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市場潮流
2017-03-24 00:06
今週(3月13~17日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で83円02銭下落し(率にして0.4%の下落)、1万9521円59銭で取引を終えました。 週初の13日は先週の地合いを引き継ぎ、日経平均株価は昨年来高値を更新しましたが、14日は利益確定売りが優勢となり、4営業日ぶりに反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)(3月14~15日)の結果発表を控えて買いが手控えられました。 FOMCでは予想通り政策金利が引き上げられましたが、今後の利上げペースが加速するとの期待が後退し、円高・ドル安が進んだこと、大阪市の学校法人森友学園への国有地売却を巡る問題で政局の停滞が懸念されたことなどにより、週末にかけ小口の売りが優勢となりました。 主要先進国のなかでは、安倍政権の安定感は際立ったものでしたが、森友学園の問題の展開によっては、海外投資家が嫌気して売りを増やす可能性があります。 ただ、 -
円資産への投資
2017-03-22 01:44
トランプ大統領の登場以来、円安が進み国内株式市場も活況となっています。 足元では既に3ヶ月以上も日経平均株価で19,000円台前半を上下していますが、様々な解説を見ても国内株式への投資意欲は衰えていないようです。 これを受けて各経済誌でも株式や不動産投資を取り扱う特集が続いていますが、そんな中でMRF(マネーリザーブ・ファンド)の運用すら難しくなりつつあるほど安全な運用資産が見当ら無い、過去に例を見ない異次元市場になっていることが分かります。 先日の東洋経済では首都圏のワンルームマンションの利回りが平均で4%を下回っていると言った記事がありましたが、8%もあった5~6年前とは様変わりです。運用の世界では異次元金融政策の威力を感じます。何せ政府が総力を挙げてインフレを起こそうとしているのですから凄まじいです。 日本の将来はどうなってしまうのか・・・? 先日は運用難に陥った地方 -
為替市場動向~米・利上げ、欧・緩和縮小?日は?~
2017-03-17 21:36
今週は、注目イベントが重なります。とりわけ、今日3・15は米国の金融政策、財政問題、欧州ではオランダの選挙に注目が集まっています。 米欧の結果が出る日本時間3月16日には、昼過ぎに日銀の金融政策決定会合の結果(注目度は低いながら)と総裁会見が予定されています。 さらに、週末3月17日ドイツでG20財務相、中央銀行総裁会議開催の予定です。 米国FOMC(連邦公開市場委員会)での政策金利の追加利上げは、既に織り込済みがコンセンサスになっています。 FRBの政策目標である雇用と物価の安定が許容水準まで改善してきたこと、他の経済指標も好調なものが多くなってきたこと、これに加えて、海外要因に大きなリスクが見られない今の時期に金融政策の正常化を決めてしまおうという姿勢もあると思われ、利上げ決定は決して不思議ではないでしょう。 注目されるのは、今後の金利をFRB理事たちがどう読んでいるか -
FPは見た!『資産運用でやられちゃってる人々』
2017-03-17 21:34
こんにちは、マネーライフプランニングの梶原です。 世間では保育園落ちた!受かった!の声が聞こえてくる時期ですが、私の娘(10ヶ月)は無事に4月からの入園が決まり、ほっと一息です。 早く待機児童問題が解決するよう、私も働くママの一人として出来ることはしていきたいと思っています。 私は個人コンサルティングとして働き8年になりますので、今まで数百世帯の個人資産状況を見てきました。 今回はその中でも「ああ、これは失敗しちゃっているなぁ」と感じた既保有運用商品を取り上げ、なぜ、そういった運用商品を選択してしまうのかといった背景、そうならない為の対策をお伝えしたいと思います。■「節税」目的の新築マンション投資 不動産投資を否定する訳ではありません。 お客さまの中には不動産投資で素晴らしいキャッシュフローを生み出している方も沢山います。 しかし、新築マンション投資をフルローンで行って -
有料メルマガライブラリから(214)大型株が調整し、中小型株が急速に上昇する現実を念頭に
2017-03-16 18:35
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「大型株が調整し、中小型株が急速に上昇する現実を念頭に」= (有料メルマガ第170回・2012/4/3配信号) ※注 2012年4月現在の内容ですので留意下さい。 3月の後半から、急速に個人投資家が主力のプレーヤーとなる中小型株の低PER銘柄の株価上昇が目に付くようになりました。 更に、マネー雑誌の多くが株主優待特集を行なうことで、低PERの優待株の株価上昇にも目を見張るものがあります。 株式投資の経験年数が15年を超えるような個人投資家は、1999年のITバブル期の株価の上昇を思 -
下振れ待ちに下振れなしの銘柄
2017-03-16 18:32
