をし、好業績をホールドの拠り所にすることの重要性を考察し、3 -
景気の先行きを先行指数で占う
2015-11-17 18:38世界のマクロ景気の先行きを占う指標としてはPMI(購買担当者指数)やOECD景気先行指数があります。 PMIは企業の購買担当者を対象に新規受注、生産高、雇用などの項目についてアンケートを行い指数化したものとされ、50を上回ると経済が拡大局面にあることを示し、50を下回ると下降局面にあると判断されます。 世界全体の製造業PMIは8月、9月とマイナスが続きましたが、10月は+0.8の51.4でプラスに転じています。また非製造業つまりサービス業 PMIについても9月のマイナス1.3から10月には+0.4で53.7となっており、世界的に見て景気は7-9月期でボトムを打ち、10月は持ち直し気 味となっています。 但し、今回のフランス・パリでのテロの発生がまた世界景気に悪影響をもたらすとの懸念が生まれています。 また、GDPに6ヶ月先行すると言われるOECD景気先行指数は100以上で拡大、10 -
郵政相場はまだまだ続く?
2015-11-17 18:37合計して約1兆4000億円を一旦は市場から吸い上げた日本郵政3社の株価は先行したかんぽ生命がやや停滞気味ではありますが、先週は日本郵政が一時1900円台に乗せるなど引き続き堅調なようです。 多くの投資家の期待を乗せて国家的企業が放出されたことで一時的には民間企業に回る筈のお金がたった3社に集中しましたが、今後は徐々に落ち着きを取り戻すと見られます。 これが全体相場の好循環につながるということが期待される一方で、株価のトレンドが悪い銘柄には容赦のない売りが浴びせられることになります。 単純な数字だけで業績の良し悪しが語られますので、それによる株価の振幅は大きくなりがちです。 しかも期待に反して下落を見せた株はなかなか元には戻らない展開になってしまいますのでまじめに評価して投資していた投資家は対応に苦慮してしまうことになります。 一方の企業側の対応は多くは市場任せ。一時的な下落と割り -
今年活躍した年前半にIPOした成長銘柄
2015-11-17 18:31日本郵政3社は今年後半にIPOした超ビッグな銘柄ですが、どちらかと言えばバリュー株。決して成長株に分類されることはありませんので、株価の評価は控え目です。 これに対して成長性が期待されるIPO銘柄は業績の進捗を確認しながら株価は堅調に推移し、株価の上昇率は時に2倍以上になります。 放出株数が少なかった、かんぽ生命(7181)も公開価格2200円に対して高値は4100円を超えるなど、ほぼ倍の水準にまで上昇しましたが、これは公開価格自体が割安過ぎたからということしかありません。 今年前半に上場した銘柄の中にも、テラスカイ(3915)やジグソー(3914)、ファーストコーポレーション(1430)、ハウスドゥ(3457)、 ショーケースTV(3909)のように株価が公開価格の2倍以上になった銘柄があります。確かにこれらの銘柄は業績は堅調です。 IPO銘柄が業績を下方修正し、投資家の信頼を裏 -
【お知らせ】炎のファンドマネージャー有料メルマガ第67号配信中!!
2015-11-16 17:48月曜日の億の近道で、15年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」最新号が11月16日に配信されました。 企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。 【11/16第67号では】 ■平山(7781)が下落した背景 ■ハウスドゥ(3457)の今期業績は上方修正含み ■まだまだ続くか?!日本精密(7771)の株価上昇トレンド → 申し込みフォーム http://goo.gl/ikAUu3 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/ ★創刊号から第5号まで公開しました!ぜひお読み下さい!★ 創刊号→http://okuchika.net/?eid=5177 第2号→http://okuchika.net/?eid=5362 第3号→h -
市場の行動パターンの読み方
2015-11-16 13:15本日のBコミさんのコラムのメッセージ、ポイントは2つあると思います。 事件は売り、事故は買いなどの市場の予想できる反応の仕方。 もうひとつはマーケットのポジションを読んだ週末持ち越し。 為替市場でも、かつては有事のドル買いといわれ、戦争などではドルが買われた。これはドルが基軸通貨で戦略物資の調達に必要な通貨であったときの名残。 しかしここ20年ぐらい(第1次湾岸戦争後ぐらいから)は、有事あるいはマーケットにとってネガティブな状況では、スイスフランと円が買われるパターンが多い。 通常このような時は戦争がらみだと地政学的リスク、マーケットがらみだとリスクオフなどと表現される。 リスクオフになると株安、債券高(信用力の高い国債が買われ、国債価格の上昇、国債利回りの低下、信用力の低い国際派売られるパターンも)、スイスフラン高、円高となる。 ここで、なぜ経済が弱かったり、株価の冴えなか
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