どんな銘柄でも右肩上がりで上昇していく過程で押し目が形成されることはよくありますが、利益確定売りによる下振れを待っていてもなかなか下振れしてくれないという銘柄もあります。 とは言え、上昇トレンド銘柄の押し目買いを基本にした投資は成果を高めてくれます。 例えばマルハニチロ(1333)はその典型です。 現在同社株は3490円という水準ですが、2014年5月には1498円という安値がありました。そのボトムからもうすぐ3年となりますが、上昇してはミニ調整し、調整してその前の高値を抜けていくというパターンから長期的に見ると一貫した株高を描いています。 この背景には業績の向上がありますが、円高メリットを享受した仕入れコスト減による業績向上があってのものだったかと思います。ここに来ての円安が同社の業績にはマイナスに影響すると考えられますが、そうした点は無視した値動きが見られます。これは水産 -
日経平均が頭重い背景
2017-03-16 18:27225の銘柄で構成される日経平均は2015年の6月高値20952円をなかなか抜けずに推移しています。それはファーストリテイリングなど指数に含まれる一部銘柄がその当時に比べ大きく値を下げているからだと考えられます。 また、225銘柄のうち半分以上の銘柄は2014年から2015年にかけての高値を抜けないままに推移しており、それは業績の低迷を背景にしたものです。 三越伊勢丹(3099)はその典型です。中国人観光客の爆買い人気で高まった評価が剥落し業績の低迷が株価を押し下げています。こうした事例はほとんどの株価低落銘柄に当てはまります。 老舗企業とは言っても業績を毎期高めていくのは至難の業です。東芝などもそうした業績向上へのあせりが悲惨な結果を生んでしまったと言えなくもありません。 こうした事例は水面下でどのような優良銘柄にも起きている可能性があります。 企業組織の内部に巣食うシロアリの -
■挑戦する業界トップ企業!設備投資と研究開発に積極的なトップメーカーで、低PER低PBRの配当優待企業を研究!!!石川臨太郎の有料メルマガ、好評配信中!!■
2017-03-16 18:22銘柄研究に最適な有料メルマガです!クオリティをぜひ体感してください。 今週配信の有料メルマガでは、生活に必要不可欠な製品のトップメーカーで、中核事業への設備投資に積極的で、研究開発推進に加え海外進出も古くから行っており、低PER低PBRで、高自己資本比率の配当優待企業を研究銘柄として掲載しています。 また、コラムでは、「米国株と比べ、為替が円高に進むと、内需企業の株価まで下げるような状況の日本株ですが、中小型株には業績の良さを評価されて、右肩上がりの上昇をスタートする企業が多くなってきたように感じられます。流動性が高いため一歩進んで二歩下がるような総合商社など大型株より、業績が良くなると着実に上昇する傾向が高い中小型株に分散で投資する方が有利だと判断しました。」と題し、市場の変化を反映して、当面の投資方針と戦略を設定する考え方を取り上げています。 さらに、優待がありながら底這いや下落 -
【お知らせ】炎のファンドマネージャー有料メルマガ第135号配信中!!
2017-03-14 16:29月曜日の億の近道で、18年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」最新号が3月13日に配信されました。 企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。【IPOを含めた注目銘柄満載!】 【3/13第135号では】 ■相場展望 ■炎の特別報告1:日経平均とその採用銘柄の株価水準及び注目銘柄 ■炎の注目銘柄コメント ■炎の特別報告2:ディスプレイ業界に新規に加わった新たな上場銘柄 ■今週のIPO銘柄 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/ → 申し込みフォーム http://goo.gl/ikAUu3 【3/6第134号を読む】 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓http://okuchika.net/?eid=6901 【3/13第135号 -
人のやらないことをやる
2017-03-14 16:25
差別化戦略として、人のやらないことをやる、というものがある。 ノーベル賞の受賞者のコメントは、いつも、こんな具合ではないでしょうか。 「人がやっていないことをやっただけです。好きなことをやり続けただけです」 と。 うちのチームも人がやっていない、という意味ではある程度、尖ったところがあるのでそれについて書きたい。 証券会社のアナリスの属性を調べると、文系が3分の2程度であった。 だから、理系のリサーチを採用するのはどうだろうか、と思い、そうしてきたこと。 製造業の製品の分析をできるだけ深く行う。 レポートは200ページ!!になることもある。 また、CMAやCFAの資格、そして、MBA、経済、経営、統計という領域がファイナンスとは相性がよいのであろう。 だが、そういう分野は競争力のある方々が多い。 そこでまともに勝負して差別化できるとは思えない。 そこで、哲学(修士1人)、芸術(元プロ
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